JR戸塚駅の線路沿いにヤギが出現!? 会いに行けるアイドル「メイ」ちゃん
ココがキニナル!
最近、戸塚区の柏尾川沿いでヤギを散歩している人がいるという。一体なんのためにヤギを飼っているの?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
2017年11月より福島県から戸塚へやってきたヤギのメイちゃん。命の尊さを伝えるため、毎日柏尾川付近をお散歩。JR戸塚駅のホームからも見える
ライター:はまれぽ編集部
メイ散歩
メイちゃんの小屋は、桜並木が有名な戸塚区の柏尾川のすぐ真裏にある。
リードをつけて出発!
横浜市内では、3頭までならヤギはペット扱いになるという。また、神奈川治水事務所(柏尾川管理者)と戸塚土木事務所に雑草を食べさせても良いと許可をもらっているので、お散歩中のお食事も問題ないそうだ。
川沿いから街中へ出ると、
道行く人が振り返る
反対側の川沿いまでやってくると
雑草を食べ始めたメイちゃん
メイちゃんが雑草に夢中になっていると、後ろから男子高校生がやって来た。物珍しげにジーっとメイちゃんを見ていると、片山さんが「おいで!」と声をかけ、キャベツを手渡す。
恐る恐るキャベツをメイちゃんに近付けていた
メイちゃんがキャベツを食べる様子を見届けると、男子高校生は片山さんに軽く会釈してその場を去っていった。
それから数分もしないうちに、今度は女の子が少し離れた場所からメイちゃんを凝視している。片山さんは先ほどと同じように声をかけキャベツを手渡す。
「触っても大丈夫ですか?」
女の子はキャベツを食べる様子を興味津々に眺め、そっとメイちゃんの体に触れると、「かわいい・・・」と笑顔になる。
目と目で通じ合っていた
どちらも控えめなイメージの子だったが、積極的にメイちゃんと触れ合っていたことに驚いた。
「人は見た目じゃ分からないなぁ、と改めて思ったよ。普通だったら関わることのなさそうな人も、メイがいると笑顔で寄ってくるからね」と、片山さんは嬉しそうに話す。
通りすがりの男性は「おぉ、ヤギか! 珍しいね」と躊躇なく手を伸ばす
塾へ行く途中の男の子も足を止めてメイちゃんと交流
散歩をスタートして20分も経たないうちに、メイちゃんが街の人にもたらす癒し効果を目の当たりにした。触れ合う人がみんな笑顔になっていくのだ。
そしてメイちゃんはひたすら草を食べる
3歳になる息子さんを連れていた女性は、「戸塚に住んでいますが、ヤギがいるなんて知りませんでした! 息子は動物が好きなんですが、ヤギは初めてだから良い機会になりました」と、メイちゃんにキャベツをあげている息子さんの様子を眺めていた。
片山さんは、「メイを通して“街があったかい”と感じることもあるし、その反対もある。お孫さんがメイの嫌がっていることをしても注意しないおばあちゃんとかね。そういう時は、自分が代わりに注意したりして。だからこそ、こういう地域のつながりを大切にしたいと思うよ」と話してくれた。
約1時間のお散歩で、20人以上の方がメイちゃんと触れ合っていた
手持ちのキャベツがなくなったところで、本日のお散歩は終了。
黙々と雑草を食べるメイちゃんと、それを見て笑顔になる戸塚区の住民たち。ただただ様子を見ていただけなのに、なんだかちょっと幸せな気持ちになった。
戸塚駅の3・4番線ホームからもメイちゃんの様子が見える
基本的には柏尾川近辺をお散歩しているメイちゃん。雨の日以外であれば、お散歩しているメイちゃんにバッタリ出会えるかもしれない。
取材を終えて
片山さんの営む純喫茶モネには、メイちゃんの活動を応援するグッズやお客さんが自発的に作った「ヤギ募金」が置いてある。
メイちゃん缶バッチ(500円)
もうお金が入らないほどいっぱいだった
ほかにも、くず野菜を提供してくれる地域の方や、定期的に小屋へ遊びに来てくれるファンもいるそうだ。
生き物って、いいなぁ
今年の春には子ヤギを迎え入れる予定とのこと。戸塚がヤギの街になる日は、そう遠くないかもしれない。
ー終わりー
取材協力
戸塚ヤギ
http://fanblogs.jp/totsukayagi/
はてな?さん
2018年03月18日 13時18分
多くの人たちが見れるようにしているのはとてもいいのですが 食べるものを看板など書いてそれ以外はあげないようにするとかしないと いろいろなものをあげるひとが出てこないかと気になります
ナチュラルマンさん
2018年03月18日 08時49分
メイちゃんだけに是非とも!戸塚メイ物(名物)になってね!(笑)
peachpurinさん
2018年03月18日 00時18分
「トリビアの泉」で、キリンはペット飼育が可能だと言ってたのを思い出した