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「3位から日本一」へ! 2017年横浜DeNAベイスターズ、シーズン最終戦をレポート!

ココがキニナル!

10月4日に横浜スタジアムで行われた横浜DeNAベイスターズのレギュラーシーズン最終戦。セレモニーも含め、当日の様子は?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

最終戦を勝利で飾ったラミレス監督が阪神、広島を倒して横浜スタジアムに帰ってくることをファンに約束。映像と花火のセレモニーも大盛況

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ライター:田中 大輔

勝率5割2分9厘。貯金8。

シーズン終盤のつばぜり合いを制し、昨シーズンに続く2度目のクライマックス・シリーズ(CS)進出を決めた、2017年の横浜DeNAベイスターズ。

球団史上初のCS進出を果たした昨季、実は借金2でシーズンを終えたチームだったが、今季は2001(平成13)年以来、16年ぶりの勝率5割以上を達成。復活の歴史にまたひとつ、華を添えた。
 


シーズン勝ち越しにご満悦(?)のスターマン
 

10月14日からの阪神甲子園球場、それに勝つことでつながる同月18日からのマツダスタジアムと続くCSの舞台を前に、10月4日、レギュラーシーズンの最終戦が横浜スタジアムで行われた。



今年も観客動員新記録!



シーズン終盤、2位を行く阪神タイガースを追いかけつつ、下から迫る読売ジャイアンツとのCS出場ライン攻防戦を繰り広げたDeNAベイスターズは、9月から「OUR TIME IS N.O.W.(すべてはこのときのために)」という新スローガンを掲げた。
 


新しい合言葉を胸に、最後の戦いへ
 

そのもとでジャイアンツとの熾烈(しれつ)な3位争いを制したチームの最終戦とあって、この日も満員札止めの超満員。2万7807人のファンがハマスタに詰め掛けた。
 


スタジアムの外も多くのファンが集まり、寒さに負けない熱気
 

数字の話で言うと、今季の主催試合71試合での観客動員数は197万9446人で、過去最高だった昨年の193万9146人を上回った。1試合の平均動員数も昨年比103.5%と上昇し、大入り満員回数63回、チケット完売38回はいずれも新記録となった。

DeNA体制となって以降、チームが強くなるのと比例するように増えたファンの数。いやはや今や球界屈指の人気球団にまで成長しているわけだ。



去りゆく選手のファンは



多くのファンが訪れ、華やかな雰囲気のハマスタだが、この時期は選手の去就の話題も飛び出す時期だ。

最終戦から一夜明けた10月5日、球団からは横浜DeNAベイスターズ初代開幕投手を務めた高崎健太郎(たかさき・けんたろう)投手の引退をはじめ、大原慎司(おおはら・しんじ)投手、山崎憲晴(やまざき・のりはる)選手、下園辰哉(しもぞの・たつや)選手といった生え抜き選手が来季の戦力構想から外れているとの発表があった。

ハマスタにも、彼らの背番号をつけたユニホームを着たファンがチラホラ。複雑な胸の内を聞いた。
 


初めて買ったユニホームが山崎選手の「0番」だったという女性ファン
 

山崎選手の守備の良さにひかれてファンになったという女性は、「若い選手も活躍し出してきたし、正直ちょっと予想はしていました」とのこと。「横浜に(指導者として)残ってもらいたい気持ちもあるけど、野球選手ですし。まだやりたいでしょう。もう一回活躍してほしい」と話してくれた。

下園選手のユニホームを着た女性ファンも、引退ではなく他球団での再起を望んでいる。

「でも、できればパ・リーグに行ってほしい。同じリーグだと複雑なので・・・」と横浜との直接対決の少ないチームで頑張ってほしい様子。
 


直筆サイン入りのユニホームで観戦した下園ファン
 

「出場機会を増やしてほしい。他球団に行っても、個人的に応援し続けたい」と思いを聞かせてくれた。