GWも飲める野毛周辺の「穴場」スポットを教えて!
ココがキニナル!
ゴールデンウイークの野毛は休む店が多し。福富町の「福富町パラダイス」と野毛の「とり鳥」をはしご酒。
ライター:ほしば あずみ
弁解じみた出だし
毎年ゴールデンウイークはあらゆるおでかけ情報が氾濫し、世の人々がこぞって出かける。有名なおでかけスポットが無数にある横浜で、この連休中にあえて、みなとみらいでも元町・中華街でもないエアポケットはないものか。そこで世の喧騒を忘れて飲んだりできないものか。こんな時こそ野毛でないだろうか。そうだ野毛に行こう。
せっかくだから穴場的な店を紹介したいと、日ごろから野毛で飲み歩いている酒飲みや野毛大道芸でおなじみの芸人さんらに事前リサーチ。すると・・・
「はなみち」、「珍獣屋」、「リーゼント居酒屋『酒蔵けんちゃん』」・・・すでにはまれぽでも紹介済みの店の名前ばかりが次々あがってきた。
「野毛」で記事を検索した結果232件。思えばずいぶん色々紹介してきた・・・
ゴールデンウイークというただでさえ混む時期に、自分のとっておきのお店は秘密にしておきたいという心理が働くのか。仕方がない、野毛のお店のことは野毛のお店の人に聞いてみよう。
2階のピエロの絵と、ドアの上のウッドベース(本物)が目印
訪ねたのは1989(平成元)年にオープンした横浜最古のベルギービールバー「Le Temps Perdu(ル タンペルデュ)」。以前、「野毛のサーカス用具専門店には何が売ってる?」でお世話になったオーナーのIKUO三橋さんは、野毛大道芸フェスティバルの仕掛け人で初代プロデューサーだ。ぜひ、ベルギービールを飲みつつ、おすすめのお店を聞いてみたい。
酒飲みの琴線にふれるキャッチコピーである
ベルギービールの定番、白ビールことヒューガルデン・ホワイト(900円)
18時~19時は、ハッピーアワーでヒューガルデン・ホワイト、レフ・ブラウン、エビス、ベルビュー・クリークの4種類の生ビールが200円引きになる。
そのほか40種類ほどのお酒が、タンのデミグラスソースなど500円からの食事と一緒に楽しめる。
ずらりと並ぶベルギービールたち
「ゴールデンウイークかあ。うちも店を休んじゃうんだよ」とIKUO三橋さん
え! 休み・・・?
「少し前に連休とることに決めちゃった。もっと早く来てくれたら開けてたかもしれないよ」と気さくなIKUO三橋さん。本当かどうかはともかくお気持ちが嬉しい。
「このあたりの店は、わりと日曜定休、月曜定休というお店はカレンダーどおり休むね。ゴールデンウィークだからといって特別なことはしないよ」と三橋さん。
そう、実は事前リサーチでもここぞと思う店はあっても、日曜が定休であったり連休中は休みになったりで、ゴールデンウイークに紹介できないパターンがいくつもあった。
「穴場のお店って、どうすれば見つかりますか? 教えてください!」
IKUO三橋さんは言う。
「お店を探すなら、わりと新しい店も良いんじゃないかな。実際、僕も良く行くよ。古くからのお店には築き上げてきた良さがあるけど、新しいお店というのは、あえて野毛という街を選んで店を出しているわけだから、覚悟もあるし野毛に対する気持ちが大きい。だからメニューもちゃんとしたものを出すし、色々工夫しているよ」
なるほど確かに、「昔ながら」とか「老舗」のという居心地の良さを求めがちな野毛の酒場だが「新しい店」という視点もアリかもしれない。
週3、4回ジャズライブが開かれる(チャージなし、投げ銭制)
20時からのライブで忙しくなる前に店を出て、次の店を探す。