山下町に残る「半端な塀」の不思議。旧居留地の「シルク通り」には何がある?
ココがキニナル!
中区山下町91番地に半端に残された塀が。「イタリア系蚕種・生糸輸出商社デローロ商会の所在地」と書かれており、通りの名前はシルク通り。昔はシルクロードだった?(Dixhuitさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
デローロ商会は、山下町の旧外国人居留地で最も古く、長く存在していた外国商社。その塀は当時の建築の面影を残す唯一の遺構だった
ライター:はまれぽ編集部
山下町のシルク通りに、「半端な塀」が残されているという。敷地の境界を示す塀は、当然ながら半端な長さでは用をなさない。なんというか、シュールな光景になっていそうだ。
早速、現場の様子を確認してみた。
「シルク通り」とは、赤線の裏通りを指す(Googlemapより)
みなとみらい線日本大通り駅から少し歩くとすぐにシルク通りに到着する。
さて、問題の塀はどのあたりだろう。それほど長くはない通りを進んでいくと、マンションの前に忽然とその姿を現した。
なんでもない通りに見えるが、写真右側に注目すると・・・
こちらの塀は明らかに「本物」の雰囲気
こちらの塀が「デローロ商会」の跡地で間違いないようだ。
住所は山下町91番地。旧横浜居留地から番地を引き継いでいる
いったいこの塀はなんなのだろう?