およそ90年の歴史を誇るホテルニューグランド、改修でどう変わった?
ココがキニナル!
来月、ホテルニューグランド本館がリニューアルオープンします。どう改修されたか、取材をおねがいします(5656さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
2016年10月4日に本館リニューアルオープン。内装デザインに大きな変化はなく歴史と伝統を維持。1階に「SOGOショップ」が誕生
ライター:カメイアコ
コーヒーハウス ザ・カフェ、イル・ジャルディーノの新作メニューにうっとり
続いて、プリン・ア・ラ・モード、ドリア、ナポリタンと数々の名作料理が味わえる「コーヒーハウス ザ・カフェ」へ。リニューアル後、メニューなどに変化はあるのだろうか。
コーヒーハウス ザ・カフェ
入ってすぐにデザートのディスプレイがあり、つい寄り道。宝石を眺めるように、じっくりと愛でたくなる。
窯焼きクラシックプリン(594円)がレギュラーメニュー化!
以前は限定として提供されていたが、リニューアル後からはいつでも購入可能になった。
季節ものの、柚子のタルト(540円)も新登場
6代目料理長の長谷信明(ながたに・のぶあき)さん
料理長の長谷さんは「これからも変わりなく、お客様に喜んでいただける料理を提供していきたい」とお話くださった。
全104席、ゆったりとした配置
内装は、柱に鏡が取り付けられ、絨毯の張り替え、天井の塗り直しが行われ、空間にさらに奥行きが出て、ぐっと華やかさが増した。
10月4日~11月10日まで「秋のオールドクラシック」と題し、サツマイモや秋鮭など秋の味覚や郷土のものを使用したコース料理を提供中とのこと。
今回のリニューアルで登場した新メニューはこちら。
本日のキッシュ(1566円)
テリーヌ シェフスタイル(1782円)
リニューアル前は「オードブルバリエ」という数種類の前菜が楽しめるプレートとして提供されており、その中でも人気だったキッシュとテリーヌがアラカルトに登場。こちらは日替わりのメニューなのだとか。
チキンのクリーム煮 パイケース詰め(2268円)
海老と帆立のクラーレンス風(2700円)
ポークの香草パン粉焼き(2268円)
次はイタリアンレストラン「イル・ジャルディーノ」で、お料理を堪能してきた。
料理長の冨澤寛(とみざわ・ひろし)さん
「旅するイタリア」をテーマとし、北から南までイタリア全土の郷土食を取り入れ、「食事をしながらイタリアを旅した気持ちになれる」というコンセプトでリニューアルオープンに華を添える。
まるで映画のワンシーンを見ているよう
これまでと同様に期間限定のセミビュッフェも行う予定で、2017年2月~3月ごろまでを予定。前菜とデザートはビュッフェスタイルで、パスタとメインは好みのディッシュを選択できる。
フレーバーが増えたジェラート
絵画みたいに美しいケーキ
ジェラートは以前までバニラとチョコレートのみだったが、ベリーや柑橘系などの女性の心をくすぐるフレーバーが増えた。ケーキも日によって、見た目やフレーバーが変わるという。
新作メニューも魅力的
新たに増えたメニューの中でも、一際目を引くのがTボーンステーキ。骨の近くのうまみのつまった部位まで食べられるように、切りやすいナイフとフォークをとりそろえている。
この中から好きな色とデザインのシルバーを選択できる!
その日の気分や服装に合わせて、ナイフとフォークを選べるという遊び心がうれしい。どこかの貴婦人にでもなったような感覚。日常を徹底的に特別な日にしてもらえるサービスが、ファンの絶えない理由の一つではないだろうか。
ここで披露宴も可能
新たにプロジェクターを設置し、影が移らないように裏側から投影できるようにしている。宴会や結婚式の二次会などで貸切可能だという。
料理、スイーツをたっぷり堪能した後は、バー・シーガーディアンⅡ(ツー) でで大人の時間を過ごしたい。
バー・シーガーディアンⅡ(ツー)
イスや絨毯の張り替えが行われ、ラグジュアリー度が一層増した印象。
好きなお酒について、いつまでも語っていたくなるような空間だ
リニューアルに際して、「イチローズ・モルト シーガーディアンⅡ、Ⅲ」をオリジナルボトルで提供・販売中だ。2008(平成20)年、秩父で醸造を始めて以来、人気がとどまらず、銘柄によっては入手困難なものもあり、プレミア価格であっても争奪戦が止まらない幻のウイスキーだ(カメイが内覧会中に一番食いついた情報でした)。
1ショット/2916円、1ボトル4万8600円
イチローズ・モルトは、一般的なバーでもワンショット2000円~2500円はするので(置いてあるバーは少ないし、すぐに無くなる)、決して高くないと感じる。しかも、あの高級感漂う雰囲気、完璧なサービスの中でいただけるのだから、個人的には仕事が終わったらすぐにでも飲みに行きたいくらいだ。
「SOGOショップ」もオープン!
リニューアルオープンと同時に「SOGOショップ」が本館1館にオープンした。
さっそく店内を拝見
営業時間は午前9時~午後7時まで。ニットやスカーフなどのファッションアイテムをはじめ、食器やグロッサリー(食料雑貨)なども取り扱っている。
ホテルニューグランドのフェニックスマーク入りのアイテムは、横濱スカーフの「丸加(まるか)」や「フクゾー」など横浜発祥のブランドをはじめ、バカラやレイバンなど海外ブランドにも刻印された商品を約50種類用意している。
今治タオルの綿100%バスローブ(1万9224円)
レイバンのサングラスのケースにも
そごう横浜店オリジナル、カシミアのカーディガンも!(4色/各3万9960円)
スカーフの柄にもニューグランドが描かれる
「SOGOショップ」の誕生は、自宅に帰ってもニューグランドをそばに感じたいというファンの要望を叶えたかたちになる。「震災からの復興」をイメージしたホテルニューグランドの象徴であるフェニックスマークは、洗練された美を兼ね備えたデザインだ。
今回の改修工事後のリニューアルで、見た目がガラリと変わってしまった、ということはない。いつまでも変わらない真面目さとアンティークになり過ぎない柔和さが、こんにちもホテルニューグランドのファンを作り続けているのだと感じた。
取材を終えて
リニューアルしたホテルニューグランドにすっかりのぼせ気味。まだ分不相応だなと感じつつも、いつかは宿泊したい、このホテルに見合う人物になりたいと感じた。
―終わり―
よこはまいちばんさん
2016年10月09日 02時28分
1階にオープンしたSOGOショップ。改装前と既存店舗構成は変わらずにSOGOショップが新たにオープンしたので「そんなスペースあったっけ?」と。1階はフロアマップでも掲載してくれれば良かったのに!窯焼きプリンがテイクアウトでの定番商品になったのは良かったです。先日そごう横浜店で2日間数量限定で販売されていたものの、開店時間に合わせて行くのも面倒で諦めましたが、近い内に偵察兼ねてザ・カフェに行ってみようと思います。
トロロさん
2016年10月08日 20時28分
周囲は歴史的建造物があるにも関わらず残念なのは、某宗教団体が買収し名前と中身で周囲の景観を著しく落としているのが山下公園エリアなんですよね。。。
マサ・ヤマモトさん
2016年10月08日 15時30分
こういうのは大事にしてかないと。
ホテルなんだから部屋の紹介もして欲しかった。