日常生活を送るうえで、さまざまな疑問やトラブルが生じることってありませんか？
「教えて〇〇さん！」は、そんな疑問やトラブルの解決方法について、はまれぽがイチオシする専門家が分かりやすくアドバイスしてくれるコーナーです。
　

日常の疑問を分かりやすく解説！

　
第7回のテーマは「マイナンバーの導入による確定申告」について。

2月には確定申告の提出時期が訪れる。この時期、とくにフリーランスや自営業の方は手続きに大忙しだろう。さらに2016（平成28）年1月から本格的に導入された「マイナンバー制度」は今後の確定申告に関係してくるという。

2016年の年末調整、2017年の確定申告において今から大きな注目を集めているマイナンバー制度の導入による変更点。マイナンバーが導入されたことで確定申告はどう変わるのか。手続きの変更点や注意点などを聞いてみよう！



マイナンバーと確定申告・・・教えて！　税理士さん！

さっそくJR関内駅南口から徒歩2分、横浜東芝ビル4階の「北川孝税理士事務所」へ。
　

この看板と・・・
　

はまれぽステッカーが目印！

　
以前、教えて○○さんの第2回、マイナンバーの導入についてお話を伺った同事務所で、2016（平成28）年1月より本格的に始動となったマイナンバーと確定申告の関係について伺おう。
　

北川孝（きたがわ・たかし）先生（左）と深沢智仁（ふかざわ・ともひと）先生

　
まずは改めてマイナンバーについて伺った。
「端的に言えば日本に住民票がある人に番号をつける、ということです。これにより社会保障・税・災害対策の分野で国に地方公共団体の各機関が管理する個人情報の連携がスムーズになり、行政事務の効率化、行政手続の簡素化、不正受給の防止や本当に必要な方への支援に役立ちます」

続けて、確定申告とはなんでしょうか？　と問う。
「確定申告というのは、毎年1月1日から12月31日までの個人の所得・所得税を計算し、申告・納税する手続きのことです。会社員であれば会社が各従業員の代わりに一年間の給与所得と所得税額を計算してくれます、これが年末調整ですね。納税についても会社が従業員の給料から毎月税金を天引きして納付してくれていますので、何か特別な事情がなければご自分で確定申告する必要はありません。会社が代わりにやってくれない個人事業主は確定申告が必要になりますね」と深沢先生。