商売繁盛を願う南区真金町・金比羅大鷲神社の「酉の市」、11月5日の「一の酉」の様子をレポート!
ココがキニナル!
例年盛り上がりを見せる、南区真金町・金比羅大鷲神社の「酉の市」。5日に開かれた「一の酉」の様子がキニナル(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
隣接する横浜橋通商店街まで含め、例年通りの大盛況! 「縁起熊手」は値引きしてくれることもあるが、差額を「ご祝儀」で渡すのが粋!
ライター:はまれぽ編集部
今年は「三の酉」まで!
横浜市南区真金町(まがねちょう)の横浜橋通商店街近くの金刀比羅大鷲神社(ことひらおおとりじんじゃ)で11月5日(木)、「酉(とり)の市」の「一の酉」が行われた。
大勢の参拝客でにぎわう金刀比羅大鷲神社
大鷲神社の創建は1872(明治5)年で、1877(明治10)年に現在地に移転。「酉の市」は開運や商売繁盛の神様として親しまれている金比羅大鷲神社の例大祭で、毎年11月の酉の日に行われ、1991(平成3)年には横浜市地域無形民俗文化財に指定された。
由緒ある神社なんです
神社の名前にある「鷲」の字から「鷲づかみ」という言葉にかけたことと、「福をかき集める」という縁起から熊手にワシの開運守りが付けられた「縁起熊手」は商売人だけでなく、一般の人にも広く親しまれている。
大小さまざまな熊手が並ぶ
熊でのサイズはさまざまで、小さいものでは3寸(約9cm)から尺8(=108寸〈“ひゃくはち”が転じたもの〉、約3.24メートル)、それ以上のものもある。値段は3寸が3000円程度で尺8は15万円前後のものが多い。
熊手の「表情」も一つ一つ違う
熊手を販売する商店に話を聞くと、客との会話の中で値下げをする場合もあるという。例えば15万円の熊手を10万円で、ということもあるが、その場合「今では少なくなったが、差額の5万円を“ご祝儀”として置いていくのが、昔ながらの粋な熊手の買い方」なのだそう。
そして、熊手を購入した場合、多くの店が商売繁盛や家内安全を祈願した「締め」をしてくれる。
「ヨヨヨイ」の心地よい掛け声が沿道に響き渡る
1957(昭和32)の結婚以来、毎年来ているという戸塚区の桑原幸三(くわはら・こうぞう)さん(85歳)と奥様(83歳)は「また来年もお酉さまに来られるようにと、健康をお祈りしました」とのこと。
なんと、桑原さんは現役の絵画講師。地区センターで週3回教えている
酉の市では午前11時から午後11時まで、お祭りには欠かせない屋台も数多く並ぶ。
屋台もお祭りの魅力の一つ!
はまれぽでも、お世話になっている狐狸庵さんも!
ダルマに
ヂ??? ゲ???
さらには、酉の市をはじめとする横浜市内の縁日には欠かせない、あの人も!
「100円おじさん」は今年も元気!
「帽子おじさん」にも久しぶりに遭遇!
金刀比羅大鷲神社は、横浜でも有数の商店街である横浜橋通商店街にも近いことから、酉の市の日は、いつにも増して商店街がにぎわう。
人! ヒト!! ひと!!!
お総菜の「栃木屋」さんも行列!
つきたてのお餅も!!
今年の「酉の市」は、11月5日(木)のほか、17日(火)に「二の酉」、29日(日)に「三の酉」が行われる。
取材を終えて
横浜で冬の訪れを告げる風物詩ともいえる「金比羅さまのお酉さん」。
縁起を「鷲づかみ」したい人、福をかき集めたい人、出店や商店街を楽しみたい人。どんな人でも楽しめると思うので、ぜひ足を運んでみてはいかが?
―終わり―
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駅馬車さん
2015年11月06日 10時59分
私は三の酉に行きます。でも行列するんだろうなぁ。
ushinさん
2015年11月06日 00時14分
早ぇーな!あの混雑の中ご苦労様でした!