横浜と川崎の市境にある知る人ぞ知る超穴場娯楽スポットをライター・松宮が突撃取材!
ココがキニナル!
横浜と川崎の市境にある矢向の駅から5分ぐらいの所に「志楽の湯」という天然温泉があります。はまれぽは横浜川崎両方カバーしているので、矢向や日吉など市境スポットを歩いてください(ハムエッグさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
横浜と川崎の市境にある「川崎幸市場」に突撃し、格安&新鮮な定食を堪能。「志楽の湯」では温泉とこだわりの蕎麦を満喫した!
ライター:松宮 史佳
縄文天然温泉「志楽の湯」
歩いてJR矢向駅方面へ。投稿にもあったウワサの温泉「志楽の湯」に向かう。この辺り(矢向駅近く)も尻手駅周辺と同じく「住宅街」という感じ。
道路の左側は川崎市だが・・・
右を向くと横浜市鶴見区
川崎幸市場から徒歩10分ほど。何やら緑ゆたかな一角が!
「ああ! あった!」
「志楽の湯」に到着!
広大な敷地内を歩き、中へ
フロントで取材を申し込むと、スタッフの方が対応してくれることに!
「志楽の湯」は2005(平成17)年4月オープン。以前は東芝の下請け工場の跡地だったが、温泉を掘り、志楽の湯を創業したそうだ。同施設は「日本人を“げん氣”にする」がコンセプト。ゆったりとくつろげる平屋にこだわっており、施設は1階のみ。
都会にいながらも温泉地に来たような錯覚に
施設内は緑に囲まれており、都会の喧騒を忘れてしまう
平日の入浴料は大人(中学生以上)880円。子ども530円。土日祝は大人1030円。子どもは710円。営業時間は午前10時から午前0時まで。露天風呂は午前8時から営業しており、ご近所の常連さんが来館するという。また、近隣の大田区や世田谷区から来る人も多いそうだ。
“体の中からパワーを!”ということで川崎市には数少ない「マクロビオティック」のカフェと「蕎麦がおいしい」と評判の「志楽亭」を併設している。
「マクロビ・茶カフェ」というカフェも併設
マクロビオティックの食事をゆったりとした空間で食べられる
くつろげる語らい処や・・・
宿泊施設もアリ
宿泊料金は一泊5150円(温泉利用料込み)。
“縄文の湯”というコピーをつけるだけあって、館内にはさまざまな作品や小物が配置されている。
もちろん縄文土器も!
柱には縄が!
タイ古式などのエステも充実
いよいよ温泉へ!
スタッフの方に館内を案内していただいたところで温泉について尋ねる。「志楽の湯」は地下1300メートルから湧き出る天然温泉。スタッフの方によると、この辺りはもともと海だったため、源泉は海藻のミネラルなどを含む“化石海水”。成分はナトリウムイオンや塩化物イオンを含み、新陳代謝を促すという。温泉の色は琥珀色なのが特徴だ。
浴場内には縄文時代の装飾品だったという、勾玉(まがたま)を模した「勾玉風呂」や広々とした「蔵石風呂」がある。
ユニークな「勾玉風呂(手前)」&「蔵石風呂」
めずらしい「味噌樽風呂」も!
風呂には「タケヤみそ」から譲り受けたという130年前の味噌樽を使用。ほかは琥珀色の温泉水を入れているが、「味噌樽風呂」は白湯だそう。
「志楽の湯」の自慢は“九州から運んだ自然木と八ヶ岳の岩で造った”という「露天風呂」。
ゴツゴツとした岩が風光明媚な味わいを醸し出している
実際にすべての湯に入らせていただいたが、温度設定がぬるめ(40度前後)でゆったり。唯一、「味噌樽風呂」はやや高め(といっても40度よりちょっと上)になっており、“ほかの風呂との違い”を楽しめた。
天然麹がしみ込んでいるというめずらしい「味噌樽風呂」に入ってまったり!
昭和の工場を再利用した蕎麦店「志楽亭」へ!
数々のユニークな湯につかり、くつろいだ松宮。小腹が空いたので、併設されているシブい佇まいの蕎麦店「志楽亭」に行ってみる。
「志楽亭」は昭和時代の工場を生かし、利用しているという。
昭和の工場の梁(はり)は力強い
店内は広々とした贅沢な造り
店には「手で打つ」というこだわりの蕎麦や各地の日本酒を取りそろえている。
厳選した上質な日本酒を昼から飲めるのがいい!
おつまみも豊富
人気の「縄文薬味ぶっかけ 焼き味噌添え(930円)」を注文
一体どんな味なのか!?
まずは焼き味噌から実食!
・・・焼き味噌は、外はカリッと、中はしっとり。やや甘めで優しい味。中に入った松の実やクルミが味と食感のアクセントになっている。これは日本酒が進みそう。
続いて蕎麦へ。蕎麦粉は季節により各地から取り寄せているという。「今日は北海道産」とスタッフの方。蕎麦は喉越しがよく、美味。
最後に「志楽の湯」の売店で買った炭を練り込んだ和菓子「果炭(140円)」をいただく
炭は「デトックス効果がある」と言われているようだ。「ええっ? 炭!?」と思ったが、甘さひかえめで上品な味わい。お餅よりもはるかに“ふっわふわ”な食感。どちらかというとマシュマロに近いかも。
温泉と蕎麦、炭入り和菓子を堪能し、「志楽の湯」を後にした。
住宅地を抜け、「志楽の湯」から徒歩7分ほどで・・・
矢向駅にゴーーーール!!!
歩いた時間は“合計約1時間10分”だった!
取材を終えて
今回歩いたところ
今回、初めて横浜と川崎の市境を歩いたので興味深かった! また、住宅街にある「川崎幸市場」という超穴場スポットを発見することができ、うれしかった。「志楽の湯」は駅近ながらも緑に囲まれた広大な敷地内にあり、田舎に来たようにくつろげた。またぶらぶらと街を歩き、穴場スポットを発見したい!
―終わり―
ushinさん
2017年04月14日 21時54分
「営業時間は午前10時から午前0時まで。露天風呂は午前8時から営業しており」じゃあ営業時間は午前8時からってことじゃないの?
かにかまぼこさん
2017年02月25日 22時02分
このルートのどこで国道1号を渡る事になったのか不思議です。地図の黄色い道が国道1号ですよ。県道と間違えてないかな?
伊 謄さん
2016年12月19日 17時14分
「ダスキン矢向支店」の次の写真に写っている川崎南部市場の南西端の細長い空間ですが、かつて矢向駅から伸びていた貨物線から分岐して市場まで敷かれていた貨物線の廃線跡のようです。古い地図で見ると貨物線敷地の南端にあたるようでした。