猫が踊っていたから踊場 !? おとぎ話のような出会いがある、はま旅Vol.3「踊場編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第3回は、猫オブジェが楽しい踊場駅。猫につられて街全体がおとぎの国に思えてきそうな、そんな旅でした。
ライター:河野 哲弥
駅北側では、伝説の銘菓を発見
今度は一転して駅の北側へ向かってみました。すると、コチラはうって変わった工業団地地帯。面白そうな場所探しは、ちょっと厳しいかなぁ…と思っていた瞬間、あの懐かしの景色が見えてきたのです。
カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは…
文明堂ぉー、の「横浜本社工場」直売店の様子
本社工場? エーッ、文明堂って横浜の会社だったのっ。
ところが事情を聞くと、こちらは暖簾分けした「横浜文明堂」なのだそうです。一瞬、踊場の猫をモチーフとして、あの伝説のコマーシャルが出来たのかと早合点しそうになりました。ところが、あれは「熊」なのだそうです。
ついでに、小ネタついでに教えてもらったのが同社の丸いマークの秘密。あれは全体が「文」の字になっていて、右に「明」、左に「堂」。下の「忠」のように見えるサインは創業者の中川氏を表しているそうです。
ということで、ラインダンスの仲間入り(撮影協力・近所の人)
桜の風味がする、季節限定の「桜カステラ」(税込み¥966) をGET
上品な甘さの餡と、みっしりした生地が人気の「三笠山」(税込み¥157)
そんな工業団地に、なぜか清涼の一服
横浜文明堂をはじめとして、この辺には企業の工場が数多く集まっています。そんな殺伐とした景色の中にポツンと金魚屋さんがありました。何でなんだろ。ちょっと立ち寄ってみましょう。
なぜか、工場の一角にある「金魚専門店」
「丸文」を営むご夫婦
この金魚屋さんは、金魚のメッカと言われる愛知の中でも、老舗として有名な「丸文」の支店なのだとか。なぜこんな地で開店しているのかは、色々な事情があるとのことでお聞きできなかったのですが、逆に商店街などで一般のお客さんを相手にしているより、マニアの聖地的な雰囲気が醸し出せて効率がいいのだそうです。
金魚は、本当は上から見るものだと言う
そんな同店が扱う金魚は、マニア垂涎のスグレモノばかり。一匹10万円クラスもごろごろいました。
「本来金魚は上見(うわみ)といって、上から眺めるものなんですよ。」
と、ご主人は言います。
この金魚のように蝶が羽を広げたような姿が美しく出るのは、1/1000ぐらいの確率なのだそうです。
目の周りに袋状のものがある「水泡眼」、大変珍しい品種なのだとか
ということで、猫と戯れたら、熊と金魚に出会いました
踊場って、結構メルヘン?駅からして意表を衝かれましたが、ログハウスあり、名物豆腐プリンあり、熊が出てきて、最後は金魚。踊場周辺は、まるでおとぎ話の世界観でした。そういえば今回の旅のキッカケも猫の民話だったんですよね。
もしかすると、こうした動物達(とバカ一匹) は、踊る招き猫に呼ばれて集まったのかもしれません。
踊場駅のはま旅を読んでちょっと惹かれたあなたは、もうすでに招かれているのでしょう。週末に足を運んでみては。
■今回のはま旅 「踊場駅」周辺
・「横浜市踊場公園こどもログハウス」 横浜市戸塚区汲沢8-11
・「手造りとうふのちばや」 横浜市戸塚区汲沢2-15-11
・「株式会社文明堂横浜本社工場」 横浜市戸塚区上矢部町2125
・「弥富金魚 丸文 横浜店」 横浜市戸塚区上矢部町1945
― 終わり ―
のらさん
2014年04月17日 11時20分
今日の「鉄砲宿」の記事を見て「そう言えば踊場の記事はあるのかな?」と検索して初めて読みました。近隣の小学校ではお昼の給食の時間に♪猫じゃ猫じゃ、わしゃ猫じゃ♪田吾作の猫じゃ、わしゃ猫じゃ♪という踊場の民話(?)のレコードが流されるんですよ。そういうとこまで突っ込んでいるかと思いきやかなり遠足されたようで(笑)3ページ目は別のエントリでも良かったかも知れませんね。
海の狸さん
2011年06月28日 13時42分
地元の楽しいレポートありがとうございます。しかし、文明堂と金魚屋さんは、踊場駅に絡めるにはちょっと離れすぎてやしない??www この辺のバスは戸塚駅行きですしね~