知る人ぞ知る超マニアックな「専門店」を探せ! 川崎編
ココがキニナル!
マニアックな専門店の記事、面白かったです。川崎にもそういうお店ってありますか? 調べてほしいです(いぶりがっこマヨネーズさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
趣味を極めるお店から、店主の絶対の自信がうかがえる店、こだわり抜いた逸品が買える店まで、川崎市内にあるちょっと変わった専門店4店舗を紹介
ライター:細野 誠治
マネのできない美味しさ。その場で手づくりの専門店
オンリーワンの次はナンバーワンを。
最寄りは東急田園都市線・溝の口駅(JR武蔵溝ノ口)
西口から南武沿線道路を津田山駅方面へ5分ほど。白亜のマンションの1階にある。
おはぎ専門店「ももすず」
2016(平成28)年の1月にオープンしたばかりのお店。お邪魔してみよう。
店主の百瀬江子(ももせ・きみこ)さん、81歳(若い!)
長野県で生まれ育ったという江子さん。若くして夫と死別した後、味に絶対の自信がある“おはぎ”の店をやろうと一念発起。67歳にして起業をしたそうだ。
「母がね、おはぎを作るのが上手だったの。私に手伝いをさせて。おはぎは、母との思い出なのよ」と江子さん。
種類は全部で15種類。すべて180円
こちらの、ももすず、実は5店舗め。長野に3店舗と北海道に1店舗。そして川崎が最も新しいお店。
この場所を選んだ理由は友人の家に近いことと、東京のテナント料の高さから逃れてきたため。
「私ね、この味をみんなに広めたいのよ。だからフランチャイズにして、お店を始めたいっていう人に作り方を教えているの」
長野と北海道の店は、江子さんの生徒が切り盛りしているお店なのだ。
(川崎は江子さん自らが作ってくれる!)
看板には「日本一」の文字が
そんなに美味しいの?
ももすずには、さまざまなファンが付いている。音楽家に小説家エッセイスト、某漫画家たちが常連となっている(訪れると分かりますよ)。
美味しさを伺わせるエピソードが、もうひとつ。
評判を聞いた、誰もが知っている超有名菓子メーカー社員が「商品化したい」と訪れ、江子さんはレシピを提供(太っ腹すぎる・・・)。
が、保存料・着色料など一切使わずに味を再現・大量生産することが、どうしても出来ないと商品化を断念。猛烈に悔しがったとか。
合成保存料に着色料、化学調味料など一切なし。余分なものは使わない
しかもオーダーを受けてから、ひとつずつ手づくり
「お腹が空いたな」と店を訪れて、食べたい“おはぎ”を伝える。江子さんが応えて、もち米を団子にしてゆく。とても大事なものを、(本当にそっと)大切に扱っている様子が目の前で伺える。それでいて、当たり前のように食べさせてくれる。そんな、「ありがたい」と思えるところ。
時間がゆっくり流れる、いい空間
あんこおはぎをいただく
食べると優しい甘さ。深い、という感じ。ゆっくり滲むような甘さ。もち米と、うるち米の歯ごたえが絶妙。甘すぎない。すっきり。「男性客が多い」というのも分かる。
江子さんお勧めの12個入り「幸せの玉手箱」1800円
筆者の「儲かっていますか?」の言葉に、頷く江子さん。
「材料費は高が知れているしね。でも家賃で消えちゃうかな」
「横浜にもお店を出したいわ」と江子さん
江子さんがひとり、のんびりと営んでいるお店。確実に手に入れたい方には電話予約をお薦めします。
もっとマニアックス! とことん惚れ込んだモノをお届け
お店紹介も、いよいよ大詰め。最後は、こだわりも半端ない。
場所は宮前区の菅生(すがお)。東名川崎インターから車で5分。
溝の口駅から川崎市営バスで20分乗車。「聖マリアンナ医大下」すぐの立地
こちらの中古車販売店「アローズ」がスゴイ!
写真で分かる通りメルセデス・ベンツの専門店なのだが、特に「W124」と呼ばれる車種だけを扱っている。
メルセデス・ベンツW124専門店!
ある特定の車種に特化した中古車販売店は比較的多いのだが、「W124」というモデルのみに特化した店は珍しい。
では「W124」とは何か? メルセデス・ベンツより1985(昭和60)年から1995(平成7)年の10年間に渡り製造・販売された車種であるということ。
代表の関根友治(せきね・ともはる)氏
この道14年だという関根氏は、地元・川崎出身。
横浜市都筑区で営んでいた店を、ここ宮前区に移したのが2010(平成22)年。
自身、W124に魅せられているという。
なぜW124専門店を?
「今の車にはない魅力があります。モノ作りの心が、しっかりとあった時代の車なんです。走りや高級感、安全に関わるところなど全てにおいて、設計もお金も十分に費やされている最後の車です」
さまざまな車を乗り継いできて、辿り着くとも。そんなファンが日本全国にいるという。
客層は40~60代の男性が多く、若いころの憧れや、また乗りたいというユーザーに支持されている。
時代はちょうどバブル景気の只中だったクルマ
ではここで恒例の質問。儲かってますか?
「全然。何とかやっていっていますよ」と。
ご謙遜を・・・。
価格はすべて整備費込み込み、とことんW124に惚れ抜いた関根氏の店に、わざわざ地方から同好の士が訪れるほどのお店なんですから。
現在オススメの95年製、価格は整備費込みの98万円!
経年により少しずつ車体やパーツの入手が難しくなっているそうですが・・・
好きを仕事にした人の、秘密基地めいたカッコいい居場所、ですかね。
取材を終えて
今回も、かなりの駆け足での紹介でしたが、どのお店もトコトンこだわりのある4店舗でした。
前回の横浜編でも感じたのですが、どの専門店も肩の力が抜けていて、それでいて力強く、好きなことに邁進をしている姿が印象的でした。
機会があれば、ぜひまた「変わった専門店」を紹介したいと思っています!
ディープタウン・川崎でした
—終わり—
ワンカラ 一人カラオケ専門店
住所/川崎市川崎区小川町2-3 アオキビル第10 9F
電話/044-200-4557
営業時間/24時間営業
定休日/無休
https://1kara.jp/ship/kawasakihigashiguchi.php
BREATH(ブレス) フルオーダー式ウエットスーツ専門店
住所/川崎市宮前区有馬5-22-25
電話/044-856-0331
営業時間/12:00~20:00
定休日/不定休
ももすず おはぎ専門店
住所/川崎市高津区下作延1-7-48 溝の口ガーデンレジデンス110号
電話/044-813-0255
営業時間/10:00~19:00
定休日/水曜・第二火曜
ARROWS(アローズ) メルセデスベンツW124専門店
住所/川崎市宮前区菅生3-27-14
電話/044-976-6155
営業時間/10:00~20:00
定休日/月曜
ホトリコさん
2016年10月27日 19時44分
ワンカラと同じ会社のカラオケチェーンまねきねこが今年の夏に保土ヶ谷西口ロータリー、ガストが一階にあるビルに出店して以来通っています。朝カラってサービスと、写真にも出ていた主にアニソンやキッズ向けのカラオケ機すきっとが売りで、朝カラで朝ごはんをついでに食べています。お食事メニューは個人的に好みです。