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元町の老舗洋菓子店「喜久家」のオリジナルスイーツ「ラムボール」誕生秘話を徹底レポート!

元町の老舗洋菓子店「喜久家」のオリジナルスイーツ「ラムボール」誕生秘話を徹底レポート!

ココがキニナル!

元町スイーツといえば喜久家さんのラムボール。味、ボリューム感、値段すべてのバランスが他店を圧倒しているように思いますが、喜久家さんが発祥なのでしょうか。(ピラフランチさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

1924年の創業当初、山手の外国人が持ち込んだレシピを元に誕生したラムボールは、喜久家が発祥とされる銘菓としてハマっ子たちに長年愛されている

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ライター:菱沼 真理奈

ちょっとチャレンジングな試食レポートもお届け!



では最後に、はまれぽ編集部スタッフのラムボール試食レポートをお届けしよう。
試食したのは「喜久家のラムボールが大好き!」というスイーツファンの山岸、「喜久家のラムボールは1度だけ食べたことがある」という宮城・小島の総勢3名。宮城は「普段、甘いお菓子はあまり食べない」とのことだが、食レポのナイスフェイス(食べっぷりの表情が豊か)として登場してもらった。イイ表情を期待してます!
 


「僕は甘いモノ大好きですよ」と小島


ラムボール自体の絶妙な味わいは先にもご紹介したので、ここではちょっと目先を変えて、横浜銘菓・喜久家のラムボールと横浜名物・発祥の食べ物を組み合わせ、その相性を探ってみようという本邦初(多分)のチャレンジ企画を立ててみた。題して「ハマの名品のマリアージュを探る」。

そこで、ラムボールと組み合わせたのは以下の4商品。
1・横浜創業の「横浜くりこ庵」プレーンたい焼き(餡が入っていない皮のみのタイプ)。
2・駄菓子の元祖的存在として知られる、横浜「花丸本舗」ミルクせんべい。
3・横浜が発祥の「清水屋」トマトケチャップ。
4・横浜が発祥のアイスクリーム(市販のバニラアイス)。
 


これら4つのエントリー商品とラムボールの相性はいかに??


【エントリーNO.1】
まずは「横浜くりこ庵」のプレーンたい焼きから。
 


スライスしたラムボールを、たい焼きの皮にサンド
 

試食直前&試食後の宮城。やっぱ期待通り、いい表情してますね~
 

一気にかぶりついたが、ラムボールファンの山岸には、ちょっと抵抗があったか?
 

淡々と食べつつも、食後にニンマリとした表情を浮かべる小島


たい焼きのラムボールサンドを食べた3人の感想は――

「ラム酒が香る具がアンコっぽくて、思った以上に美味しくて驚いた。濃厚なラムボールの風味がプレーンの皮でマイルドになり、いくつでもいけそう」(宮城)
「ちょっと強引かも。プレーンの皮とラムボールの味が別々に感じる。合わないわけではないが、私は別々に味わった方がいい」(山岸)
「ラム酒の風味が効いていて、プレーンな生地とよく合う。皮全体にまんべんなくサンドした方が、味がマッチしていいと思う」(小島)

【エントリーNO.2】
お次は「花丸本舗」のミルクせんべい。
 


スライスしたラムボールを、ミルクせんべいにサンドorトッピング
 

せんべいを上下5枚重ねて食した宮城。おっと、むせているが大丈夫か?
 

山岸は上下1枚ずつせんべいを重ねて、小島は贅沢にトッピングして食す


ミルクせんべいのラムボールサンドorトッピングを食べた3人の感想は――
「ラムボールのゴーフルサンドみたい。ちょっと食べにくいが、なかなか美味しい。チョコレートの甘さがいいアクセントに」(宮城)
「ラムボールがもっちりとしたアンコみたいで、せんべいのあっさり風味が引き立つ。手が汚れないので、落ち着いてパクパクいけるのもナイス」(山岸)
「トッピングすると、せんべいのサクサク感は際立つが、2つの味がマッチしない。サンドした方が美味しそう」(小島)

【エントリーNO.3】
3番手は「清水屋」のトマトケチャップ。
 


ラムボールにトマトケチャップをかけて、どうぞ召し上がれ!
 

