【1日限定4食】都筑区東山田「湯島寿司」のカマトロ丼を食べてきた!
ココがキニナル!
グリーンライン東山田にある湯島寿司の1日4食限定カマトロ丼(1000円)が気になります。カマトロとはどんな部位なのか気になります。(ゆーたろうさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
マグロ1匹から2つしか取れないカマトロを贅沢に使ったカマトロ丼は、利益度外視の絶品だった。ランチ限定メニューで土日はすぐになくなってしまうので、食べたいなら平日に行くのがおすすめ。
ライター:はまれぽ編集部
1日限定4食のカマトロ丼とは?
そもそも「カマトロ」とは何なのか。マグロの部位であることは言うまでもないが、それがどの辺の部位なのか知っている方はそう多くはないだろう。
ズバリここだ
エラの後ろ部分、「カマ」の中でも特に脂ののった部位を「カマトロ」という。そしてこのカマトロは、何とマグロ1匹から2つしか取れないそうだ。
「とても希少な部位なんだよ」と邦昌さん。湯島寿司では、その希少な2つのカマトロを半分ずつ使って1人前のどんぶりとする。つまり、4食分でマグロ1匹のカマトロを使い切ってしまうので、“1日限定4食”というわけだ。
これがカマトロ。マグロ1匹からこれだけしか取れない
1つのカマトロが2食分のカマトロ丼になる
断面のほどよい脂が鮮やかに光り輝いている。これをさらに処理して、赤身をこそいだものとトロの身とに分けるそうだ。
「余すところなく使ってカマトロを全部味わってもらう」と、何とも気前がいい。
こちらが処理した後のトロの身。1つが1食分だ
さて、そうこうしているうちに時刻は11時30分になった。いよいよ開店である。早速カマトロ丼を注文しようとすると、邦昌さんが先に声をかけてきた。
「腹減ってるだろ? ちょっと待ってな、ついでに穴子も握ってやるから」
再び筆者の食指はウネった。
絶品のカマトロ丼! そしてすぐに完売
カウンター席に着いてかほるさんが渡してくれたおしぼりで手を拭いていると、あっという間にまずは穴子が出来上がった。
穴子の握り(1カン400円/税別・以下同)ゆず塩とタレでいただく
何をどう書いても筆者の語彙と表現力では味を伝えることはできないので、どうか実際に食べて確かめていただきたい。ひとつ言えることは、一番人気もむべなるかな、ということだ。これは必食である。
ちなみにランチメニューではこの穴子を贅沢に使った穴子丼が1200円
そして、いよいよカマトロ丼が登場した。まず驚いたのは、膳の充実ぶりとその値段とのギャップだ。
こちらが1日限定4食カマトロ丼(1000円)
先ほど見たカマトロがふんだんに。赤身もたっぷりとある
これが1000円で食べられるの・・・?
率直な疑問に、邦昌さんは事も無げにこう答えた。
「儲けはないよ。ほら、早く食べな」
マグロ1匹から2つしか取れないという希少部位を贅沢に使ったカマトロ丼。邦昌さんが言うには、土日・祝日は開店と同時にほぼ売り切れてしまうという。それはそうだろう。限定4食でこの充実ぶりなのだ。
箸を付けようとすると、女性3人組が来店した。テーブル席に着いた彼女たちが注文したのは、もちろんカマトロ丼。この日は平日だったが、あっという間に完売してしまった。
開店からわずか10分。この直後にもう1人来店した
その男性客は筆者のせいでカマトロ丼にありつけなかったわけだが、そこはご容赦いただきたい。でも話を伺って少し安心した。3年来の常連客のようで、カマトロ丼はもちろん、穴子丼もよく食べているのだという。この日は「ちらし丼」にしたらしい。
写真まで撮らせてくれた。ちらし丼(1200円)
さて、肝心のカマトロ丼の味である。
だがもうお分かりのように、筆者にはそのリテラシーというか、スキルというか、文章力・・・つまり伝える能力がない。
よって次の写真に代えさせていただき、あとはみなさんの想像力に任せることにする。ひとつ、想像の材料として絞り出した一文も添えさせていただく。
身は柔らかく、脂の甘みが際立ち、ひとたび箸を付けたら最後
ランチで1000円という値段は、みなさんならどう感じるだろうか。「安い」「高い」「ものによる」――さまざま意見はあるだろうが、このカマトロ丼に関しては、筆者は率直に「安い」と感じた。
味はもちろん、ボリュームも申し分ない。成人男性でもこの一膳でお腹いっぱいになるだろう。そして忘れてはならないのが、カマトロが「希少部位」であるということだ。
そんなプレミアムな一膳を1000円で味わえる。なぜ、そんなことが可能なのか?
「マグロの卸店と付き合いが長いから、安く仕入れさせてもらってんのよ」と邦昌さんは話す。しかし、先ほども言っていたように、儲けはほとんどないそうだ。
平日には、まれに残ることもあるそう
とことん気前のいい邦昌さん。カマトロ丼が売り切れだったら、ぜひ「穴子」を食べてほしいそうだ。ランチなら穴子丼は1200円だ。
最後に、読者のみなさんへのメッセージを頂戴したのでご紹介する。
「たまには回転していないお寿司も食べましょう。うちは明朗会計だから安心して召し上がってください。どのネタも自信を持っていますが、やっぱりうちに来たらぜひ穴子を召し上がってみてください」
湯島寿司はあくまで穴子がイチオシ
取材を終えて
湯島寿司は家族3人で営むアットホームで庶民的な寿司店だった。約4年前から始めたランチ限定1日4食のカマトロ丼は、多くの人に、本来庶民的な食べ物である寿司を楽しんでもらうためのものだそう。
土日・祝日は開店10分ほどで完売してしまうので、11時30分の開店と同時に入店するか、あるいは平日に行くことをおすすめする。もし売り切れていたら、店主イチオシの穴子を召し上がってみてはいかがか。
ちなみに各種クレジットカードやペイペイにまで対応しているのは意外だった
絶品の一膳を味わいに、またプライベートでも訪れてみようと思った。
―終わり―
取材協力
湯島寿司
住所/神奈川県横浜市都筑区東山田町867番地
電話/045-590-0317
営業時間/11:30~14:00(ランチ)
17:00~22:00
定休日/水曜日(祝日の場合は営業)
https://www.navida.ne.jp/snavi/100811_1.htm
食べ歩き好きさん
2020年08月27日 11時53分
先日記事みて食べに行きましたが、カマトロ部位の切り方にばらつきありますね。自分の時はちっちゃい切り身が多く、赤みのトロばかりの印象です。酢飯も酢が強すぎてむせるほど。期待して行ったので正直ガッカリでした
ちゅーるさん
2020年03月03日 17時07分
近所なのに知らなかったです!今度是非いってみます。