アプリまである? 横浜市のご当地体操「はまちゃん体操」ってなんだ?
ココがキニナル!
横浜のご当地体操「はまちゃん体操 座位編」がアプリで登場したそうです。「はまちゃん体操」も初耳でキニナル(やすしくんさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
市民の健康づくりを目的に横浜市体育協会が2006年に立位編、座位編、リズム編を制作。2013年3月にアプリで見ながら使える座位編の販売を始めた
ライター:はまれぽ編集部
はまちゃん体操とは?
ご当地キャラクターにご当地ヒーロー、ご当地アイドル・・・。数えれば枚挙にいとまがないが、世は空前の「ご当地」ブーム。
そんななか、横浜にも「ご当地体操」として、「はまちゃん体操」なるものが存在するらしい。取材中に負傷するなど、日ごろの運動不足が目立つ身としては、何とか体を動かさねば!
さっそく、はまちゃん体操を作成した横浜市体育協会(以下、市体協)に取材を申し込んだ。
横浜市体育協会のゆるキャラ「キャプテンわん」がお出迎え
お話を伺ったのは同協会健康づくり事業課の指導員で健康運動指導士の島袋裕一郎さんと指導員の吉元麻友美さん。
取材に応じてくれた(左から)島袋さんと吉元さん
島袋さんによると、はまちゃん体操ができたのは介護保険法が改正された2006(平成18)年。横浜市から高齢者が要介護状態になるのを防いだり、要介護状態の人が悪化したりするのを防ぎ、改善を図る「介護予防」を目的とした健康体操を作れないかという依頼があり、作成を始めた。
依頼を受け、市体協の健康運動指導士や理学療法士が監修し、身体機能の改善・向上を目的として関節運動やストレッチ、有酸素運動などを取り入れた運動を作った。
幅広い年代ができる、はまちゃん体操
当初のターゲットは主に高齢者だったが、運動前のストレッチなどにも適していることから、幅広い年代の人ができる内容になっている。
基本は投稿にあった「座位編」で、肩回しやもも上げなどトータル6分45秒の14行程からなるエクササイズで、そのほか、「立位編」と「リズム編」がある。
いずれも日常動作の基礎となる動きに必要な部位に負荷を加え、関節の拘縮予防や可動域の維持・拡大することが目的。
一つひとつの運動が介護予防に必要な目的がある
「立位編」は「座位編」で行う肩回しや前屈など14種類のエクササイズを立った状態でもできるようにアレンジしたもので、運動時間は同じ6分45秒。
「リズム編」は「座位編」より少し短く、「立位編」と同じ6分45秒のエクササイズで、14行程ある。「座位編」「立位編」の両方を習得した人向けの応用編で、ステップを取り入れたり、筋肉の使い方を意識したりするような内容になっていて、時間も少し長めの8分30秒ある。