数々の有名ミュージシャンが訪れた、関内にある横浜最古のジャズライブハウス 「エアジン」にライター・クドーが突撃取材!
ココがキニナル!
馬車道のジャズのライブハウス「エアジン」を取材して下さい。横浜で一番古いジャズのライブハウスでいろいろとおもしろい歴史があるはずです。(aki0992さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
理屈でも、そうでなくても、良き音楽の巣窟。純粋にヨコハマがヨコハマでいられるミュージック、それが「エアジン」の息吹、ライブ。ナウ・ザ・タイム
ライター:クドー・シュンサク
不変と誕生「横濱エアジン」
1993(平成5)年の「横濱JAZZ PROMENADE」発足から10年間、ボスのうめもとさんはイベントをプロデュースする。
そのほかにも本牧ジャズフェスティバルの母体となるイベントをはじめ、「横浜・シンフォニックinジャズ」「湘南カンヌ映画祭のための音楽祭'99」「サーフ'99」といったイベントや「New York Jazz Fes'97(USA)」や「Japan Year in Paris(FRA)」といった海外のジャズフェスティバルも立ち上げ、プロデュース、企画として携わってきた。
10年で「横濱JAZZ PROMENADE」から退いた理由について
「音楽会じゃない、ただの客寄せを始めようとしたからケンカしてやめた(笑)」
続けてボスは「どこにでもいるんだが、音楽ってのをちょっとわかってない連中が。だいたいそういうのは前衛的ってのを理解していない。アバンギャルドって言葉もわかんねーのかって(笑)」
「それはそれでいいが、自分が関わることではない」ともボスは付け加えた。
エアジンのレーベルから発表されているミュージシャンたち
「横濱JAZZ PROMENADE」から退いたものの、その後にスイス大使館から「この場所でいいから、何か音楽の、文化のイベントをやってほしい」という打診が入る。
ボスはもう一度腰をあげる。
それが今でも続くこのイベント
今年からイベント名を変え
商標登録を取得
音楽を文化として正当に捉え、そこから生まれるものを発信する。
「その場で何かが起きること、それがライブ」とボスは語る。
国内外問わず、数多くのミュージシャンがこの場所を溜り場にしていた
忌野清志郎もそのひとり(忌野清志郎さんデザインのお酒「KING」)
思い出に残っているミュージシャンについてボスに尋ねる。もちろん、優劣ではなく、「ライブ」をするミュージシャンはすべて素晴らしいとしたうえで、浅川マキは印象に残っているとのこと。
なぜ浅川マキなのか
1980年代のある日のこと「そちらのライブハウスで歌いたいのですけれども・・・名前は浅川マキと申します」という電話がエアジンに入った。ボスは「そうですか、でしたらデモテープを送っていただけますか」との返答。
数分後、エアジン常連の有名ミュージシャンから「おい(笑)浅川マキがライブしたいって、歌いたいってことは一流のライブハウスだって認められたことだぞ(笑)それがデモテープってなんだ」という電話が入った。
浅川マキを知らなかったボス
エアジンの椅子をすべてなくし、観客は地べたでピンスポットライトひとつでライブをする浅川マキの公演はエアジンの名物ともなった。
これからのエアジンについて
現在のジャズシーンではヨーロッパ、北欧のミュージシャンたちに息吹を感じるというボス。そういったクリエイティブなミュージシャンたちを年間に40組ほど海外から招へいしてライブを発信している。
そういった新しい文化の息吹があるのがエアジン。横浜は昔から、今もこれからもそういう街であることが必然と。
「文化は守り、作り続けていくものだと思う」
「ウチは音楽。それもジャズ専門で現代音楽もある。ライブする場所だからね。世の中の音楽がどうかとかは知らないけど、ジャズはね、安全になったジャズは、もうジャズじゃない」
「横浜が横浜であるために、エアジンはあると思ってます」
エアジンは今日も、ライブが始まる
取材を終えて
ジャズ=横浜。その礎と歴史、その未来も創りだすライブハウス「横濱エアジン」。
ボスのレコメンドライブが9月24日と27日に行われるとのこと。
本物のライブが、ここでは聴こえて、感じることができる場所です。
―終わり―
取材協力
横濱エアジン
http://yokohama-airegin.com/
ushinさん
2017年03月16日 23時44分
横濱エアジンのURL変わった? www.airegin.yokohama/
omaomaさん
2014年09月14日 13時05分
ひさしぶりーに見たよークドーさん♡♡
角さん
2014年09月05日 01時03分
存在は知っているのですが、入り口からなんだか「一見さんのお断り」的な雰囲気を醸し出してなかなか中には入れないんですよね・・・・。