雑貨ショップAliceにて

思っていたよりもこぢんまりしているが、白塗りの壁に、ウッド調のディスプレーが置いてある。間違いない、これが探していた雑貨ショップだ。
　

キニナルにあった呼び鈴


御用の方なので、呼び鈴をポチ（突撃ですみません）


店主の鈴木富美代（すずき・ふみよ）さん

　
事情を話し、取材の旨を伝えると、少し驚きつつも快諾してくださった。

「確かに看板も出してないので、分かりにくいですよね」と鈴木さん。

実家の玄関部分を改装したという店舗のほか、ヤフーやカラーミーショップ、アマゾンといったネットシップでも商品の販売を行っている。店舗の定休日は決まっておらず、営業時間もまちまちとのこと。

「お店は12～13年前に開きました。可愛いものやキャラクターものが好きだったので、最初は仕事と両立しながら軽い気持ちで始めました」ときっかけをお話いただいた。
　

きれいにディスプレーされている

　
仕入れの基準は、自分が使いたいものや可愛いと思うものを中心にそろえており、子ども用の文具やシールのほか、婦人用の靴下や肌着、犬の洋服、カップなど多種多様である。どれも、鈴木さんのお眼鏡にかなったものばかりが並ぶので、厳選されているという印象を受けた。

　

子どもに人気のキャラクターグッズから


女子の心をくすぐる犬猫グッズまで

　
自宅で運営し、家賃がかからない分、比較的安い価格で販売できていると言い、シールや文具は100円以下。ソックスは80円から、婦人シャツは500円、スパッツは400円ととにかく安い。主なお客さんは、近所の主婦やお年寄りを始め、100円を握りしめてシールや文具を買いに来る小さな常連さんたちだ。
　

子どもからお年寄りまで、地域住民に愛されるお店

　
「100円ショップで売ってそうなものを同じ価格で売ってもつまらないじゃないですか。だから、子ども向けのシールや文具は100円以下で販売して、お小遣いでも買いに来られるような価格帯にしています」とのこと。
　

ハンカチ80円。買い物を通して子どもの社会勉強にも貢献

　
「予備にもう一つ買っていこうかな？」と思わせる価格帯が心地よい。子どもたちも自分のお小遣いの範囲内で買い物できて、ちょっとした社会経験になる。こういうお店、うちの近所にもほしいな。
　

鈴木さん、ご協力ありがとうございました

　

取材を終えて

店名のAliceは、鈴木さんが大好きな『不思議の国のアリス』から名付けられたそうだ。その名の通り、あわや迷宮入りかと思われたが、いろんな人の助けを借りて、無事に脱出できた。野毛山動物園や成田山参拝の際に、足を運んでみては？　定休日が決まっていないので店が閉まっていたら、勇気を出して呼び鈴を押してみよう。
　

キニナル投稿者が見たと思われる、店を開けていないときのAlice

　

―終わり―
　

取材協力

Zakka Shop Alice
住所／中区花咲町2-71
電話番号／045-253-7639
定休日／不定休（雨天閉店）
ネットショップ／http://alice-yokohama.shop-pro.jp/
http://store.shopping.yahoo.co.jp/shop-alice/

アデリースタジオ
住所／中区赤門町1-8
電話番号／090-2419-7939
営業時間／11時～18時
営業日／水・木・金・土
ホームページ／http://www.adelie.jp/