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横浜市内の噴水は撤去が進んでる!? 噴水を取り巻く事情を調査!

ココがキニナル!

横浜市内では噴水が埋められているのをよく見ます。やはり、維持費がかかるからでしょうか?(もちさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

撤去はほとんどされていないが、休止に追い込まれている噴水は多い。主な理由は維持費、手間、安全性確保の難しさの3つ!

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ライター:田中 大輔

キレイで安全でなければならない



実は、費用や手間以外にも噴水の稼働を阻むハードルがある。それが安全性の確保だ。

噴水や池など市民が水に触れる施設では、大腸菌やレジオネラ属菌などに対する健康被害を防ぐための衛生管理が求められている。公園の噴水や池の中には、安心して施設が利用できるよう、改修が必要となるものもあるのだそうだ

例えば、神奈川区にある反町公園には市内最大級の噴水が設置されている。
 


稼働中の反町公園の噴水。規模も大きく、演出も派手


この噴水は、残念ながら水質維持の問題もあって、今月に入っても再開ができないでいる。今後は、費用対効果を踏まえて改修の検討が予定されているそうだ。
 


現在の様子。沼のようになってしまっていて、衛生面ではかえって危ない気もする
 

もうひとつの小さな噴水とつながる流れもカラカラ


当然ながら、公園を管理する立場にあっては「安心して、安全に快適に」利用できる公園でなければならないのだから、こういった措置もやむを得ない。

水に触れることを前提に造られている“流れ”ではより気を遣うそうで、過去には水を循環させずにかけ流しで運転したこともあったそうだ。
しかし、そうすれば余計にお金がかかることになるわけで、どうしてもジレンマを抱えてしまう。



できる限り、残していきたい



というわけで、お金、手間、安全性と3つの理由が噴水の稼働を妨げてしまっている。
それでも、「新しいものはあまり作らないでしょうが、今あるものはできる限りは使っていこうという考え方ではある」とのことで、利用者のためになんとか取り壊しは避けようという気持ちもあるそうだ。
 


再び鶴ヶ峰まちかど広場。新たな憩いの場として再整備される


仮に廃止の可能性が上がったとしても、地域の人たちへ周知し意見を聞き、場合によってはなんとか残す方向に持って行くということもあり得る、と金澤さんは話す。

市としてもできればなくしたくはないが、コストや安全性の面で如何ともしがたい事情があるのだ、というのがよく伝わってきた。



取材を終えて



噴水が多く作られたのは、予算が潤沢だった時代の話。
なんだか世知辛い事情だが、どうにもならないことでもある。

キニナルに対する答えとしては、撤去こそ少ないが維持管理費や手間、安全性確保の難しさなどの理由で休止している設備が多い、といったところ。

これから少子高齢化が進めば、遊具などよりも噴水のような景観を作る設備の需要が高まりそうではあるが、一筋縄ではいきそうにない。


―終わり―
 

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  • 大通り公園の噴水は、地盤沈下が影響して撤去、再整備された筈。再整備といっても、真平らになっただけですが、位置は、関内駅側先端の所ですね。

  • 最近は、全ての判断を金銭的価値観だけで進めるケースが多いですね。非常に残念です。確かに景観とか癒しは金銭的にカウントできないし、「そんなもんなくても癒しはある」と、それ自体の価値を認めていない方には何の協議もできやしない。結局、税金で賄われている施設だけに、この手の話になると廃止に追いやられているのが現状。

  • 横浜ポルタの入り口にあった水のオブジェが無くなっていたのを思い出しました。

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