不思議なものがいくつもある愉快な街。はま旅Vol.69「あざみ野編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第69回は、「なんで?」という不思議なものがいくつもある愉快な街、横浜市営地下鉄・東急田園都市線「あざみ野駅」下車の旅。
ライター:吉澤 由美子
創業34年の個人経営スーパー「さどや」
和菓子を堪能して少し進むと、個人商店ながらかなり安い青果を並べたお店「さどや」を見つけた。
奥の店内は小ぶりながらスーパーマーケット並の品ぞろえ
反射的に山梨の桃3個198円を手に取ってしまうのは主婦のサガ。激安チェーン店ではないのに、なんでこんなに安いの?!
買って帰った野菜と果物は全てフレッシュでおいしかった
店主の西谷幸子さんにお話をうかがうと、「安くてよいものをと、北部市場で毎朝仕入れているんですよ」とのこと。
「60のおばあちゃんでいいの?」と西谷さん。お若さにびっくり!
「1978年に創業した当時は、お店がやっていけるのか心配なくらい人が少なかったけど、あっという間にたくさん越してらして、様変わりしました」と西谷さん。
品のいいマダムが次々顔を見せて、西谷さんに声をかけていく。地元の方と家族づきあいが続いている雰囲気がうかがえて、なんだか温かい気持ちになった。
味と雰囲気でハワイを再現! DaCafe(ダッカフェ)
駅に戻って今度はたまプラーザ方面に向かってみる。すると、坂をちょっと上った場所に、KONISHIKIさんの実物大パネルを発見!
ハワイテイストの外観
こちらは「DaCafe」というKONISHIKIさんプロデュースのカフェ。ハワイ名物の「ライオンコーヒー」や本格的なハワイアンフードを楽しむことができる。
店内にはずらりとさまざなまフレーバーのライオンコーヒーが並ぶ
このお店のオーナー、小林十四満(としみつ)さんは、ライオンコーヒーのおいしさ、奥深さに魅了され、もともと仲の良かったKONISHIKIさんとこのお店をはじめた。
小林さんはコーヒー一筋で仕事をしてこられた方
日本でこれほどバラエティに富んだライオンコーヒーが飲めるのはここだけだとか。
華やかな香りと深い味わい。厚手のマグでよりおいしい。ドリップコーヒー(ノンフレーバー)290円
フードも充実している。特にオススメなのが、ガーリックシュリンプ(1180円)とカイルア パンケーキ(1280円)。
ガーリックシュリンプは、殻を剥いてあるので食べやすく、おいしいソースがプリプリの身によくからんでいる。ソースの染みたご飯もとびきりおいしい。
殻無しでこの大きさのエビ7尾。食べごたえも充分
付け合せのマカロニサラダは、ツナたっぷりのナナクリ風。ハワイの家庭料理を思わせる味わいだ。
カイルア パンケーキは、小林さんとKONISHIKIさんが開発に5年もかけた自信作。ハワイのロコ(現地の人のこと)に大人気のもっちりした生地に、とろりと旨味の凝縮したココナッツソースがかかっている。
お皿をなめたいくらいおいしいソースのかかったもちもちパンケーキ
DaCafe第1号店は湘南の腰越。その腰越店開店よりかなり早くからあざみ野のこの場所をキープしていたとのこと。
店内にはKONISHIKIさんと武蔵丸さんのサインが入ったボードもあった
「なぜ、あざみ野なんですか?」とうかがうと、「あざみ野はフラダンス教室がたくさんあって、ハワイ好きが多い街なんですよ」と小林さん。なるほど、それならライオンコーヒーが充実したカフェは住民に歓迎されそうだ。
美人スタッフ、なおちゃん。毎日朝イチでコーヒーを淹れ、味をチェック
KONISHIKIさんも月に何度か顔を見せ、厨房で腕を振るうこともある。秋になったらKONISHIKIさんのライブもあるとのこと。