港北区菊名「SunRoad（サン・ロード）」

今回のオーラスは菊名駅前の名店「SunRoad（サン・ロード）」。
五月雨の降りしきる中、突然向かい、「インターネット媒体の取材は受けていない」そうだが、どうしても、と何度もお願いをしてOKをいただいた。
　

街の洋食レストラン然とした外観

「SunRoad（サン・ロード）」は来年には開店40年を迎える老舗。店主のご実家の庭に、39年前このお店を建てたという。店主の吉田修一さんと奥さんの久美子さんのお二人で経営されている。

とても元気のある店主のオススメを聞いたところ、「この2品をぜひ食べていってください」というお言葉をいただき、一番人気の「アミヤキステーキ」と「ナポのチーズ焼き」をいただくことに。
　

歴史ある街の「洋食レストラン」といった感じの店内
　

まずはジュウジュウといい音色を放つ鉄板に乗せられた一品から。
　

アミヤキステーキ（1200円）。サラダ付

「肉を食らう」といった豪快な風情というよりは、「お肉をいただく」といった感じのステーキで、ボリュームもある。部位はハラミ。焼く直前に秘伝のタレ（醤油ベースのにんにく風味）に軽く漬け込み焼く、という調理がされており、タレにつけても肉が冷めないように施されている。
　

秘伝のタレ
　

そして、いい音色とともに鉄板に乗せられたもう一品が到着。
　

ナポのチーズ焼き（950円）
　

特製のミートソースとトマトソースで味つけされたナポリタンは、エビとアサリを入れたシーフード仕立てで、そこにたっぷりとチーズをのせオーブンで焼き上げた逸品。絶妙すぎるチーズとソースとシーフードの組み合わせは、深くため息が鼻からぬける美味さ。

ここサン・ロードは主に平日は老夫婦の方々と一人でランチをのんびり楽しむ方々でまったりとした営業。土日は家族連れでにぎわうとのこと。
　

店主の吉田修一さんと従業員の方　
　

「地味にやっていきたいんで、あまり顔は出したくないよ。その距離からなら撮ってもいいですよ」と撮影の許可をいただいた。

とても元気のいい店主の吉田さん。夜のお客さんでは吉田さんと話をしてワインを飲むのを楽しみに来るお客さんも多いと、奥さんの久美子さんが話してくれた。

今後は、40年を機に、店を今まで通りにやっていくのか、少し方針を変えてみるか、それともゆっくりのんびり過ごすか、現在考え中とのこと。
　

取材を終えて

東急東横線沿線のアットホームな洋食店巡り。
見事に個性が分かれた今回は、すべてのお店は「基本的にインターネットの媒体の取材は受けたくない」出だしであった。しかし、実際に足を運ぶとあたたかい雰囲気で、伝統的でオーソドックスな味からお店独自の味まで広く知ることができ、またひとつ横浜の洋食店の顔を、垣間見ることができた。
　

―終わり―

　
洋食ポワレ
神奈川県横浜市港北区樽町2丁目2−22
045-547-5234
営業時間：11時半～15時／17時半～21時
定休日：火曜

ソフト珈琲
神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-22-3
045-481-6600
営業時間：11時から17時
定休日：日曜祭日

SunRoad（サン・ロード）
神奈川県横浜市港北区菊名6丁目1-10
045-431-2576
営業時間：11時半～15時／17時半～21時半
定休日：火曜