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上大岡が副都心に選ばれた理由、そして副都心の定義とは?

ココがキニナル!

上大岡って横浜市からすると、副都心という扱いらしいのですが、なぜ上大岡が副都心という位置付けになったのか、そもそも副都心の定義はなんなのか調べて下さい。(タッカーさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

生活圏としての拠点という概念で設定されたのが副都心だが、現在その位置付けはなくなっている。上大岡も含め、交通網等を理由に指定されていた

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ライター:田中 大輔

“副都心”はもうない!?



さて、上大岡が副都心に指定された経緯に、なるほど! となったのだが……。
「実は“副都心”という位置付けは現在はなくなっているんです」と古屋さん。

あまりのことに一瞬ポカンとしてしまったが、改めて “副都心”にまつわる歴史を時系列で追いかけてみよう。

1965(昭和40)年に発表された「横浜の都市づくりの将来計画の構想」という総合計画の中で、みなとみらいの開発や横浜ベイブリッジの建設などが含まれた、いわゆる6大事業が策定された。
この背景には、昭和30年代ごろの高度成長期に行われた無秩序な開発を省みて、乱開発を防止しようという狙いがあった。
 


今では誰もが知るベイブリッジも6大事業のひとつとして造られた


続いて、1973(昭和48)年の「横浜市総合計画1985」では“都市拠点”が指定され、この中に上大岡など後に副都心になる地区も含められていたのだ。

そして、1981(昭和56)年に当時の細郷市長が策定した「よこはま21世紀プラン」の中に“副都心”という言葉が初めて登場。横浜駅を囲むように、上大岡駅周辺、港北ニュータウン、鶴見駅周辺、戸塚駅周辺の4地区が副都心に指定された。

 


「よこはま21世紀プラン」に掲載されたイメージ図


1994(平成6)年の「ゆめはま2010プラン」では、二俣川・鶴ヶ峰駅周辺も副都心に加えられ、全部で5地区に。

その後、2006(平成18)年に中田市長が発表した「横浜市中期計画」から、副都心という位置付けが消え、現在に至っている。

というわけで、副都心というのは現在では公式には使われていない表現なんだそうだ。



港南中央駅ができる前に



もうひとつの疑問、区役所は隣の駅なのに……というのにも理由がある。
現在、区役所のある港南中央駅ができたのは、1976(昭和51)年のこと。
しかし、前述の通り上大岡は駅完成の3年前、1973年の時点で“都市拠点”に指定されていた。
そのため、区役所の完成とは関係なく、すでに都市拠点として扱われていた上大岡駅周辺の地域が、そのまま副都心に格上げとなったのだ。
 


「横浜市総合計画1985」で示された計画図。赤い丸が都市拠点


また、古屋さんが「副都心に必ずしも官公庁を用意するわけではなく、日ごろの生活の拠点という位置付けとして定めています」と説明してくれたように、あくまで副都心の基準は“生活拠点”。そのため、商業施設や道路整備の方に重点が置かれていたようだ。
区役所こそないものの上大岡駅構内には行政サービスコーナーもあるので、簡単な手続きなどはできるようにもなっている。



時代のニーズで呼び方は変わる



実は、区で作っているマスタープランでは“副都心”という言葉が今でも使われている。
これは、マスタープランの改正がこの10年でなかったため、“副都心”があったころの分がまだ残っているから。次回の更新で言葉の使い方も含めて整理されるだろうとのことだった。
 


確かにある“副都心”の文字。いずれは使われなくなることに


というわけで、近い将来には横浜から副都心という概念は完全に消えることになる。
しかし、これは副都心だった地区の重要性が下がったからではなく、それ以外の場所の重要性が上がったから。
どう呼ばれるかはともかく、今後も必要な開発を進めていく、と古屋さんは語ってくれた。


―終わり―
 

この記事どうだった?

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  • 横浜市の副都心という表現方法は大変分かりやすいので、復活(残す)させたほうがいいと思う。横浜駅を取り囲むように、上大岡駅周辺、港北ニュータウン、鶴見駅周辺、戸塚駅周辺等々が重要なターミナル駅に変わりはないのだから。

  • たとえ横浜から副都心という言葉が消えても、地理学的に上大岡は副都心であり続けることには変わらないと思います。繁華街の年間商品販売額では上大岡は横浜駅西口、横浜駅東口に次いで市内第3位の規模を誇るなど、商業面ではとても重要なポストを占めていますし。(「横浜市の商業」平成19年商業統計調査結果報告) それに区役所などの行政機関がないから副都心とは呼べないのであれば、二俣川や新横浜も区役所の最寄り駅ではありませんし、極端に言えば西区役所は横浜駅とはかけ離れたところにありますしね。

  •  もともと上大岡が栄えた理由のひとつは弘明寺の存在があっる。京急の特急は弘明寺に止めたかった。しかし、弘明寺駅は山の上でホームに余裕が無い。だから隣りの上大岡駅のホームを拡張した。そして、それが上大岡が発展するきっかけになった。という話を聞いたことがある。

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