横浜市が市社会福祉協議会に交付した補助金11億円超の使途が不明瞭! 外部監査で指摘
ココがキニナル!
横浜市社会福祉協議会などに対する市の補助金約11億円の使い途が不明だとか。いったいどういうことなのかキニナル(ウル虎の冬さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
使途が不明なのでなく、不明かどうかを精査する仕組みが整っていないため正確な判断ができないとして、監査人が市に対して改善するよう指摘した
ライター:はまれぽ編集部
横浜市の対応は?
指摘を受けた横浜市はどのように対応するのか。市健康福祉局保健福祉課の佐藤治憲(はるのり)担当係長に話を聞いた。
市社協の業務を担当する保健福祉課
市では今年度からすべての外郭団体に対し、「運営費」でなく「事業費」に対して補助金を交付する準備を進めてきた。つまり、市社協は現状のままだと、補助金がカットされる可能性があるということだ。
佐藤担当係長は「市社協の場合、業務は多岐にわたり、一度で全ての項目についての算出方法を変えるのは難しいが秋までには具体的な方法を市民に周知する」と回答。新年度予算から市社協の主な事業を項目化するという。
具体的には、補助金を民生委員の活動を支援する「交付金事業」やボランティア活動を支援する「ボランティアセンター事業」など6項目に分けるとのことだ。
項目を具体化した(市社協ホームページより)
佐藤担当係長は「事業の組み方や監査の方法について検討し、市民や市社協を支えてくれている方々に分かりやすく説明できるようにしたい」と話していた。
井上氏は「事業別に区分することで、効果的に補助金の精査し、無駄な補助金は削減できる。福祉関連分野は今後も財政支出が増えることが予想されるが、現状の仕組みでは補助金の妥当性を説明しにくく、費用対効果を評価できない」とし、早期改善を求めた。
さらに「本当に必要な事業や活動に対して必要な財源を確保することが重要。算定方法の抜本的見直しがなければ、補助金が制限される可能性もある」と付け加えた。
外郭団体への補助金の推移。財源は無限ではない(横浜市ホームページより)
市社協の担当者も「会計そのものが不適切というわけではないが、ご指摘を真摯(しんし)に受け止めたい。市とも協力し、改善に向けて取り組んでいきたい」とコメントした。
取材を終えて
今回指摘があった補助金は、もとをただせば、われわれの税金だ。使途が不明もしくは不適切なのでなく、それを判断できる状況にすらないというようでは、市民感情として納得できないのは当然だろう。
これは今回、指摘を受けた市社協や高齢者福祉に関する事業に限ったことではない。すべての外郭団体は「市民の税金を使っている」という意識を持って、市民が納得するサービスを提供し、補助金、つまりは税金がどのように使われているのかを、明確に示せるような体制を整えてほしいと思う。
―終わり―
浜のすーさん
2014年05月21日 13時51分
組織運営費 つまりは、人件費については補助しないということでしょうか。社協は大変でしょうが、仕事をしてもしなくても、収益性を考えても考えなくてもいいという状況から改善するには必要かもしれませんねえ。
ペテン師さん
2014年03月21日 01時09分
使途が不明 または 間違いということでなく、誰かが 若しくは 誰かたちが インチキして 自分たちのポケットに入れて楽しんでいるんじゃ~ないですかぁ~?? この記事を読んで ベロ出して笑っているあなた! あなたのことですよ!! 徳川時代から この国は こんな国です。
だいこんさん
2014年03月18日 11時31分
以前キニナルにも投稿したのですが、こちらも気になってきます。**毎年10月1日に始まる赤い羽根の募金。横浜では、いくらくらい集まって、何に使われているのでしょうか?各区の社会福祉協議会という組織に、1000万円以上のお金が流れてるとも聞きました。ぜひ、調査をお願いします。**区と市の違いはあれど、同じ社会福祉協議会という組織です。キニナルも100以上集まっているので、ぜひ!!