アプリまである? 横浜市のご当地体操「はまちゃん体操」ってなんだ?
ココがキニナル!
横浜のご当地体操「はまちゃん体操 座位編」がアプリで登場したそうです。「はまちゃん体操」も初耳でキニナル(やすしくんさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
市民の健康づくりを目的に横浜市体育協会が2006年に立位編、座位編、リズム編を制作。2013年3月にアプリで見ながら使える座位編の販売を始めた
ライター:はまれぽ編集部
なぜアプリの開発を行ったのか
ここで投稿に戻ってアプリについて、担当開発者で市体育協会医科学員の持田尚(たかし)さんにお話を伺った。
アプリ開発担当の持田さん
市体協は、はまちゃん体操ができた当初から自宅で運動できるようにと、CD(300円)やDVD(1800円)、テキスト(500円)の販売を行ってきた。
市体協などで販売されている
持田さんによると、高齢者の健康づくりだけでなく、ビジネスマンや子育て世代が運動できるきっかけにしたいという思いから、持ち運びに便利なスマートフォン(多機能携帯電話)で、座りながらでもできる「座位編」の展開を始めたそう。
アプリは2013(平成25)年3月下旬に有料(300円)で販売を開始。これまで全キャリアで数十件ダウンロードされているという。
実際のアプリの画面
キャプテンわんも活躍
持田さんは「アプリを開発することで、トレーニングする人や機会を広げるためのプラットホームを整備したかった。今後は、はまちゃん体操とアプリの存在を広めていくことが重要」と話している。「長時間に及ぶ会議の休憩時間や椅子に座った姿勢が長く続く時に、一人でもできると思う」と活用場面を想定していて、実際にそういった場でも好評を得ているのだそう。
実際に、はまちゃん体操を体験してみる
はまちゃん体操の概要がわかったところで、島袋さんと吉元さんにお手本を見せてもらいながら、実際に体験してみた。
今回は指導を受けながらということで、アプリと同じ内容のDVDを見ながらの体験となった。
DVDを見ながら島袋さんの指導でスタート
はじめは手を握って指を折る運動から。
グーとパーを作って
肩を回す運動も
腹筋を意識して背中を丸める運動
ところが、ここで日ごろの運動不足がたたって・・・
持田さんにもお手伝いしてもらう結果に・・・
キックの運動でも・・・
足が思うように上がらない
ようやく様になってきた感じが
そして最後に深呼吸
島袋さんによると、「何かあってから始めるのでなく、年齢による体力低下を予防することが健康づくりの基本」という。
持田さんは「はまちゃん体操だけで十分な運動とは思っていないが、体を動かすきっかけにはなると思う。まずは市のイベントや継続して行っている施設訪問で認知度を広め、いずれは全市民が、はまちゃん体操ができるようになってくれれば」と話している。
取材を終えて
実際のはまちゃん体操「座位編」は画面の説明を見ながらゆっくりしたペースで進むのだが、かなり体を動かしているという感覚になる。
持田さんによると、ラジオ体操は全身運動であるのに対し、はまちゃん体操は一つ一つの動きが介護予防に必要な狙いを持った機能体操だという。
市のスポーツセンターでも体験できる機会があるそうなので、機会がある人健康維持のためにもはやってみてはいかがだろう?
―終わり―
横浜市体育協会 健康づくり事業課
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