横浜・みなとみらいに完成した「京急グループ本社」の内部をレポート!
ココがキニナル!
みなとみらいに建設している京急の本社ビル。ミュージアムも併設されるという本社ビルの内部がキニナル!(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
9月2日に竣工記念式典が行われた京急グループ本社。内部は、随所に京急らしさが散りばめられ、コミュニケーションの向上に向けた作りになっていた。「京急ミュージアム(仮称)」は、今年度オープン予定
ライター:田中 大輔
17階にはおしゃれカフェ!?
ビル上部の17階は、コミュニケーションエリアとされ、カフェテリア「Terminal(ターミナル)」が置かれる。
手前のスペースにも、いずれはテーブルが置かれる予定
いわゆる社員食堂としての機能のほか、全社員が24時間利用可能なスペース。本社ビルに入居していないグループ会社の社員でも使えるようになっているそうだ。
奥にはカフェ風のスペース。窓の外には緑もありくつろげる空間だ
プロジェクターが常設されていて、プレゼンテーションやスポーツのパブリックビューイングなど、食事や休憩以外にもさまざまな用途が想定されているとのこと。
テーブル席のほか、「憩休庵(けいきゅうあん)」と名付けられた和風スペースも設けられている。予約制となっているそうで、外国からの来客があるときなどに重宝されそうだ。
社員の発案から名付けられた「憩休庵」
窓の外はスカイデッキとして利用できるようになっていて、天気の良い日などは用がなくても来たくなるような場所になっている。
スカイデッキには、交通安全を祈願する京浜観音の引っ越し先も。
観音様のお家。神様ではなく、仏様というのが興味深い
ビルの屋上にお稲荷さんのお宮があることは少なくないが、こちらは仏様。というわけで、現在、泉岳寺の本社にいる京浜観音の引っ越しの際には川崎大師から人を呼んで儀式を行うそうだ。
ミュージアムはカミングスーン
この日の公開はなかったが、1階部分では京急の企業ミュージアムである「京急ミュージアム(仮称)」を建設中で、今年度中のオープンを予定している。
こちらは一般向けの施設で、「本物を見て、触れて、楽しめる施設」をコンセプトとしているそうだ。
オープンを待つデハ230型。好きな人にはたまらない1台とのこと
目玉は1930(昭和5)年から1978(昭和53)年まで、50年近くも活躍した「デハ230型 236号車」。
京急の前身の一つである湘南電気鉄道の創業時から走っていた車両で、埼玉県川口市の公園に展示されていたもの。本社移転を機に譲渡を受け、整備して展示されることになったそうだ。
17階の窓から望む景色。多くの企業ビルのほか、観光スポットも点在
ご近所には資生堂の企業ミュージアムや原鉄道模型博物館、横浜アンパンマンこどもミュージアムなどもそろう場所。京急ミュージアムが完成すれば、近隣施設と合わせて、辺りを楽しむこともできそうだ。
取材を終えて
今後、9月に2度ある三連休を利用して、まずは京急電鉄や京急バスなどが引っ越しを行い、その後は週末を利用して1、2社ごとに移動を続ける。早いところでは9月17日から新社屋での勤務が始まるが、全11社がそろうのは10月末の予定。
エントランス付近の窓。黒丸に交じって京急の社章
会社勤めをしている人にとっては、うらやましくなるような京急新本社。
オフィスやカフェテリアに入れる機会のある人は多くないだろうが、ミュージアムがオープンすれば、社員ではない人にとっても身近なものになるのかも。
ミュージアムについては続報があり次第、はまれぽでもお知らせするのでチェックをお忘れなく!
-終わり-
Kitkatさん
2019年09月29日 02時58分
恥ずかしながら、いままで本社は東京にあるとは知らなかったくらい、京急は神奈川が地元の電鉄会社だと思ってました。今回の本社ビルの移転、なんだかとてもうれしいです。ミュージアムのオープンが楽しみです。取材、よろしくお願いします。
Nicksさん
2019年09月27日 00時16分
オフィスの空間性や機能性も高くて眺望が最高ですね。横浜港も見えるし開放感も抜群ですね。ここで働ける人達は幸せだと思います。みなとみらいに本社を立地いただいて本当に良かったと思います。
よこはまいちばんさん
2019年09月06日 15時04分
横浜へ本社移転が発表されて京浜急行電鉄の株を初めて買いました。これまでも会社として横浜エリアは重点地区であった筈ですがヤッパリ本社の品川エリアがメインに思えたが、今後は名実共に横浜に根ざした企業として発展を期待したい。でも・・・自分の年代には「略称:京急」は余り違和感ないものの「京急電鉄」の言い方が全く馴染めず、やっぱり「京浜急行電鉄」「京浜急行」デス!電車車両デザインも窓枠まで太い白帯ではなく、赤い車両に窓下に白い帯!