横浜港の玄関口、大さん橋。管理会社が変わった影響は?
ココがキニナル!
4月から大さん橋の管理会社が神奈川新聞社に変わり、くじらのおなかアフタヌーンコンサートやキャラクターの廃止、ハートロックの撤去そして積み木で作る横浜港も撤去になるそう。次の展示場所は?(橘淳子さん)
はまれぽ調査結果!
管理会社主体のイベントを積極的に開催するなど、年間の来場者数100万人増加を目指す大さん橋。「積み木で作る横浜港」などについては本文参照
ライター:福原 麻実
7月現在、変わったところをご紹介!
以前もはまれぽでは大さん橋を取材しているが、改めて内部を案内していただいた。
入り口から見て、出入国ロビーの奥が・・・
CIQプラザ(税関・出入国管理の施設・検疫の施設)だ
CIQとはCustoms(税関)、 Immigration(出入国管理) and Quarantine(検疫)の略である。
今は広く、何もないスペースに見えるが、
税関と出国審査に必要なものが設営されるとこうなる(写真は過去記事より)
内部はエレベーターとスロープだけで各階を移動できる設計
向かった先は屋上、外から入れるため大さん橋内部の施設利用者以外でもいつでも来れるこの場所は・・・
とても広くて明るく、開放感でいっぱい
屋内に限らず、今後は屋上の面積や形状を活かして屋外向けのイベントを企画。前述の「ストライダー大会」はそのひとつで、観るだけではない参加型のイベントというのは、今までになかった試みだという。
このほか、この屋上は花火大会の観覧席にもなる。管理会社が変わる前までの花火大会の時は自由に入れたのだが、過剰に人が入って混乱や事故の原因となりかねないため、2016年はレジャーシート付きのチケットを販売し、一人当たりのスペースを充分に設けられるようにしたという。
2016年7月16日・17日のスパークリングトワイライトでも、このように・・・
チケットが販売された
一人あたりのスペースが決まっているので整然と座って待てる
撮影も、スペースに余裕がある
2016年8月の神奈川新聞花火大会にも期待したい。
今度はスロープを降りて・・・
大さん橋ホールへ
最大収容人数1200名の広いホール
投稿にあった「くじらのおなかアフタヌーンコンサート」の名ではないが、今後もホールや屋上など、施設内でのコンサートは開いていくという。
なお、このホールは貸し切り可能で、大規模な会議、パーティーなどにも利用される(要問い合わせ)。
そして「積み木で作る横浜港」が、以前展示されていた場所には・・・
和の趣あふれる箱庭が登場した
ここが大さん橋だと忘れてしまいそうな風情
石灯籠に、鹿威(ししおど)しまで備えたこの箱庭は、海外からの利用者の目をひき「日本」を印象づけるものになるだろう。
では、「積み木で作る横浜港」はどこにあるのかというと、なんと現在、海を渡っているところである。
遥かアフリカ大陸の某国に、横浜の港湾施設を紹介する模型として数日間展示されるため運ばれたのだ。現在、相鉄企業株式会社が「積み木で作る横浜港」の帰国後の展示場所について話を進めており、その場所は横浜市内になるであろうとのこと。詳しくは展示場所の決定次第、お知らせできればと思う。
また、キャラクターについては前任の会社のものであるため廃止になり、今後新たなキャラクターが作られる予定は特にないという。
これが以前のキャラクター、だいちゃん
管理会社変更に伴い、少しづつ変化を遂げる大さん橋。市民や利用者がもっと、大さん橋自体を目的地として出かけられるような施設を目指すと話してくださった大塚さん。
海の玄関口としてだけでなく、横浜の象徴としての発展に期待したい。
いろいろなイベントや企画、楽しみにしています
取材を終えて
なお、これも投稿にあった「ハートロック」だが・・・
こちらは以前の様子
現在は・・・
撤去されている代わりに看板があった
「一時お預かりさせていただき、恋愛成就を祈願し神社にてお祓いをいたします」
ただの撤去、廃棄ではなく、ちゃんと祈願していただけたようだ。ここに願いを託したハートロックをかけた人たちの思いが成就しますように。
―終わり―
doraxさん
2016年07月27日 14時54分
少なくとも、あの目障りで汚い「ハートロック」群が撤去されたのは良かった。せっかくの「ビューポイント」を台無しにしてましたから。