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【探訪】令和に生きる横浜の銭湯Vol.4 ―鶴見区矢向・冨士の湯―

【探訪】令和に生きる横浜の銭湯Vol.4 ―鶴見区矢向・冨士の湯―

ココがキニナル!

川崎市に隣接する横浜北部の住宅地・矢向。ここにもかつて6軒あった銭湯が今では2軒のみ。それでもどっこい生き抜く貴重な現場。横浜銭湯シリーズ第4弾は果たしてどんなところか?!(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

ちょっとのどかな雰囲気の南武線・矢向駅。この近くで昭和30年代から3代続く銭湯「冨士の湯」は、時代の変化を敏感にとらえた2代目の先見の明もあり、落ち着いた住宅地の中で今なお地道な営業を続けていた。

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ライター:結城靖博


川崎から南武線でわずか2駅の矢向(やこう)。横浜と川崎の境界に位置するこの閑静な住宅地に、若い主人が元気に経営する銭湯があると、横浜市浴場協同組合長・森田守(もりた・まもる)さんから教えていただいた。

シリーズで紹介してきたこれまでの銭湯とはちょっと違うタイプのようだ。さっそくそのお店「冨士の湯」を取材することにした。

矢向駅のホームの北端は川崎市幸(さいわい)区に属する




駅から「冨士の湯」までの道程をたどる




矢向駅は上りと下りのホームを跨線橋がつなぐ平屋の駅舎だ。



改札口はこの線路西側の駅舎にだけある



小さな駅前広場の1本のクスノキが目を引く


これは90年以上前の南武線開通時に植えられた記念樹のうち、唯一戦災を耐え抜いて蘇生した樹木だという。


矢向駅前の商店街


駅舎がこじんまりとしているわりには、商店街は店舗も多く活気がある。


商店街西側の駅に近い脇道を入ると



やがて徐々に民家が増えてくる



さらに進むと完全な住宅地。ここまでわずか数分



途中、玄関脇で大きなミドリガメを飼っている家などもあり


のどかな雰囲気に癒されつつ歩いていくと


やがて踏切に遭遇



これは貨物線の単線路。のどかさが一段と増す



この踏切を越えてすぐ左手に「冨士の湯」があった


駅からここまで、徒歩5分程度だ。


反対側からとらえた外観


「冨士の湯」は3階建てのビルの1階にあった。2、3階には賃貸マンション。そして、建物の横には5台分の駐車場も備えている。


正面からエントランスを臨む



玄関右隣りのコインランドリーの中



そしてのれんを潜ると・・・



建屋内の入り口はこんな感じ


「冨士の湯」の外観は、見ての通りとても整然としている。
ちなみに左側の銀色のボックスは貸ロッカーで、常連客らしき名札がついている場所もある。下足箱は右側の茶色いボックスだ。

では、店内を拝見するとしよう。



若き店主から聞いた「冨士の湯」の歴史と抱負






中に入ると、左手にロビーが広がる


ここは番台ではなくフロント形式の銭湯だ。


反対側から見たところ。右の扉が入り口


こうして見ると、店内もやはり整然として、清潔感に溢れている。


出迎えてくれたのは若き店主・坂秀一(さか・しゅういち)さん


今はまだ湯の仕込み中とのことで、準備ができるまでロビーのソファーで坂さんからじっくりお話を伺うことにした。


ロビーの休憩所もすっきりとしている


「冨士の湯」は1961(昭和36)年に秀一さんのおじいさんが開業した。したがって彼は3代目に当たる。

「もちろん最初は昔ながらの宮造りの建物だったんですよ」そう語る秀一さんは、その頃の貴重な写真を保管していた。



確かに見事な宮造りだ(写真提供:坂秀一氏)


1975(昭和50)年頃の写真だという。


もう1枚、別の角度から(写真提供:坂秀一氏)



近い角度からとらえた現在の写真


今も昔も通りの先に貨物線の踏切が見える。また、かつては隣りにお蕎麦屋さんがあったようだ。秀一さんが小学校低学年頃の風景だ。

子どもの頃の銭湯の様子をよく覚えているという。

「当時は大変なにぎわいでした。店を開けるとお客さんたちが待っていて、ガラガラになることはまずなかった。特に昭和40年代は銭湯業界のピークでしたから」

隆盛期の客層について尋ねると、「矢向は昔から住宅地で、大地主が所有するアパートが多かった。アパートの住人は京浜工業地帯の労働者層で、当時は風呂付のアパートなどありませんでしたから、彼らが仕事帰りに大勢来てくれたんです」という。



