久保山墓地近くのお寺にいるブタちゃんの正体は?
ココがキニナル!
久保山霊場の近くにある常清寺というお寺の門あたりに豚がいるのを目撃するんですが、一体何なんでしょう?ペットなのでしょうか?それとも・・・気になるので調査よろしくお願いします。(5656さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
常清寺のブタ“はなちゃん”は、10年近くお寺で飼われているペット。近所のアイドルで、みんなに愛され過ぎて太ってしまったが、実はミニブタ!
ライター:田中 大輔
あまりに大きすぎて……
とにかく食いしん坊で、あげればあげただけ食べてしまうそうだ。
特に果物が好きで、あっという間にペロリと平らげてしまうんだとか。
筆者の手からもニンジンを食べてくれた!
以前、住職の娘さんが食べていたカツサンドを落としてしまい、冗談半分ではなちゃんに差し出したところ、それすら食べてしまったというから驚きだ。
むしろ人間の方が気を使うようで、「豚肉はちょっと抵抗があります」と住職。飼い始めて10年経った今ではだいぶ慣れたそうだが、昔は「トンカツなんか見ると、はなの顔が浮かんでしまって……」と戸惑いがあったそうだ。
その巨体にノラネコもタジタジ
大きくなりすぎてしまったはなちゃんは、実は警察のお世話(?)になってしまったことも。
お寺の前を通りかかった人が敷地内を散歩中のはなちゃんを見かけ、「お寺にイノシシが出た!」と110番通報してしまったことがあったそうだ。
知らない人が見たら、確かにイノシシっぽくてビックリするかも
パトカーまで駆け付ける騒ぎになったそうだが、事情を説明して危機を脱出。
確かに、毛が黒いこともあって遠目にはイノシシっぽく見えてしまうかも。
ダイエット中のはなちゃんに会いに来て
ミニブタなのに、イノシシにも間違われるほど太り過ぎてしまったはなちゃん。
現在は野菜中心の食生活でダイエットに励んでいるんだそうだ。
エサをあげたりの日常の世話は、敷地内に事務所を構え墓地管理などをしている石材店の丸尾さんが行っているそうだ。
江戸っ子の丸尾さん。我が子のようにはなちゃんを可愛がっている
丸尾さんも、はなちゃんがお寺に来たときからの付き合いということで、はなちゃんが可愛くて仕方ない様子。
2年ほど前には、指をかまれ手術するほどのケガを負ったそうだが、それでも愛情は変わらない。
ツメのお手入れ中。信頼関係あってこそのこの距離
はなちゃんが特別に凶暴というわけではないが、動物なので油断はできない。
近所の子どもや墓参りに来た人がはなちゃんに触る際は、必ず丸尾さんも立ち会うようにしているんだとか。
「顔は触らせないようにしてる」そうだが、お腹をなでる分には大丈夫ということで、いろんな人に見に来てほしいと笑顔で言ってくれた。
取材を終えて
はなちゃんの話をしているときは、住職も丸尾さんも終始笑顔。二人ともはなちゃんが大好きなんだというのが伝わってきた。
丸尾さんに至っては「テレビでほかのブタ見ても、はなのほうが可愛いなっていつも思う」と言って、自分でも「親バカだなぁ」と苦笑するほど。
毎日、寝床にはなちゃんを戻して、丸尾さんも帰宅する
お寺というちょっと変わった場所に住んでいる大きなミニブタ、はなちゃん。
その出っ張りすぎたお腹には、みんなの愛情が詰まっているようだ。
―終わり―
紀洲の哲ちゃんさん
2012年11月24日 01時30分
この前、お墓参りついでに会いに行きました。貫禄ありすぎて怖かったな~
ぽぽ1さん
2012年10月23日 18時59分
足先が靴下はいてるみたいに白くて可愛いですね~。
濱のホタルさん
2012年10月23日 16時27分
はなちゃんのことをこの記事で初めて知りました。はまれぽの中で久々に”読んで面白いと思った”記事でした。会いに行って柔らかそうなおなかをぜひ撫でてみたいです(笑)。