藤沢駅前にある「カレーショップシュクリア」、何千倍の辛さでも料金は一緒?
ココがキニナル!
藤沢駅前のカレーショップ「シュクリア」は辛さを何千倍(!?)に増やしても値段が同じという噂ですが、本当でしょうか?(スさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
本当です。毎回1,000度を頼む常連さんもいれば、過去最高では5,000度のカレーを食べていった方もいたそうです。料金は通常のものと変わりません。
ライター:河野 哲弥
ボリュームと辛さで有名なカレーの老舗
JR東海道線藤沢駅北口にあるカレーの有名店「カレーショップシュクリア」。TVKをはじめ、FMヨコハマや各雑誌などでもたびたび紹介され、藤沢市民なら、一度はその名前を耳にしたことがあるのではないだろうか。
一見、見過ごしてしまいそうな店舗外観
そんな同店では、ご飯のボリュームもさることながら、1,000という単位の辛さにもチャレンジ可能らしい。それなのに料金は変わらないという。はたして本当だろうか。
このウワサを確認すべく、同店を訪ねてみた。
カウンタースタイルにこだわる、こぢんまりとした店内
対応いただいたのは、店長の吉田松子さんと、その甥にあたる野田直希(なおき)さん。店内はカウンターのみとなっているため、おふたりだけで店舗を切り盛りしているという。
野田さん(左)と、吉田さん(右)
まずは、お店の歴史から伺ってみよう。
同店がオープンしたのは1970(昭和45)年のこと。今はなき丸井藤沢店の地下で、吉田松子さんの兄(故人)がオーナーとなり、その奥さんが店舗を運営することになった。
10脚余りの、現在の店内の様子
なぜカレー店にしたのか聞いてみたところ、「当時、カレーは家で食べるものだったが、専門店があってもいいのではないか」と考えたからなのだそうだ。また、回転率が高そうだという狙いもあったと話す。
ちなみに店名の「シュクリア」とは、カレーを主食とするモルディブ共和国で、「ありがとう」を意味する言葉なのだそうだ。
店内には、当時のお客さんが書いた色紙が大切に飾ってある
亡き兄に代わり、吉田松子さんがオーナー兼店長となったのは、2005(平成17)年から。しかし、皮肉にも翌年、丸井藤沢店は閉店してしまう。そこで、LUMINE藤沢店に移転し営業を続けていたが、現在の場所に空きが出たのを期に、2008(平成20)年に再移転。
創業当時から、こぢんまりとしたカウンタースタイルでの営業を続けていたそうだが、まさにピッタリの場所が見つかったという訳だ。
さて、そんな同店の歴史が分かったところで、いよいよ名物カレーをいただいてみることにしよう。