だが高度経済成長の終焉とともに工業地帯の労働者も減っていき、それに合わせてアパートも減少。代わりに増えてきたのが内風呂のあるマンションだ。


もちろん以前の建物は番台形式だった。その頃のエピソードを笑って話してくれた。

「自分も中学生ぐらいまで番台に入っていたんです。すると近所に住む同級生の女の子がお客として来たりする。女の子は私の顔を見るとすぐに出ていっちゃいますよ。そんなことがあるから、番台に座るのは嫌でしたね」

「冨士の湯」がビルに変わり、店内もフロント形式になったのは、1983(昭和58)年のこと。秀一さんの父・2代目店主が思い切って建て替えを決断した。



今は看板も現代風で親しみやすい

「もともと矢向には6軒銭湯がありましたが、うちが建て替えを考え始めた昭和50年代頃から徐々に減っていき、今ではうちともう1軒の、たった2軒だけになってしまいました」

現在の「冨士の湯」の客層については、「今はもう工業地帯の現役の労働者たちが減って、いわば、かつてそういう立場でそのまま矢向に住み続けているような地元のお年寄りがほとんど」だという。その7割以上が男性客だそうだ。



ロビーのテーブルのちょっとした気遣いは女性的なのだが


2代目店主はすでに他界し、今は秀一さんのほかに先代の妻(つまり秀一さんの母)と秀一さんの奥さん、そして妹の4人で切り盛りしている。裏方の力仕事は秀一さんが中心、フロントの接客など表の仕事は3人の女性陣が中心に行っている。店内の細やかなセンスは、女性陣の多さによるものかもしれない。

「せっかく父が遺してくれた店ですから、伝統を守りながら一人ひとりのお客さんを大事にして、あと30年は続けていきたい」という。



いよいよ、いざ浴場へ




秀一さんから力強い言葉をいただいた頃、湯の仕込みがそろそろ終わった。さっそく、肝心かなめの浴場を拝見させていただくことに。

今どきのスーパー銭湯ならいざ知らず、昔ながらの銭湯には珍しく露天風呂のある「冨士の湯」。とはいえ、片方の浴場にしかないため、男湯と女湯を日替わりにしている。露天風呂があるほうは、奇数日が男湯、偶数日が女湯。そして取材したその日は偶数日。ガーン!何たる確認不足。筆者、男なので露天風呂に入れない。



向かって右側の浴場に露天風呂がある


まずは、開店したら入れなくなる右側ののれんを潜ることにした。


脱衣所は用途に特化した、いたってシンプルなレイアウト



でも、清潔感が心地よい



扉の向こうに銭湯絵がチラリ



浴場に入ると、それは見事な富士山だった


ただし、この絵はタイル絵だ。これまでのシリーズの取材で銭湯絵の描き替えに腐心している店主のお話を聞いていたので、「これはこれで賢明な選択だ」と思った。こんなところにも先代の知恵を感じる。

浴槽を左から順に一つひとつ間近に見ていく。



これが露天風呂とともに当店自慢の黒湯


地下から汲み上げている天然温泉だ。鉱泉系の香りと色がいかにも効きそうだ。泉質は「ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉」で、神経痛や関節痛などに効能があるという。


続いて白湯。勢い良く湯が溢れる湧出口の右隣りは電気風呂



その隣りがポイントマッサージの座風呂



さらに立ってお腹周りをマッサージできるハイパワージェット



そして一番右が水風呂。画面右手の扉は露天風呂への入り口だ



露天風呂の扉を挟んでサウナもある


このサウナを目的に来店する若い常連客もいる。ただ現在は、コロナ対策のため入室を5人までに制限中だ。


お次はいよいよ露天風呂へ



ジャーン! それほど広くはないが、明るく解放感がある



右側には背の高い打たせ湯も



もちろん湯は自慢の黒湯。悔しいから手だけでも浸かる



扉の上の外壁に銭湯絵を発見


これは手描きだ。しかも描いたのは中島盛夫(なかじま・もりお)。シリーズ第3弾で紹介した西区・朝日湯の銭湯絵を描いた丸山清人(まるやま・きよと)と並ぶ日本を代表する銭湯絵師だ。シリーズ第2弾、中区・泉湯の女流絵師・田中みずきの師匠でもある。


このほか、屋内の浴場には入ってすぐ左手にシャワーも備える


続いて「本日男湯」のほうも拝見させていただいたが、浴槽の位置関係こそ若干違うものの、脱衣所も浴場もほぼ「本日女湯」とシンメトリックな構造だった。


ただし、タイル絵は異なる


この絵は、能登半島の蓬莱島(ほうらいじま)を描いたものだ。坂家は、シリーズ第3弾の西区・朝日湯の菓子田(かしだ)さんと同じ石川県出身。横浜の銭湯経営者には、北陸出身の方がとても多い。