箸でハンバーグを食べているみたい。かなり戸惑った表情を浮かべる宮城
 

どうした山岸!? 対して相変わらずポーカーフェイスの小島


ラムボールのトマトケチャップがけを食べた3人の感想は――
「ケチャップの味が勝って、最初は何を食べているかよく分からなかった。でも、これはこれでいいかも」(宮城)
「甘じょっぱい味が行ったり来たりして、甘い梅干を食べたような不思議な感じだが、意外に合うのにはビックリ。どちらも濃厚でコッテリしているので、味のハーモニーはないが違和感はない」(山岸)
「最初はケチャップの味を強く感じるが、次第にラムボールの風味が口の中で混ざりあって、高級なデミグラスソースのような贅沢な味わいに。料理にも使えるかな」(小島)

【エントリーNO.4】
そして最後はバニラ味のアイスクリーム添え。これは喜久家の杉崎さんもオススメの組み合わせだ。
 


ラムボールにアイスクリームを添えて。これは絶対に美味しいでしょう!
 

アイスもお箸でいっちゃう宮城。嬉しそうにウフフと微笑む山岸
 

相変わらず笑顔の小島。山岸はアイス&せんべいとのダブルな組み合わせも


ラムボールのアイスクリーム添えを食べた3人の感想は――
「これはズバリ旨い! 自分はアイスクリームが多めの方が好き。ラムがほんのり香るぐらいが、ちょうどいいかな」(宮城)
「すっごくイイ、後味までしっかり美味しい!! 交互に食べるのもイイ!!」(山岸)
「ラムレーズンのアイスみたいで、あ~美味しい~~」(小島)

試食を終え、改めて3人に感想を聞くと、やはりアイスクリームがラムボールと一番マッチしているという意見で一致した。
ただ、どの組み合わせも意外にいけるので、ちょっと驚きだったという意見も。最初はイマイチかなぁと懸念していた「ハマの名品のマリアージュ」だが、新たな味の発見もあり、3人3様の「らしい」コメントもあり、なかなか面白い企画だったのではないかと思う。

ちなみに宮城と小島は、プレーンたい焼きとの組み合わせが一番のお気に入りだそう。たまたま通りかかった編集長・吉田も、たい焼きサンドをつまんで「おっ、これはなかなかいけるじゃん」とペロリ。
 


編集長・吉田もお気に入りの様子


山岸は「ラムボールにとろけたアイスをかけて、ミルクせんべいにトッピングしたのがイイわ~」と贅沢なことを言っていたが、「やっぱり、それだけで食べるのが一番ね」とキレイに締めくくってくれた。ありがとね。
 


最後に、喜久家のラムボールへ敬意を込めて「ごちそうさまでした」




取材を終えて



外国人居留地だった時代を経て、さまざまな“モノやコト”の発祥の地となった横浜。そこには、海外の異文化や新技術をいち早く取り入れ、それらを巧みにアレンジして受け継いでいくという、和魂洋才の風土と精神が息づいている。
そんな横浜の地を代表する老舗として、西洋のお菓子文化を先がけて発信し、ラムボールをはじめとする数々の銘菓を生み出してきた喜久家洋菓子舗。「どこか懐かしくて新しい」横浜ならではのハイカラな味を、これからもずっと守り続けてほしいと願っている。
 


紙袋のデザインも「どこか懐かしくて新しい」ですね



-終わり-
 

喜久家洋菓子舗
住所/横浜市中区元町2-86
電話/045-641-0545
営業時間/10:00~19:30・月曜は10:30~18:20
定休日/第3月曜日(ほか不定休)
ホームページ/http://kiku-ya.jp/
 

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  • ジョイナス店が改装で一時なくなったかと思ったら、ダイヤモンド地下街に復活!嬉しい限りです。

  • この記事を見てラムボールを元町まで買いに行ったのですが、店員の態度が横柄で、嫌な思いをしました。ラムボールは美味しかったので、なんだかとても残念な気持ちです。。。

  • 喜久家のラムボールとポンパドールのフランスパンはガキの頃から食べていて横浜の味と思ってます。小学生にラムボールは背伸びしたお菓子だけど大好きでしたね。

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