横浜「1000ぶら」商店街探訪Vol.17お寺と、お地蔵さまがとりもつご縁。鶴見西口商店街で鍋を味わえるか
ココがキニナル!
豊岡商店街の西田書店で古書を購入、つくの商店街のキクチ果実店で野菜、魚作で魚、日光陶器で酒器、いそがや本店で酒を購入し寄せ鍋を堪能
ライター:ほしば あずみ
食べるために飲むのか、飲むために食べるのかわからなくなる
「たらちり」に、あとは豆腐でも足したいところだが、残念ながら「レアールつくの」に豆腐店はない。ダシ用に昆布あたりも欲しいが予算オーバー。ふと目に入ったのは、「日光陶器」。
店頭に並ぶ陶器は、100円均一?
鍋に合う食器はあるかな・・・?
酒と書かれた徳利も100円。お燗つけにぴったりじゃないか
創業は1953(昭和28)年くらいだという「日光陶器」の店主は関根さん。親御さんの始めた店をお兄さんから引き継いだそうだ。
「店先の品は創業時から安く売ってます」と関根さん
店内は日常使いから贈答品まで何でもそろう
100円、200円などで売られている食器類は「アウトレット」なのだそう。窯元で大量生産されたもの、目立たないホクロ(黒い点)があるもの、廃番になったものなどを仕入れて安く売っているそう。
「大事に使ってくれるのは嬉しいけど、ある程度使って割れたらまた買いにきてください」
と笑う関根さん。
酒とかかれた徳利を購入。残金217円なり
徳利を買った以上、中にお酒を入れないわけにもいかない。たらちり鍋は素敵にシンプル決定だが、それも良いだろう。最後に酒販の「いそがや本店」に向かう。
クリスマス仕様のディスプレイが親しみやすい「いそがや本店」
いそがや本店は創業から66年ほど経つという。当代店主の磯ヶ谷さん
お客の希望に合わせて、焼酎から洋酒まで各種とりそろえているが、中でも日本酒に力を入れており全国の日本酒が並んでいる。
所持金217円の今、一升瓶は眺めるだけのもの
こっちが飲みたいなと眺めつつ
もはやおなじみのワンカップ大関(211円)を購入
残金6円なり
無事、1000ぶらを終えることができ、「レアールつくの」と豊岡商店街に感謝
取材を終えて
では、はまれぽ流「たらちり鍋~鶴見西口の商店街の出会い~」をご紹介。
作り方:
・「キクチ青果店」のネギは食べやすい大きさに斜め切る
・同、ゆずは、皮をすっておく。飾り用に少し切る
・「魚作」のタラは塩をふってしばらく置き、食べやすい大きさに切る
・鍋で水と「いそがや本店」の酒を沸騰させて、ネギ、タラの順に煮る
・その間に、「日光陶器」の徳利に酒を移し、別鍋で「お燗つけ」をする
・鍋に火が通ったらゆずを飾り、皮を散らしたポン酢醤油にゆずをしぼり加えていただく
・あとは、鍋つつきつつ、ぬる燗を味わいつつ、「西田書店」で買った本を楽しむ
ごちそうさまでした
―終わり―
まきひこさん
2013年11月29日 23時26分
他のライターの1000ぶらは1000円縛りが完全に形骸化しているが、久しぶりにきれいな1000ぶらですね。
雲葉 @since1992さん
2013年11月29日 12時42分
日光陶器は神奈川区の大口通商店街にもありますし(つい最近行きました)、荏原町(東京都品川区)にも、かつては武蔵小山(同)にもありました。店内外の雰囲気は似通っていながらもチェーン店のようには思えませんし、暖簾分けするような業態にも思えませんし、どういう関係?(キニナル投稿したいのですけど、もう少し情報をあさったり考えをまとめます)