投稿にあった写真を使って聞いてみました

お祭りなどの屋台でよく見る、小麦粉を型に流して焼き、アンコなどを入れた丸い形のお菓子。皆さん、あれを何と呼んでいるのだろうか。この謎を調べるために、投稿にあった写真を使って、こんなボードを用意してみた。
　

テレビの企画でよく見るようなフリップ

これを使用して、横浜駅と京浜急行上大岡駅周辺で、横浜市民を対象に各20人にヒアリングを行った。はたして合計40人の結果は、どうだったであろうか。



まずは、横浜駅で調査開始

調査を行ったのは、夕方から暴風雨が予想されていた4月3日(火)の昼過ぎ。この段階では、横浜駅周辺は、まだ雨すら降っていなかった。
　

横浜駅西口でヒアリング開始

さっそく20人に聞いてみると、「大判焼き派」と「今川焼き派」のふたつに分かれ、それぞれちょうど10人ずつだった。念のため、「黄金（こがね）焼」のことも聞いてみたが、皆さん聞いたことがないという。
　

話を聞けたAさんご一家、「大判焼き派」3人、「今川焼き派」1人だった

従って、質問の内容が「大判焼き」と「黄金焼」の比較だとすれば、答えは「大判焼きが多い」ということになるだろう。しかし、「何と呼ぶか」という意味なら、「大判焼き」と「今川焼き」で完全に二分されるという結果になった。

では次に、その「黄金焼」を売っているという上大岡へ向かってみよう。



「黄金焼」の本拠地では、意外な結果が

上大岡駅に着いたのは午後2時ごろ。雲もだいぶ低くなってきており、風雲急を告げていた。
　

上大岡駅東口でヒアリング開始

同じく答えが聞けた20人の内容は、「大判焼き派」9人、「今川焼き派」8人、そして「御座候(ござそうろう)派」1人、「回転焼き派」1人、「黄金焼派」1人という結果だった。
　

関西から引っ越してきたばかりというKさんは、「回転焼き派」だった

ちなみに、答えの中に出てきた「御座候」とは、兵庫県に本社を持つ同名の食材メーカーが手がける、似たような焼き菓子のこと。上大岡をはじめ市内の各店舗で、「御座候」の名で販売されている。
　

「御座候」の店舗例、横浜高島屋店

それにしても、たった1人しか答えなかった「黄金焼」。いったい、どのような商品なのだろうか。そこで、販売している店舗に連絡してみると、同商品を扱う横尾商事の専務が対応してくださるという。詳しいお話を伺ってみることにしよう。