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野毛山動物園は無料なのにどうやって入場者を数えているの?

ココがキニナル!

野毛山動物園の今年度入場者数が23年ぶりに70万人に達したそうですが、どうやって数えているのでしょう? 入場無料なのでチケットの発売枚数ではないですし。(雲葉さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

入場者数は、入り口ゲート横のブース内で、カウンターを使って係りの人が数えています。

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ライター:橘 アリー

やっぱりそうなんだぁ・・・。でも、その理由には思いやりが!!



気にしなければ気付かないかも知れないが、気にしてみると直ぐに気付いてしまう、まさかの展開!!
出入り口ゲート横のブースの中に、入場者を見つめながらカチャカチャとカウンターを打っている人を発見!
 


まだ半年だそうだが、手慣れた様子でカウントしている野中さん


これは、やはり、入場者数を数えているのか?
広報担当の加藤 妙さんに聞いてみた。
 


広報担当の加藤 妙さん


加藤さんによると、開園以来、カウンターで数えているそうだ。カウンターは3個あって、大人・子供・幼児と別れている。
 


よく使いこまれている様子のカウンター


目視の上で人が行うものなので、大人・子供・幼児の区別も含めて100%正確とは言えないが、今後も、この方法で数えていくようである。

その理由としては、構造上、出入り口がそれほど広くないので、回転してカウント出来るバーのようなものを設けてしまうと、ベビーカーでの出入りがしづらくなってしまうためであるそうだ。
そこには、気軽に来てもらえようにという、想いやりが伺える。

この日カウントしていた野中さんによると、「訪れる方々は、のんびりとやって来るので、数えるのはそれほど難しくはない」との事だった。
しかし、混雑する休日などは、けっこう大変な作業ではないだろうか。
本当にお疲れ様です!

そして、入場者数増加の理由を、園長さんに聞いてみることに。



地道な努力が花開く!?


 


園長の市川典良さん


市川園長によると、来場者に楽しんでもらうために、「動物たちのお食事タイム」というものを設け、力を入れているという。動物たちは昼間寝ていることが多く、動いている動物たちを観てもらえるようにというアイデアのようだ。
 


動物のお食事タイムは人気が高い


そして、推定年齢36歳、人間にすると100歳は超えているというフタコブラクダの「ツガルさん」の世界一の長寿記録も、入場者数増加の要因のようだ。
 


ツガルさんの展示


このような手作り感のある展示が至る所に有り、見るのも楽しく分かりやすい。

そして、最近の野毛山動物園のニュース。3月24日より14:00~14:30の時間帯に、アミメキリンの赤ちゃんの一般公開を開始しているということなので会いに行ってみてはどうだろうか。
 


愛称は、来場者の投票で「走(そう)」「空(そら)」「恵「ぐみ」」の中から選ばれるようだ
 

「動物園は楽しい!」と話してくれた、まさのりくん(左)としゅうわくん(右)


このような子供たちの笑顔が、地道な日々の努力の支えになっているのだろう。



まとめ



動物園は好きな場所だから、とても楽しい取材だった。
野毛山動物園には手作りの温かさがあり、それに、動物の世話は人の手でものするだから、「入場者数を人の手で数えている」と言うことが、何となくしっくり来るような気がした。


― 終わり ―
 

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  • ズーラシアは野毛山動物園の後継だったのが、市民の反対で継続したのはまず知った上で、古くからある野毛山動物園がズーラシアや金沢動物園を抜いて入場者数を超えるのはすごいことでもあります。

  • (モヤさま見逃した・・・)一旦廃止も検討された野毛山動物園が、市民の寄付も得ながらそれでも無料で運営されているのは、市の中心部に誰もが気軽に立ち寄れる「動物もいる公園」を置くという、大都市としての横浜の意地みたいなものもあるかもしれない。近くを通りすがった時は、とりあえずレッサーパンダがウロツクのと、ハツカネズミがワサワサしているのを見て行くだけでも心が和む。

  • たしか野毛山はネーミングライツの候補に挙がったものの買ってくれる企業がなかったという経緯があったはずです。ビール会社が買って「野毛山キリン動物園」なら面白かったのですが。再び売り出す予定はないのでしょうかね。(キニナルに投稿してみようか?)

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