緑豊かな鎌倉で最新のIT技術を生み出している「カマコンバレー」を知る!
ココがキニナル!
「鎌倉市議会議員選挙を盛り上げよう企画」に取り組んだ「カマコンバレー」って何?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
カマコンバレーは「鎌倉をITで、ハッピーに」したい個人プログラマーや企業が集結。“新しい働き方”と“共生”がモットーで「鎌魂」が正式名称
ライター:ほしば あずみ
鎌魂の中の人たち
では、実際に鎌倉のIT企業で働いているのはどんな人々なのか? 鎌魂に参加しているWebサイト制作会社、「村式株式会社」のオフィスを訪ねてみた。
信じられないかもしれないけれどここがIT企業の本社
村式の本社は山の中にある築79年、数寄屋造りの「ふくすけ」と呼ばれる古民家。小さな路地を迷い込むように辿り、緑につつまれながら石段をのぼったところにある。
村式代表の住吉優さん
2007(平成19)年から鎌倉にオフィスを構える村式。2012(平成24)年10月にこの古民家を本社とし、鎌倉駅そばには「若宮支社」を置く。
旅サイトの一コマのようだけどIT企業訪問記事
「鎌倉は駅に降り立った瞬間から空気感が違う。拠点を決める時、“ここだな”と直感しました。この古民家もそうです。使い道も決めないまま、本当に直感で決めましたが、実際にオフィスとして使うと集中できるし、自然に囲まれた環境は社員の健康にもとても良いんです」と住吉さん。
いわゆる一般的なIT企業の職場環境は「一日中パソコンと向かい合う不規則な生活」をイメージしがちだが、時間の流れが都心と違う、緑豊かな環境の鎌倉に拠点を置くことで、勤務時間も短縮され制作物のクオリティもあがるのだという。
四季の移り変わりを肌で感じながらWeb制作に励む社員のみなさん。その襖の奥は・・・
茶室。やはり画像だけ見るとIT企業本社への取材とは思えない
「鎌魂の活動の二本柱は“新しい働き方”と“共生”です。新しい働き方とは“働いて経済的に豊かになること”か、“個人的に幸せに暮らすこと”、どちらかではなく、両方を求めることが、どちらも高いレベルでの達成につながること。それを体現できれば、と思っています。
また、東日本大震災後、鶴岡八幡宮では神道、キリスト教、仏教が宗派も宗教も超え合同で追悼供養、復興祈願を行いました(2012<平成24>年には建長寺、2013年はカトリック雪ノ下教会にて開催)。価値観が違う者同士であっても手をとりあい共に生きる風土が鎌倉にはあるんです。その感動もあって、共生の大切さを発信していきたいと考えています」
「鎌魂の満場一致ルールもそう。仲良くしたいじゃないですか」
住吉さんにも「鎌倉市議選」のお話を伺う。実際の投票率は44.99%と史上最低だったが、「選挙を盛り上げよう」というプロジェクトの実際の手ごたえは?
「若年層の投票率を上げるという目標がありましたが、残念ながら目標の達成には至りませんでした。でも“選挙割”の協力店や一緒に活動してくれたNPO法人をはじめ、人のつながりが本当にありがたかったです。また、当落の違いはあれ、鎌倉を良くしたいという気持ちは同じはず、と落選者も含めた候補者同士の“ノーサイド飲み会”も企画しました」
ノーサイドとは、試合終了と同時に、敵味方なしになるというラグビーの精神。
「これから町の事を考えていく時に、当落を問わずノーサイドの精神で今後の鎌倉を共に考えようという思いで候補者の方々にご参加頂くことができたんです。」と住吉さん。
なるほど、それも共生。
プロジェクトの結果はすぐに出るものではなく、次につなげる第一歩となっているようだ。
鎌魂サイトには妄想中プロジェクトリストも
住吉さんは笑顔で鎌魂の今後を語ってくれた。
「鎌魂は今後も、企業だけでなく市政や市民活動ともコラボレーションして鎌倉をより良くして行きたいです。誰かが“鎌倉で何かしたい”と考えた時、“あのIT集団を使うと面白いよ、役に立つよ”といわれる存在になりたいですね」
取材をおえて
作家大佛次郎は、短いエッセイの中で、「土地の者でない、鎌倉が好きでいつの間にかきて住み込んだ」「自由人で、(略)そのまま、土地に深く根をおろしてしまった一群の人々」を「ひそかに鎌倉びとと名付け」ている。
「移住者でいて、人知れず、地の者以上に自分の住む町に執着して心を通わせている人々である。鎌倉のありがたいのは、この種の人々がまだ少なくないことであろう。金もうけに縁はないが、自ら鎌倉の骨髄になっている人々と思う」
戦前から続く「鎌倉びと」精神が、時代の先端をゆくIT集団にも受け継がれている。古い小さな町にIT企業がなじむのも、そんな理由からかもしれない。
―終わり―
雲葉 @since1992さん
2013年07月31日 17時37分
無機質な白壁に囲まれた部屋より作業環境はいいだろうと思います。センキョ割だかなんだかで釣っているようですけど、先の参議院選でも同様、目先のニンジンで投票に行くほどヤングの心は単純ではないということでしょう。なぜ投票に行かないのかを取材した新聞記事もあったので参考にしてみては。各種メディアの過剰な事前情勢調査も問題視されてます。
hondairieさん
2013年07月31日 11時22分
この記事は元となるキニナル投稿が見当たりませんが、お金もらって書いてる記事でしょうか?