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ココがキニナル!

黄金町にあった『ちょんの間』街って、今はどうなっているんですか? 売春婦は一掃されたのですか?(まさとしさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

現時点で売春婦は追い出され、空き店舗の再利用が図られているけれど、解決すべき問題はかなり根深い。

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2011年02月24日

ライター:木全 圭

春をひさぐ女性たちが大挙していた町

「オニーサン、アソビ? ヨッテッテヨ」
「サムイデショ。ワタシモサムイ。ナカデアッタマロー」

平戸桜木道路と大岡川に挟まれた一角、初黄(初音町と黄金町の総称)・日ノ出町地区には、少し前までそんな誘い文句を投げてくる女性が大勢居た。彼女らが立つのは、赤い照明に彩られた間口2m足らずの店先。

それが通称「ちょんの間」である。

ちょんの間は、戦後の混乱期を契機に、全国の主だった歓楽街に出没し始めた風俗店だ。その出自は、売春防止法施行前でいう青線(許可されていない売買春街)に属するものがほとんど。

ゆえに、外観は呑み屋や小料理屋、旅館を装っていて、営業の届出もそのように為されている。新聞やニュースで「特殊飲食店」「小規模店舗」などと呼ばれているのは、こういった事情によるものだ。
 


誘蛾灯のような照明がちょんの間の目印。その下で女性が
通行人を誘う(画像提供:『俺の旅』編集部/ミリオン出版)


もちろん、今現在は完全な違法風俗店である。

しかし、全国的にいまだしぶとく現存している業種で、年齢を問わず愛好者も多い。「ちょんの間で初体験を迎えた」という話も、地方ではよく耳にする。

なかでも横浜のちょんの間街は、大阪・飛田新地、沖縄・真栄原社交街と共に「三大ちょんの間街」に挙げられていたほどの名所であった。
 


横浜のちょんの間街(ピンク)は大岡川沿いに存在
生活道路とは思えぬ路地(青い線)も多かった

 

加速する多国籍化 夜が深まっても狂騒は続く

情事の時間はわずか20~30分、料金の相場は1万円。
店頭に立つ女性と直接交渉し、カウンター席の奥または階上の座敷へと案内される。

早朝に売れ残った女性だと値切りも可能だったことから、街の喧噪は日の出直後まで続いていた。
 


座敷は布団を敷くだけで精一杯の広さ

 
『消えた横浜娼婦たち』(檀原照和著/データハウス刊行)によれば、女性たちは、昔は日本人がほとんどだったという。

が、バブル景気の波に乗って、昭和50年代には台湾から、60年代にはタイやフィリピンからの出稼ぎ組が増え始めて以降、中国、韓国、さらには南米や東欧からの女性が街を席巻するようになる。

日本人女性が川向こうの曙町へ・・・
つまり、より安全で稼ぎの安定した合法風俗街に流出したことも、この変遷の要因だ。
 


かつてこの大岡川の西岸は、まさに不夜城の様相だった



 
前代未聞の完全包囲網で街から人影が消えた夜

伊勢佐木警察署歓楽街総合対策本部の担当官にうかがったところ、15年程前、最盛期の店舗数は250軒強。

1店舗には1~3人の女性が待機していて、8時間交代で24時間営業していたと言うから、単純計算でも1,000人以上の売春婦が居たと推測される。

ちなみに2000(平成12)年時点での初音町と黄金町の人口は約1,100人。つまり、ちょんの間が存在した当時、街に居た2,000人超のうち約半数が外国人売春婦だったという計算になる。
 


通称「パフィー通り」には、文字通りちょんの間が軒を連ねていた


 

 

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