横浜「1000ぶら」商店街探訪Vol.1「大和町商店街」でわらしべ長者
ココがキニナル!
活動資金1000円で横浜中の商店街をめぐる旅。第1回は、はまれぽ取材でゆかりのある中区大和町商店街でわらしべ長者を敢行。「笹塩(500円)」が「A5ランクサーロインステーキと生ビール(1177円)」に
ライター:クドー・シュンサク
笹塩から・・・
(つづき)
笹に短冊を結ぶ女学生を発見
女学生たちは仲尾台中学校の生徒さん。吹奏楽部の仲間たちで短冊にお願い事を書いた、とのこと。願い事の内容を聞いてみると、恥ずかしそうに「吹奏楽部が大きな大会に出られますように」「好きな人と結ばれますように」と答えてくれた。天真爛漫に語る彼女たちの笑顔がとても印象的で、七夕に飾る短冊の風習は良きものだな、と再確認できた交流であった。
記念撮影イエーイ
蕎麦・うどんから・・・
女学生たちに別れを告げ、近くにノスタルジックな商店を見つけたので、おじゃますることに。
たばこ・食料品・おもちゃ等が並ぶ「高村富二商店」
ここ高村富二商店さんは、1948(昭和23)年から続く65年の歴史を持つ雑貨店。お店の方に、取材主旨をお伝えすると「麺類はたくさんもらって余っているから、何か商品を提供しますよ」とのお言葉。ありがたいが、それではわらしべ長者にならないので「よろしければ受けとっていただきたいのですが」と蕎麦・うどんセットをお渡しすると「あら、これは珍しそうな麺ね、いただこうかしら(笑)」とわらしべ交渉成立。
キニナル交換の品は・・・
「んー・・・」
「そうだねぇ・・・」
悩んだ末に「これなんかどうだい」と高村さん
交換して下さったのは「よくばりピギー」という電子貯金箱。貯金額がデジタルで表示され、お金を入れるとピギー(豚さん)が鳴くというモノ。
交換ありがとうございます
「よくばりピギー」、価格は840円。少しずつだが、今回も価格を上げることに成功。あたたかいご厚意に感謝。
店を後にし、まだまだ暑い商店街を歩いてお店探し。
暑さにやられてきた頃、涼しげなものを発見。資金の残り500円で、「やまて食堂」で休憩をすることに。
暑い日にかき氷
店に入り、宇治金時ミルク(450円)を注文。「がーりがーりがーり」という氷を削る音がまた涼しげ。そしてかき氷が運ばれてきた。
なんとも風情のある画
ふわふわとやさしい口当たりの氷。小豆も冷えていて、暑いからだに冷たくて甘い味わいがしみわたる。現代の味ではなく、現代にも残されている古き良き日本の夏の甘味。といったやまて食堂の宇治金時ミルク。
「やまて食堂」は店主の小林さんとご夫婦で、45年お店を営んでいるとのこと。メニューにはかき氷だけではなく、オムライスや焼き魚定食などもある。
ごちそうさまでした
商店街歩き再開。「よくばりピギー」を小脇にかかえ、まだまだ暑い七夕前の夕方を歩く。
陽が傾いてきてもまだ暑い
・・・しばらく歩く。よく歩いたので疲労もたまり、腹も減ってきた。時計を見ると、夕方から開店する飲食店が、のれんを出しはじめる時間帯。
豚が牛に
わらしべ長者のラストは、飲食店へ入り、ピギーと引き換えに何か食べさせてもらおうと、発想を変えることにした。
そこで目を付けたのがこのお店。
「ハマモツ」というキニナル文字
ピギーを手に入店。さっそく、取材主旨をお伝えし、わらしべ交渉開始。
荒井屋店主の高本さん快く料理を提供してくれるとのこと
ピギーと料理が届くのを待つ
荒井屋が大和町商店街にできて4年、生麦の市場にある「荒井屋」の直営店から肉を卸している。
お話を聞きながらしばし待つと、貯金箱がなんと、こんな食事に変わった。
国産A5ランクのサーロインステーキと生ビール!!
荒井屋さんが七夕笹祭り期間中に提供していた、100グラムの国産A5ランクのサーロインステーキ(特別価格777円。通常は200グラム2000円)と生ビール400円をよくばりピギーと交換していただいた。
大和町商店街わらしべ長者は、500円の笹塩からスタートし、1177円のA5ランクサーロインステーキと生ビールまで価格が上がり終了。
いただきます
おいしく食事をいただき、高本さんのご厚意に感謝を伝え、店を後にする際、「もしよかったらこの貯金箱、読者の方々へプレゼントしてください!」とのお言葉をいただいた。
ありがとうございました。
取材を終えて
荒木屋商店の荒木さん、高村商店の高村さん、荒井屋の高本さんをはじめ、「わらしべ長者」という無理なお願いを快諾していただいた大和町商店街のみなさんのあたたかいご厚意をたくさんいただいた、横浜市内の商店街探訪のスタートとなった。
最後に、七夕笹祭りの短冊にお願い事を書いて、大和町商店街をあとにした。
それではまた
―終わり―
デジタル貯金箱「よくばりピギー」プレゼント
ご希望の方は、お問い合わせフォームより、以下の情報を明記のうえ、ご応募ください。
お名前
ご住所
連絡先(電話番号)
※当選の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。予めご了承ください。
※応募締切/8月5日(月)12時まで
山手やってみよう会 Facebookページ
https://www.facebook.com/YamatochoMugitachoTateno
omaomaさん
2013年07月31日 19時23分
クドーさんがおもしろいはわかる!もっといろいろなことやってほしい!グルメとかより。(笑)
いちろうさん
2013年07月30日 21時09分
まだまだ横浜にもこんな風情のある商店街があるんですね。
hamachariさん
2013年07月27日 13時33分
いろんな商店街を歩くのが好きな自分にとって、直球ど真ん中の企画が始まりましたねー。ある程度行きつくした感があるので意外な穴場商店街とか紹介されたら嬉しい!