赤レンガ倉庫で開催された「第9回 日本酒蔵元サミット」はどんな感じ?
ココがキニナル!
2011年9月25日(日)開催予定の日本酒蔵元サミットが気になります。どんなイベントなんでしょうか、是非調査をお願いします。(tknyamaさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
39の酒蔵が集まる日本酒の大イベントでした。しかし、利き酒風の固いものではなく、女性の参加者も多いカジュアルな雰囲気でした。
ライター:吉田 忍
秋になると日本酒が飲みたくなる・・・。
豊穣の秋、食の秋。
食中酒というと、ワインを想像する方も多いかもしれないが、和食の繊細な味に合うのはやはり日本酒だと思う。
地酒ブームからもう久しいが、その後も日本酒はそれぞれの蔵で創意工夫が行われ、より洗練され、また個性的なものも多くなっている。
そんな日本酒の味を飲み比べられる「第9回 日本蔵元サミット」が25日、赤レンガ倉庫1号館3階フロアで開催された。
さわやかな秋空の下、赤レンガ倉庫で日本蔵元サミットが行われた
利き酒会のような厳めしいものではなく、参加料2600円で好きなだけ飲めて、おつまみや酒器を持ち込んでも良いというお気軽な試飲会。女性や日本酒初心者の参加も多い。
また、杜氏の方が自ら来られている蔵もあり、お話を伺うこともできるという、日本酒好きには滅多にないチャンスでもある。
39の酒蔵が参加、入場者は1500名という大イベント
杜氏さんの説明を聞きながら試飲できる
そこで、今回参加している蔵元の一部をご紹介したい。
八戸酒造(株) 青森県
「むつほまれ」「華吹雪」などの地元の米を使い、水は地元の名水「蟹沢の水」。
港町八戸はイカの水揚げが日本一。イカを代表とする新鮮な海の幸に合うお酒だとのお話。
夜の海に輝く漁り火がラベルの「八仙いさり火」がおすすめ
(株)新澤酒造店 宮城県
料理の味をリセットして、ひとくちごとに新鮮な味わいを楽しめる酒にするために、味と香りを抑えめに、糖分を控えめにしているという。ジャージーミルクを使ったヨーグルト酒は日本酒ではないけれど、どんなヨーグルトドリンクよりもおいしいと女性の評価は抜群。
おすすめの「伯楽星」と「超濃厚ヨーグルト酒」
(株)辻善兵衛商店 栃木県
水がきれいで有名な栃木県真岡で300年続く酒蔵。
16代目杜氏、辻寛之さんは自分の名前を付けた自信作を持って出展。
「酔い心地が良い酒が理想。みんなで楽しく飲めて、雰囲気を良くする酒を造りたい」と。
「手間を惜しまず、できることを全てやりつくした酒です」と語る辻寛之さん
(株)武勇 茨城県
200mの井戸から汲んだ超軟水を使用しているので、お米の味を充分に引き出す。
フルーティさはあえて抑え、香りはふくよか。
しっかりした味なので、味噌を使った料理やあんこう鍋などで味わって欲しいとのこと。
また、地元の小学5年生を招いて、米作りから酒造りまでの体験学習を行っている。
10年後、その子どもたちが20歳になったとき、その時に造ったお酒をプレゼントするという。
杜氏の高橋寛さん。おすすめは社長の奥さんの名前をとった「和(なごやか)」
親子でワクワク酒米づくり!!と印刷されている