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お好み焼きバーガーが復活?新生「ドムドムハンバーガー」をレポート

ココがキニナル!

ドムドムハンバーガーがダイエー傘下から離れ、店舗数も縮小となるそうです。はまれぽ調査エリアで今ドムドムのハンバーガーが食べられるのはどこですか? 調査をお願いします(羽後人さん)

はまれぽ調査結果!

はまれぽ調査エリアでドムドムハンバーガーが食べられるところは、横浜市で3店、相模原市で1店の計4店舗

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ライター:小林真由美

事業を受け継いだのは、厚木にある企業だった

数あるハンバーガーチェーンの中で、1970(昭和45)年に日本で最初に誕生したのが、この「ドムドムハンバーガー」である。主にダイエーなどのフードコート内で展開され、個性的なメニューの数々は幅広い年齢層に親しまれてきた。しかし近年は店舗の閉鎖が相次ぎ、その味を楽しむ機会も減ってしまった。

 

9月30日に新ロゴが発表された。“どむぞう”くんは健在!
 

そんなドムドムハンバーガーが、ダイエーの子会社であるオレンジフードコートから、厚木市に本社を構える「レンブラントホールディングス」に2017(平成29)年7月1日に事業譲渡されたという。神奈川の企業ということで、はまれぽとしても直接話を聞いてみたいところ。さっそく取材に行ってきた!

 

オフィスのある厚木アクストは神奈川県央のランドマーク的存在
 

26階建ての14階がオフィス
 

こちらが総合受付
 

お話しを聞かせてくださったのは、株式会社レンブラントホールディングス経営企画部次長の竹内秀樹(たけうち・ひでき)さん、株式会社ドムドムフードサービス営業部長の上田浩之(うえだ・ひろゆき)さん、株式会社レンブラントホールディングス運営推進部広報課の近藤彰(こんどう・あきら)さん。

 

右から竹内さん、上田さん、近藤さん。新生ドムドムのパネルを囲み笑顔でパチリ!
 

 
 

日本初のハンバーガーチェーン

まずは、オレンジフードコートにて営業部に在籍し、関西エリアで店長経験も持つ上田さんにドムドムハンバーガーの歴史をお聞きする。

1960年代に「これからはハンバーガーの時代だ」と感じたダイエー創業者の中内功(なかうち・いさお)氏が、米マクドナルドと合併会社を設立したが、日本での事業展開には至らなかった。それでもハンバーガーにこだわった中内氏は独自の研究を続け、1970(昭和45)年2月に日本初のハンバーガーチェーンとなるドムドムハンバーガーを誕生させる。

 

「日本初のハンバーガーチェーンって意外と知られていないですよね」と上田さん
 

フードコートの中でも圧倒的な存在感を見せるドムドムハンバーガーであったが、1990年代半ば以降、ダイエーの経営不振に伴い、店舗数も徐々に減っていくことになる。「もちろんダイエーの影響だけではないですね。このころからさまざまな競合店が出てきました」と上田さん。

そして2017(平成29)年5月、株式会社レンブラントホールディングスは、ドムドムハンバーガーを運営していた株式会社オレンジフードコートから、ドムドムハンバーガー55店舗のうち36店舗を譲り受けることを発表。7月1日より株式会社ドムドムフードサービスを設立し、新生ドムドムハンバーガーが誕生した。



ホテル業のノウハウを生かして

そんなレンブラントホールディングスとは、どんな会社なのだろうか?
2011(平成23)年4月に「レンブラントホテル厚木」をオープンさせ、現在では国内にシティホテルを4施設、ビジネスホテルを3施設、海外にもリゾートホテルを1施設運営している。現在はホテル事業にとどまらず、ゴルフ事業・不動産事業・再生事業をおこなっている。

 

ドムドムフードサービスは、再生事業・飲食事業として加わった(レンブラントホールディングスHPより)
 

新生ドムドムハンバーガーとしては、今後どのような展開を考えているのだろうか。

譲りうけた36店舗については、よりお客様に足を運んでいただけるよう、提供スピードの見直しや店内のリニューアルなどを早急に進めていくそう。

さらに、はまれぽ調査エリアでドムドムハンバーガーが食べられる店舗を聞いてみたところ、相模原の「ダイエー上溝店」内にある「ドムドムハンバーガー」、横浜市内では「ダイエー三ツ境店」「イオン金沢八景店」内にある「ドムドムハンバーガー」と、「イオン戸塚店」内にある「ドムドムハンバーガー(ディーンズバーガー)」の計4店舗とのことだった。

 

新生ドムドムへの想いを語っていただいた竹内さん
 

また、キニナル新店舗の計画についても聞いてみた。

「2018年3月期に2店舗を目標として進めています。厚木ぐらいの都市規模で探しているところです。出店していかないとドムドムの復活にはならないですからね」と竹内さん。
ぜひとも、はまれぽ調査エリア内も候補地に・・・お願いします!

そんな中、新たな展開として注目を集めたのが、2017年(平成29)7月のサービス開始と同時に開設したSNSでの「第1回復活メニュー決定戦」。エントリーされた商品のうち、最も投票数が多かったものがメニューに復活するというもの。ここには、新生ドムドムハンバーガーを担う竹内さんたちの強い想いも込められているそう。

 

果たしてどれが1位になるのか?(ドムドムフードサービスHPより)
 

「経営が変わったからといって、いきなり高級バーガーを出し始めると、お客様は不安ですよね。そこは裏切らず、きちんとドムドムらしいハンバーガーを提供していきたい。この復活戦は、私たちの意思表示でもありますね」と竹内さん。

確かに今回の事業譲渡により、「ドムドムは変わってしまうのか?」と不安に思った人も多いはず。新生ドムドムハンバーガーの「お客様に支持されている味は変えません」という意志、確かに強く感じます!

さらに9月1日からは、ドムドムの伝説とも言われたメニューがいち早く復活! その味を堪能したいと願う食いしん坊ライター小林。

 

新商品も復活メニューもキニナル~!(ドムドムフードサービスHPより)
 

もちろん、店舗の様子もシッカリ調査するために、相模原にあるドムドムハンバーガー上溝店にお邪魔することにした。