誰でも戦国武将になれる? 大さん橋にある横浜唯一の甲冑(かっちゅう)専門店「サムライストア」に突撃!
ココがキニナル!
大さん橋の2階フロアに鎧を売ってるお店があるんですが、なんでまたこうゆう場所で営業してるんでしょうか。(だいさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
インターネット販売が中心だが、外国人客の多い大さん橋に、歴史グッズの販売と合わせて出店。甲冑(かっちゅう)着付け体験を楽しむことができる。
ライター:山口 愛愛
大さん橋でハマの武将が大暴れ
これまでに日本各地の名城に足を運び、松本城や広島城などでも甲冑着用体験をしたことがあるが、胸板と膝あてと鎧くらいの簡易的なものであった。ここでは、小袖(こそで)や袴、わらじまでのフルセットで着付けてもらうことができる。
それでは着付けスタート!
父親の還暦のお祝いに甲冑体験をプレゼントし記念撮影をする人も
色鮮やかな袴に足を通す
もちろん、ストアの奥で着付けることもできるが、私服の上から着付けられるため、あえて店先で変身したいという人も多いそうだ。
「最初は恥ずかしいと言っている人もだんだん注目されることが嬉しくなったり、態度が堂々として口調が力強くなったり、いろいろな変化があるんですよ」と桐田さん。「甲冑体験はマニアの方よりも、記念撮影用に気軽に借りる人も多く、じつは20代、30代の女性が増えている」という。
この日はとくにギャラリー多し
わらじと膝当ても
篭手(こて)も装着
着付けが進み、だんだんと戦闘能力も防衛力が上がってきた気がする。
10kg近くある胸板をつけると武将に近付く
鎧と面頬(めんぽう)も付け、変身
約15分で完了! 戦国武将のように気高く振舞う。甲板へ、出陣じゃ!
さらしを巻き、刀を通すと戦闘モードに
甲冑はぜんぶで約15kg程度。通常は20kgくらいのものが主だが、動きやすいように多少軽くなっている。甲板に出て、オーシャンドリームと対面。
目立つにもほどがあるが、甲板へ
豪華客船とコラボ
歩いていると、「二度見」をされたり、おもむろにカメラを向けられたりすることもしばしば。ポーズを作ってサービスをする筆者。
少し動くと汗ばんでくるがいろいろな動きをしてみたくなる
痛いほど人の視線を感じながら、歩いていると「すみません、写真、撮らせてください」と声をかけてくれる方が。オーシャンドリームの写真を撮りに着ていた「横浜写真クラブ」の斉藤さん。「こんな組み合わせ、最高ですよ」と楽しそうに笑って、カメラを構える。
ムチャ振りの多い編集部・宮城を斬りつけうっぷんを晴らす
またつまらぬものを斬ってしまった・・・
斉藤さんが一緒にアングルやキメポーズを考えてくれ、しばし撮影会。
横浜三塔をバックに
宮本武蔵ばりに跳ぶ
取材で甲冑を着ている感覚を忘れ、強いヒーローに変身した気分になってくる。
ポーズを取っていると「お、いいねぇ」と声をかけてくれる人もちらほら。
「どこで着られるの?」「中にあるサムライストアです」などと言葉を交わしながら、宣伝効果が抜群であることも感じる。
背景はハマの海。どのアングルでもきまる!
重いのでしばし休憩。「二度見」した後はみな見て見ぬふり
ランドマーク、赤レンガを入れると画力が増す
20分間で、横浜の名所を背景にさまざまな写真が撮影できた。これは大さん橋のロケーションならでは。予約優先で、2名以上の着付け体験もできるので、甲冑を着け、友人や家族でインパクト大の横浜写真を撮影してみるのはいかがだろう。
桐田さんに「大満足です!」と伝えて記念撮影
取材を終えて
束の間、ヒーローに変身したようなワクワク感があり、武将や甲冑の知識がない人も存分に楽しめるだろう。
甲冑に興味があるが、購入するには敷居が高いという方は、着付け体験の写真を飾ってみるのも良いのではないか。
着付け体験は海外からの旅行者にも人気のようだ(写真提供:サムライストア)
撮影した写真は、宣伝ツールや年賀状などに使ってみるのも面白いかもしれない。
大さん橋に足を運んだ際は、ぜひ立ち寄ってみてほしい。
―終わり―
サムライストア
横浜市中区海岸通1-1-4大桟橋国際客船ターミナル内
電話/045-664-3399
営業時間/10:30~19:30
定休日/無し
http://samurai-store.com/
brooksさん
2014年11月19日 12時52分
大江さんのいた頃のもやさまで、この店がでてましたね。『抜刀術やってるんですよ』ってグイグイ系のお姉さんが店番してました。
おでさん
2014年11月18日 23時12分
おおこれはすぐ行かなくては!鎌倉の山海堂にも無いアイテム!ただ180cm95kgの私が着ることができればだが。
hikokさん
2014年11月18日 21時35分
先日、大さん橋ターミナルで見かけて気になっていたのですが、中をのぞくのは躊躇していました。自分にとってはタイムリーな企画でした。誰が買うんだろうとも思っていましたが、けっこう需要があるのですね。