横浜で最大級といわれる綱島諏訪神社の大祭。どれだけスゴイの?
ココがキニナル!
東横線にある綱島駅の夏のお祭りは、横浜市内でも最大級だと聞きました。どれくらいの規模でどれだけ盛り上がっているのか知りたいです!!(しろうさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
合計14基におよぶ、おみこしの数が最大級。担ぎ手の総勢は1000人以上となり、最終日の「宮入り」で諏訪神社境内に集結して、クライマックスを迎える
ライター:河野 哲弥
天気が心配された最終日「宮入り」
25日(日)。この日は、6町会14基のおみこしが一斉に諏訪神社に集結する連合渡御、「宮入り」が行われる予定。そこで、境内でその様子を待ち受けることにしてみよう。
まだひっそりとしている境内の様子(場所は許可を得て撮影しています)
雨足が次第に強くなってきた
神様は、作物を思って慈雨を降らせたのであろうか。
到着を待つ間、諏訪神社の石川宮司に、大祭の縁起などを伺ってみた。
儀式の準備をすっかり整えた石川宮司
石川宮司によれば、大祭がこのような形を取り始めたのは、40年ほど前だという。1961(昭和36)年に同神社が焼失し、1973(昭和48)年に建て替えられたのを機に、それまで行われていた豊作を祈る儀式を、連合渡御として改めたそうだ。
ご神紋は「梶(かじ)の木」
境内に向かって右側に、梶の神木が植えられている
初日に「御霊入れ」を行い、おみこしが町内をねぶり歩くのは前述のとおり。
きょうは、各おみこしの顔見せともいえる「宮入り」を午前中に行い、再び各町内に戻った後「御霊を抜いて」、一連の行事は終了となるそうだ。
お話を伺っていると、どこからともなく、囃(はや)し太鼓の音が響いてきた。
綱島街道を埋め尽くす、おみこしの大行列
続々と境内へ登ってくる
「西一・二」は、トリでセンターだった
いつの間にか担ぎ手で埋め尽くされた、諏訪神社の境内
威勢のよいかけ声が、まるで地鳴りのように境内に響く。この姿こそが、「横浜最大級」の由縁であり、ほかに類を見ない盛り上がりを象徴していると思える。
石川宮司が「きょうは横浜市長選にもかかわらず、これだけの皆さまにお集まりいただき、地元を大切にしたいという気持ちに感謝したい」とあいさつを述べると、各みこしは休憩の後、町内へ戻っていった。
信仰と文化と人情と
縁日の様子など、まだまだお伝えしたいことは山ほどあるが、今回は、クライマックスの盛り上がりをお伝えしたところで、レポートを終えたいと思う。
地元のみならず、横浜中の力が集結したようなお祭りだった
店舗に突入し、食事中のお客が飛び入り参加した場面もあった
飲食や敷地を快く提供していた地元の方、ほかの地域から担ぎ手として応援に駆けつけた有志の皆さん、いきなり登場したおみこしに巻き込まれていく一般客。そこには、難しい理屈などはなく、ただ「一緒に盛り上がろう」という心意気があるのみだった。
本当は担ぎ手だけに発行される参加賞だが、「ご苦労さん」と渡された
「日本人は特定の信仰を持つ人が少ない」と言われることが多いなか、こうした文化や人情が根強く残る綱島を、少しうらやましく感じた。
これから訪れるのが収穫の秋。最近話題の桃をはじめとした綱島の作物を見るたび、諏訪神社の夏の思い出が、よみがえってくることだろう。
―終わり―
そうさん
2014年09月04日 03時28分
今年こそは行こうと思ってたのに雨で断念した…残念(>_<)
吉閥さん
2013年09月05日 00時26分
8月の最終の週末は、別な催し物に出かけるようになり、地元のお祭りに足を運ばなくなってしまいましたが、この記事を見て、来年は何とか時間を取りたい、と改めて思いました。
まこと354さん
2013年09月01日 20時34分
伊勢佐木町のお祭りは神輿が40基近く出て伊勢佐木モールをパレードしますそれが横浜最大かなぁ茅ヶ崎では浜降祭だと思います