お正月の特番もひと段落して、新しい連続ドラマが始まると、「新年」から「日常」がはじまったんだなーと実感する。1クールごとに切り替わる番組は、移り行く季節のバロメーターになっているのかも。

前回のロケ地巡りでは『奥様は、取り扱い注意』『今からあなたを脅迫します』のロケ地を紹介したが、ほかにも横浜をロケ地にした舞台はたくさん！
今回は「冬ドラマvol.2」として、そんなスポットを紹介していく。



1.神奈川県立がんセンター（旭区中尾）

「出産」をテーマに、産婦人科医の主人公「鴻鳥サクラ（綾野剛）」を中心とした医療従事者と患者との人間ドラマを描いた『コウノドリ』。人気コミックを原作に、2015（平成27）年に大好評を博したドラマの続編だ。

主人公らの勤務先で、物語の舞台となる「ペルソナ総合医療センター」は、神奈川県立がんセンターで撮影が行われた。
　

綾野剛と星野源がここに！

　
一方、医療センターの中庭や屋上は、綾瀬市役所が撮影現場だったようだ。



2.横浜市立大学医学部附属病院（金沢区福浦）

人材不足に悩む新生児科部長の「今橋貴之（大森南朋）」が医師の派遣を相談しに行った病院も、横浜市内が舞台となっている。

　

作中の『開堂医科大学病院』がこちら
　

南区の神奈川県立こども医療センターも「堂島こども総合病院」として登場していた。

毎週さまざまな事情を抱えた患者や家族が登場し、共感することもあれば、「それってどうなの！？」と反発することも。それでも、それぞれが自分の答えを見つけて命の誕生に向き合う姿は、涙なしに見ることができなかった。



3．旧第一銀行横浜支店（中区本町）

『コウノドリ』と同じく医療ドラマだが方向性ががらりと変わるのが、『ドクターX～外科医・大門未知子～』。
こちらも人気ドラマの続編で、2017（平成29）年は第5弾が放送された。権謀術数渦巻く大学病院の中で、フリーランスの「失敗しない」外科医・大門未知子（米倉涼子）の活躍を描く。

未知子を敵視する日本医療界のトップ「日本医師倶楽部」の外観は、YCCヨコハマ創造都市センターの旧第一銀行横浜支店。
　

いわば「敵の拠点」。風格がぴったり！？

　


4.ホテルニューグランド（中区山下町）

営業マンの主人公「鳴海涼介（櫻井翔）」が私立高校の校長として奮闘する『先に生まれただけの僕』。学校などの主なロケ地は東京都だが、一部は横浜も舞台に。

ホテルニューグランドホテルでは、涼介の恋人「松原聡子（多部未華子）」が登場。学校現場で忙しくする涼介との心の距離を表現した。
　

聡子の滞在する「ロンドンのホテル」として登場

　
ビジネスライクながらも真っ当な正論で問題と向き合う姿が印象的なドラマ。学生時代、こんな校長に出会いたかった！？