また、こちらには「露天風呂」と「ハイパワージェット」がない代わりに、「歩行湯」がある。



浴槽の底にはかなりとんがった石が敷き詰められている


ここをぐるりと歩きながら足裏に刺激を与える「足ツボ湯」なのだが、「湯が張ってなければ、痛くて歩けませんよ」と言う秀一さんの言葉を、のちの入湯体験時に実感する。湯が入っていても、けっこうヘビーに効く。



恒例のバックヤード拝見




例によって銭湯の舞台裏、バックヤードも拝見させていただく。けれども今回は、防犯上の理由から一部に限って紹介する。のどかな住宅地の矢向だが、空き巣も少なくないという。



これがメカニックなバックヤードの1枚


相変わらず、複雑な構造が船の機関室のようでカッコいい。


もう1枚ぜひ紹介したいのがこちらの写真


バックヤードの外に積み上げられている木材。

そう、ガスが主流の当節、ここ「冨士の湯」はシリーズ第3弾の西区・朝日湯と同様、油と薪の併用にこだわっていた。入湯体験を前に、やわらか~い湯が期待できそうだ。



さあ、では「ひとっ風呂」浴びるとしよう!




営業開始時間の午後2時前にいったんお店を出て、開店後再び「冨士の湯」へ戻る。するとフロントには、秀一さんのお母さんが入っていた。ご挨拶をしてから左手の「男湯」ののれんを潜る。

開店間もない浴場には、すでに先客が5~6人いた。皆、高齢の方々だったが、顔なじみばかりらしく、あちこちで会話が弾んでいる。



洗い場はよく磨き上げられていて気持ちがいい


しっかり体を洗った後、まずは自慢の天然温泉へザブリ。


露天風呂に入っているつもりで黒湯を味わう


首までしっかり浸かれる浴槽だ。湯温は控えめで長く入っていられそう。夏は40~42度、冬場はそれよりも2、3度高めに設定すると秀一さんが言っていた。

薪を燃料にしているためか、やはりやわらかい泉質で、体の芯からじんわり温まる感じだ。



続いて隣りの歩行湯に移動


歩行湯の強力な効き目についてはすでに書いた通り。1周で早々に隣りの電気風呂へ。でも、この浴槽のエレキ・パワーもなかなかだった。か弱い筆者はここもすぐに上がったが、好きな人にはこのしびれ具合がたまらないのだろう。


その後、穏やかに泡立つ白湯で癒され



座風呂の気泡マッサージでほぐされる



サウナの中にはまだ人影がなかった


マットを濡らしては申し訳ないので、今回はサウナは遠慮する。


それでも水風呂には入ってみた


そしてこの水風呂が、すっかり気に入ってしまった。

取材当日は8月の終わり。だが、この日も熱中症警戒アラートが発令中だった。そんな猛暑の中、この湯加減(いや、水加減?)がなんとも心地よい。というのもこの水風呂はキンキンに冷えておらず、少し温いのだ。だから、いつまでも入っていられる。

水風呂の浴槽にはすでに先客がいた。やはり同じような気分なのだろう。さきほどからずっと浸かっている。話しかけてみると、もうすぐ80歳だという。週に4~5回は通い続けて40年ほどになる。歩いて5分のお宅にもちろん風呂はあるが、シャワーぐらいしか使わない。

「ここの風呂は広くて深いからいいんだよ」とおっしゃる。いつも何回かに分けて1時間ぐらいサウナに入るそうだ。年齢を感じさせない肌の張りはそのせいだろうか。



「本日男湯」の脱衣所。やはりスッキリ


脱衣所に戻ると、浴場で常連客同士楽しげに会話していた男性が、「あの人と知り合いなのかい?」と尋ねてきた。なぜかと訊くと「いつも滅多に口を利かないんだよ、彼は」と、ちょっと驚いた顔で言う。

その方にも話を伺うと、自転車で10分ぐらいかけて川崎のほうから毎日来ているそうだ。ただ、通い始めたのは10年ほど前から。昔は鶴見の造船所で働いていて、その頃は過去記事で紹介したことのある、いまだに宮造りの店構えを残す生麦の「朝日湯」に通っていたという。



生麦の「朝日湯」




2代目夫人からも、たっぷりと話を聞く




服を着てロビーに戻ると、フロントにはまだ秀一さんのお母さんがいた。お名前は和美(かずみ)さん。毎日天然温泉に入っているからか、若々しい。



そして何より、物腰も言葉づかいもとても上品な方だ


それでいて、フレンドリーでお話好き。なんだかすっかり落ち着いてしまって、ロビーのソファーで長居をしながらいろいろと話を伺った。その間にお客さんが入ってくるたびに、フロントの中の和美さんは手際よく対応する。

