昭和にタイムスリップ!? 新横浜駅近くにあるサラリーマンのオアシス「オゾン通り」ってどんなところ?
ココがキニナル!
昔、新横浜近辺に勤めている時、オゾン通りでよく飲みました。オゾン通りが今どうなっているのか取材してください。(ぜんちゃんさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
天窓があることからビルの前オーナーが“オゾン通り”と命名された可能性大。現在もサラリーマンの憩いの場として健在だった!
ライター:松宮 史佳
居心地よい喫茶&ダイニングバー「エンリコ」
3軒目の「エンリコ」へ。
外観は“喫茶店”の佇まい
この懐かしい食品サンプルを見たら・・・入るしかないっ!
店内も“昔ながらの喫茶店”という感じ
1人客の男性やお喋りに興じる女性など、さまざま。皆、自分の時間をゆったりと過ごしている。ホールは1人のみで忙しそう。頃合を見計らい、取材を申し込むことに。
“エンリコにて放映中”とはテレビのことだった!
「エンリコ」ではモーニングも営業!
ランチでは“ドリンク&ご飯大盛りが無料”とは太っ腹!!!
小鉢3品+生ビール中ジョッキで1000円とはお得すぎ!
“モーニング・ランチ・ディナー”とそれぞれのメニューが楽しめるのが「エンリコ」の特徴なのだ! すでに2軒で食事し、お腹はいっぱい! だが、「ビールセット」に心惹かれてしまう。
入口近くのケースにはケーキが!
嗚呼、ケーキも食べたいなあ・・・。
メニューにはケーキの“層の説明”など詳細が描いており、思わず感動してしまう
・・・ここまで細かいケーキ説明を見たことがあっただろうか?
松宮、店内奥のソファー席へ。「お腹いっぱい!」と言いつつも、「ビールセットB(1000円)」と「ロールケーキセット(ドリンク付き:600円)」を注文。
・・・数分後。
ナゼか「キャベツ」が登場
不思議に思い、スタッフの方に尋ねると「サービスです」とのこと。喫茶店の雰囲気なのに“居酒屋を思わせるサービス”がおもしろい!
パリパリとしたキャベツには特製ドレッシングがかかっており、美味
続いてシューマイ・なめ芽おろし・バターコーンが付いた「ビールセットB」が運ばれてくる
1日の終わりに飲むビールは最高!
「アサヒスーパードライ エクストラコールド」も飲める!
シューマイ・バターコーン・なめ芽おろしは「どれも家庭的な味」でホッとする
ロールケーキは上品な甘さで美味!
中に入った甘酸っぱい“マンゴーソース”が効いている!
結局、ケーキを完食した松宮。居心地がよいソファー席でまったり。
“オゾン通り”に隠された歴史
と、客足が落ち着いたところで店長の山崎さんにお話を伺う。「エンリコ」は「戸隠」と同時期の26年ほど前にオープンした。同店は「現在のオーナーさんが直接経営している」とのこと。客層は時間帯により異なり、「近隣のサラリーマンや主婦層などさまざま」だそう。
“モーニング・ランチ・ティータイム・ディナー”と通しで営業しており、長年常連客に愛されている。
「ナポリタン」や「チキンピラフ」など、喫茶店の定番メニューがありながら・・・
“ボトルキープもできる”という、懐の深さ!
この“自由度の高さ”がステキすぎる!
山崎さんによると、この“オゾン通り”がある「新横浜ビルディング」は1964(昭和39)年に東海道新幹線の開通に伴い、「新横浜駅開業と同時に竣工した」そうだ。また、同年は「東京オリンピック」が開催された年でもある。このビルに50年もの歴史があったとは!
ちなみに「新横浜ビルディング」は「駅周辺では最古のビル」とのこと。
ちょっとした風景にも“昭和”が漂っており、個人的にはスキ
「オゾン通り」が入っている「新横浜ビルディング」の歴史を知ることができ、大満足。山崎さんにお礼を言い、外へ。
「オゾン通り」の夜は更けゆく
午後6時過ぎ。「オゾン通り」には仕事を終えたサラリーマンの方々の姿が目立つように。
仕事を終え、語り合う人々
こちらは立ち飲み屋さん
「オゾン通り」はまだまだ健在だった!
取材を終えて
以前取材で通った、あの“超昭和的空間”をまさか「数ヶ月後に取材することになろうとは」まったく思わなかった! しかし、「オゾン通り」命名に隠された秘密や「新横浜ビルディング」の歴史を知ることができ、興味深かった。
「キュービックプラザ」がオープンして以来、「オゾン通り」に行くにはかなり分かりづらくなってしまったそうだが、この“愛すべき超昭和的空間”をぜひ残してほしい!
―終わり―
uechanさん
2017年09月18日 11時09分
エンリコが閉店してしまったと聞きました。今はキュービックプラザぐるめストリートとなったかつてのASTYとオゾン通りはほぼ同じ頃、1980年代中頃〜後半にできたと記憶しています。少しオゾン通りの方が早かったですかね(知っている方教えてください)。ファーストキッチンや文教堂がある北口やASTYは喧騒に包まれていて、静かに食事をしたい時にはオゾン通りでお蕎麦を食べたりしていました。横浜線のホームから店の勝手口が見えて、板さんが忙しく出入りしていたのをよく見ました。昭和の香りを残すこの通りはこれからも残って欲しいですね。
灣仔さん
2014年09月03日 16時33分
新横浜駅ができる前から地元に住んでいました。篠原口側の寂れた雰囲気から、お客さんがあまり入らないので儲からない=大損ということで、『大損通り』というのかと思っていました。
キャプテン☆カークさん
2014年08月29日 22時44分
記事に出て来た『すごもり』だが、説明文と写真で判断すると『和風堅焼そば』若しくは『和風皿うどんならぬ蕎麦?!』といった所か。(苦笑) いずれにせよ大都会の『新横浜』に昭和レトロを味わえる場所が残っていることが微笑ましい! 機会が有れば是非とも訪れてみたい!