編集長の沽券

「さっきたまごパンを食べたんだよオレ」。戦う前から言い訳


家系好きの吉田にもってこいの初試合だ


さらっと乳化系スープの「らーめん（700円）」は誰をも魅了する


30分のタイマーが設定されたストップウォッチが渡され、チャレンジスタート


「オレはとんこつ王になる」「だめだったらポンコツ王ね」

　
ギャグなのか何なのか分からず、角田さんも対応に困っている。静まりかえった店内の空気に耐えかねたのか、ラジカセのスイッチを入れ「少女時代」の曲を流してくれた。
　

てやんでい

　
開始8分。小島が普通サイズの「らーめん」を食べきったころ、ずりおちたメガネを上げようともせず、吉田は虚空を見つめる。
　

あれ？　編集長、減ってませんよお


小島は2杯目、同店人気メニュー「辛唐丸（からからまる）そば（950円）」をオーダー

　
手持ちぶさたになり、腹が減っていただけはない。おそらく、吉田が店内に入って開口一番「これがキニナル」と言っていたのを思い出し、これ見よがしに食べるといういやらしい行為なのだろう。
　

最初は卵につけて、その後全部まぜまぜしてチーズをかけると絶品

　
ここで言い出しっぺが「6周年」という数字の縁起を無視したことになるが、「7年目ってことで！」とこじつけ、ラーメンをすする。
　

小島の日ごろのうっぷんを晴らした瞬間

　
開始10分、残量チェックをする角田さんは「2人前くらいは食べてますね。でも、これくらいの量は一般人だと食べられるんですよね」とドSなコメント。さらに追い打ちをかけるように「昔の自分だったら食べきれてる量なんですよね～」と続ける。
　

「オレはパンピーじゃねえ・・・」。何様か

　
開始16分、小島は過去に苦しんだ「ラーメン2杯」の壁を超え、軽くごちそうさまをする。小島を見て、吉田は言った。
　

オレはこの6年何をやってきたんだろう


もう大食いやめようぜ

　
まさかの発言。勝率を上げるんじゃなかったのか！？　読者の方々、編集部ではもう大食いはやめるそうです！　今まで応援ありがとうございました！！

って、いやいやいや、やめるやめない、はさておき、まだチャレンジ中なので頑張ってください！
　

チュル

　
「シャドー食い！！！」「秘技1本食い！！！！！」とコメントし、「ヒヒヒヒヒ」と自分で笑う吉田。

こんなにハイなのはなぜ・・・？　サイト開設より6年、編集長として初のチャレンジを楽
しんでいるのであろうか。

　

生まれる！！　生まれるよ！！！　腹が四角いよ！


キュービック吉田と呼んでくれ！　

　
腹を揺さぶりジャンプをし、店がドシドシと揺れた瞬間、30分が経過。たまごパン間食とギャグ連発が敗因、吉田は散った。
　

残量は約2人前。3人前をたいらげた

　
まだ謎のギャグを連発し続けるハイテンションの吉田をにらむ小島。
　

お残しはいけませんよ


ガブリ

　
果敢に挑んだ。誰にも命じられずに挑んだ。どうしたんだ小島！　あれだけ吉田にやらせると息巻いていたのに！！　これが「お残しはいけまへんで」という教育のたまものか。

追加時間15分、途中「っ・・・」とひきつけをおこしつつ、何とか麺と具材を完食する。
　

小島！　セクシー！

　
急に元気いっぱいになった吉田が小島にエールを送るが、スープまで飲みほすことはできなかった。
　

ごめんなさい

　
チャレンジメニューの勝率を上げるべく、吉田は小島に指令を出したが部下から返り血をあび、小島は小島で「6周年だから合計6人前」と言っていたのに7人分のラーメンをオーダー。
　

吉田は完食し、この「蔦丼（350円）」が食べたかったそうだが叶わず

　
何とも情けない結果に終わったが、一部始終を見て大笑いをしてくれた大食いマスターの角田さんのコメントに救われた。

「食べきるコツは、まず、麺を一気に食べて、そのあと具に手をつけること。吉田さんは最初からペースが遅かったので、だめだと思ってましたよ。一般人です、ふつう。しかも初めてでしょ」とやっぱりドSっぽく、そして「小島さんは今回よく食べられましたね。前回よりもたくさん食べられるようになったじゃないですか。現場で鍛えられたんですね」と小島を評価してくだった。
　

ご協力ありがとうございました！

取材を終えて

実は食べられると思ったんだよお、リベンジするよお

　

―終わり―