あるおじいさんは、店に入るや否や「踏切で貨物列車が止まっちゃってるよ」と和美さんに報告。和美さんは「あら~、またなの?困っちゃうわね」と応えるが、あまり困った様子でもない。どうやらよくあることのようだ。



踏切をゆるゆると通過する貨物列車


ひとたび踏切が降りると、長い貨物列車が通過しきるまでにはかなりの時間を要する。それが踏切内で止まってしまったとあっては、えらいことだと思うのだが。


バスだって通る道なのに・・・


「よその人から『貨物列車が頻繁に通るのに腹が立たないの?』って言われることもあるけど、矢向の人はのんびりしているんですよ」と和美さんは笑う。

町はのんびりかもしれないが、「冨士の湯」の仕事は大変だ。ここはシリーズ第3弾の西区「朝日湯」同様、不定休。



男湯脱衣所に掲げられていたカレンダー。「ヤ」は今月の休店日


和美さんによれば、今はだいたい月に2回休みを入れているが、2代目の頃は月に1回だったという。

「お母さんたちがフロントに入っている時間帯は、秀一さんは何をしているんですか?」と尋ねると、「裏で薪をくべています」という。



秀一さんは今、この中で汗を流している


「冨士の湯」の一日のスケジュールは、午前11時半頃から主に秀一さんが湯の仕込みを始め、午後1時半頃終えて2時から開店。それから閉店の午後11時まで、3人の女性陣が数時間交代でフロントに入り、秀一さんも1時間ぐらいは立つという。そして、午後11時半から1時頃まで「仕舞い掃除」をする。

加えて当節はコロナ対策として、毎日午後1時頃から1時間ほどかけて、店内の消毒を徹底して行っているという。



玄関脇に掲げられた感染症対策のポスター



店内入り口にはもちろん手指消毒液も


和美さんからお話を伺っている間に入店してくるお客さんは、意外と女性客が多かった。「この時間帯だから。夕方以降は夕飯の支度でぱったり女性客は途絶えますよ」という。

フロント形式にしてよかった点も和美さんは話してくれた。

「自分も嫁いでから10年ぐらいは番台に座りました。でも、番台だとやっぱり『見られている』と意識するお客さんも増えて。フロント形式のほうが特に女性客は安心して入れるようです。昔の銭湯は『衛生』のためのものでしたが、次第に『楽しみ』や『癒し』に変わってきましたから」



フロントに置かれた可愛らしいぬいぐるみ


とはいえ、最近時々、昔の番台形式が懐かしくなることもあるという。「番台ならではのお客さんとのコミュニケーションもあったから」と。

確かに番台形式のほうが客への目がより行き届き、対応しやすいのかもしれない。

「長く銭湯をやっていると、人生模様が見えます」と笑って語った和美さんの言葉が、印象的だった。



ロビーにはテレビもあったが、点いていなかった


「見たければお客さんが自由に点けるんですよ」と和美さんは言う。


壁にジャズやロックのアルバムも飾られている


これは秀一さんの趣味。和美さんによれば、息子さんは音楽もたしなむとか。こうしたちょっとした装飾が、「冨士の湯」の独特なセンスを醸し出している。

風呂から上がって1時間近く、まったりとロビーで過ごしたあと、4時過ぎにお店を出る。しばらく路上で様子を見ていたが、店ののれんを潜る人の姿が途絶えることはなかった。



ただ確かに、その後の来店者はほとんど男性だった




取材を終えて





秀一さんの考えは、決して浮ついていない。

「奇をてらったイベントをやっても、常連客はあまり喜ばないんですよ。それよりも毎日きちんと湯を沸かし、きちんと掃除して、当たり前のことを当たり前にやっていく。そして、今来てくれているお客さん一人ひとりを大切にして、安心して通い続けてもらう。それに尽きると思います」と彼は言う。

店構えは今風だが、若き3代目店主の思いは地に足がついている。ぜひそのスタイルを守りながら、少なくともあと30年は「街のオアシス」を続けてほしい。そんな思いを抱きつつ「冨士の湯」をあとにした。


―終わり―


取材協力

冨士の湯
住所/横浜市鶴見区矢向3-28-12
電話/045-581-0333
営業時間/14:00~23:00
料金/大人(12歳以上)490円、中人(6歳以上12歳未満)200円、小人(6歳未満=未就学児)100円、サウナ追加料金220円
※2020(令和2)年9月1日から、神奈川県公衆浴場の大人料金が470円から490円に値上げされた。



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  • 暑い真夏の日の夕方、そこを通るとひと風呂浴びてビール飲みてぇなぁと思って仕事に行ってました。まだ頑張っているんですね。

  • 黒湯だから行きたいんだけど、1番不便?な場所なので、朝日湯までしか行けないのよねぇ

  • 新しいオシャレな銭湯♨️ですねー

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