横浜中華街といえば、やはり「食べ歩き」に「食べ放題」。さらに追加するとしたら数多ある「占い店」が有名だろう。

　

　さまざまな種類の占い店がしのぎを削っている

　
はまれぽでも以前「中華街の手相占いは、どこの店も同じ結果が出るって本当？」という、赤裸々な取材を行っている。占いは信じるも信じないも自分次第とよく言うが、今回の投稿の人物は、まず「占い師」かどうかも信じられていないようだ。真偽を確かめに、2016（平成28）年11月某日、よく晴れた午後3時ごろ、横浜中華街、関帝廟前へ向かった。
　

　

平日、混雑する中華街の一角に・・・

　　

　平日でもなかなかの混み具合
　　

　関帝廟に近付き、ふと階段の下を見ると・・・

関帝廟の目の前にいて坊主、そして自転車。しかもタイミングよく女性が声を掛けられている。おそらく白いセーターを着たおじさんが、投稿にあった自称「占い師」だろう。ひとまず遠巻きに眺め、足早におじさんから離れた女性に声を掛けてみた。

　　

　お話いただきありがとうございます！

観光に来たという女性は、関帝廟を眺めていたところ、「神様にご挨拶しても無駄だよ。俺は坊主だから見てやるよ。どこから来た？　ハワイ？」と、突然おじさんに声を掛けられたという。

「いや、あんまりにも胡散臭いじゃないですか。ハワイって・・・。だから“広島です”ってウソをついてきっぱり拒絶したんですけど、その後は別に付いてこられることもなく解放されました」

　

　なかなかの大荷物

話を聞き、思わず「ハワイ・・・」と謎の相槌を打ってしまった。どうやら「坊主」というのは見た目のことではなく、寺などにいる「僧侶」のことを指すようだ。ほかにも話しかけられる人がいないか観察していると、おじさんは自転車に戻り、ビニール袋からフルーツ的なものを取り出し食べながら周囲を徘徊しだした。食料持参から見るに、長丁場で占い（？）をしているようだ。