横須賀と『ワンピース』のコラボ!猿島をルフィたちがジャック!
ココがキニナル!
麦わらの一味が、東京湾唯一の自然島・猿島をジャック! この夏限定のイベント「宴島2019 モンキー・D・ルフィ島」ってどんな感じ?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
ルフィにゾロ、ナミにチョッパー、〝麦わらの一味〟が島内に勢ぞろい。『ワンピース』とコラボした猿島は、今なお要塞跡が残り、このコラボで一層冒険気分が盛りあがる。
ライター:のなかあき子
この夏、3年ぶりに新作映画が公開となる『ワンピース』。2019年7月8日(月)〜10月20日(日)の期間限定で、横須賀市×京急×ワンピースとのコラボイベントが開催されており、 東京湾唯一の無人島・猿島が今夏限定で「モンキー・D・ルフィ島」になっているという。
©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
猿島といえば、BBQや海水浴(夏季)が楽しめる近年人気のスポット。しかし幕末から太平洋戦争までは、東京湾の防衛拠点を担っていた。今なお当時の兵舎や砲台跡などが残されている「要塞系リゾートアイランド」なのだ。要塞島と人気アニメーションのコラボ、いったいどんな状況になっているのか、早速島へ乗り込むことにした。
要塞系リゾートアイランドへ出発!
猿島の最寄駅は京急線「横須賀中央駅」。新作映画の劇場版『ONE PIECE STAMPEDE(ワンピース スタンピード)』にちなみ「横スタンピード中央駅」になっていた。
すでに駅がジャックされていた
アーケードも『ワンピース』コラボ仕様
コラボとは関係ないけどキニナル店発見!
〝麦わらの一味〟のナワバリとなった横須賀の町を歩くこと約10分、猿島航路がある三笠桟橋に到着した。
秘境感溢れる猿島の写真
チケット売り場。出航時間が近づいてきた
乗船チケットはイベント限定デザイン!
クールな「シーフレンドゼロ」号で向かう
三笠桟橋を出航して約10分で、横須賀沖1.7kmのところに浮かぶ猿島に到着する。非常に短い船旅だが、船に乗るだけでも気分がアガってくる。
船室にはルフィやチョッパー!
あの歴史的人物も目をつけた猿島
出港すると、ルフィ&ナミによるアナウンスが流れてきた。船のどこかにルフィが隠れているような気分!この日の乗船者には学生と大人、訪日外国人が多かった。夏休み前の平日ということもあり、大人の『ワンピース』ファンで賑わっていた。桟橋を離れ、凪いだ海を船は進む。波が高い日は、なかなかスリリングな航路なのではないだろうか。
東京湾にぽっかり浮かぶ、緑に包まれた猿島
高低差のあまりない島が、沖合に浮かんでいる。標高は一番高いところで約40m。周囲は1.6kmと、徒歩で回れるサイズの島だ。
さて、この猿島、ルフィたち〝麦わらの一味〟のナワバリになる前、誰もが知っている大物外国人も目をつけていた。遡ること166年前(!)、幕末の1853年にペリー率いる黒船が浦賀に来航した際に、ペリーは東京湾に浮かぶ小島を発見し、たいそう気に入ったという。それがまさに猿島だった。
当時すでに猿島には、江戸幕府の軍事拠点として大砲が据えられていたが、ペリー作成の海図には、猿島の位置に「ペリーアイランド」と記されているという。よほど気に入ってしまったのだろう、ペリーは勝手に自分の名前をつけてしまったのだ。ルフィたち〝麦わらの一味〟が目をつけるのも無理はない。
アニメの世界に出てきそうな島
潮風を受けながら船の揺れに身を任せていると、島があっという間に迫ってきた。岩場と濃いジャングル感。現実離れした雰囲気だ。
宴島「モンキー・D・ルフィ島」上陸!
〝麦わらの一味〟たちが待ち受けていた!
いよいよ猿島上陸。桟橋を渡りきったところにある管理棟の前で、早速ルフィが出迎えてくれた。このようなフィギュアがあちこちにあるという。
ルフィだ! 画像の左端をよーく見ると・・・
グルグル眉毛がチャームポイントのコック・サンジも発見!
レストランの「オーシャンズ・キッチン」の前には、料理人サンジが立っていた。これは寄っていくしかないよね。
この夏限定の『ワンピース』コラボメニューの数々
コラボメニューの中で、気になったのが「サンジのじゃがいもパイユ」。マンガの中でサンジがナミに作ってあげた料理だ。パイユとはフランス語で「麦わら」を意味する言葉で、細切りのじゃがいもを油で揚げたもので、マンガの中ではみんなが「パリパリサクサク」音を立てながら食べていたっけ。
私も〜・・・ということで実食!
サンジのじゃがいもパイユ/600円(税込・以下同)
ポテトは細切りではなく、通常のフライドポテトサイズ。いくつかの塊になっており、そこにトロッとチーズがトッピングされている。しっかり揚げられ、ナイス食感&ボリューミー。カリカリしておいしいが、麦わらという感じではない。マンガの中でウソップが、自分が仕留めた「100mの大怪獣パイユのしっぽの肉」だと言い聞かせながら食べていたが・・・麦わらよりそっちに近いイメージかも?
そうそう、桟橋脇にはウソップもいた
ちょうど海水浴シーズンも始まっていた。BBQに必要な機材&道具のレンタルショップもあり(要予約)、食材だけ持っていけば気軽にBBQも楽しめるようだ。至れり尽くせりのリゾートアイランドである。戦いが終わるごとに「宴」を繰り広げる麦わらの一味。猿島は、宴のロケーションとして最高の場所じゃないだろうか。
童心に帰った男子学生が波打ち際ではしゃいでいた
『ワンピース』デジタルスタンプラリーも開催
3階建ての管理棟のあちこちに、〝麦わらの一味〟の姿があった。
剣士のロロノア・ゾロ!
航海士、ナミ!
考古学者のニコ・ロビン!
音楽家のブルック!
白馬のキャベンディッシュ!
ルフィに憧れるバルトロメオ&ゴーイングルフィセンパイ号!
島内ではスマホを利用したデジタルスタンプラリーも楽しめる。専用アプリ「COCOAR2」をダウンロードし、島内各所にあるマーカーにスマホを近づけるとスタンプGET。キャラ入りの楽しい写真を撮影することができるのだ。
一例としてサンジにスマホを近づけると
こんな写真を撮れるのだ!
と、麦わらの一味の撮影を一通り楽しんだが……なにか足りない?そうだ、チョッパー&フランキーがいないじゃないか。