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かつて公開処刑が行われた!? 鎌倉の中世の刑場と言われている葛原岡(くずはらがおか)について教えて!

ココがキニナル!

鎌倉にある中世の刑場跡、葛原岡を取材してください。キニナル。(にゃんさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

葛原岡(くずはらがおか)は、鎌倉時代に人がよく通る場所だった。後醍醐天皇の側近、日野俊基(としもと)が公開処刑された処刑場と言われている

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ライター:橘 アリー

葛原岡神社に縁結びの神様が!?


 


お墓を背にして左へ行くと葛原岡神社がある
 

神社の手前にはベンチがあり、のんびりと寛げる空間になっている
 

鳥居を潜って進んで行くと
 

奥の方に本殿がある
 

神社の案内看板には、由来や日野俊基の辞世の句が記されている


辞世の句を現代語に訳すと、以下のようになる。

秋を待たで葛原岡に消ゆる身の露のうらみや世に残るらん
【訳】秋を待たないで(秋が来る前に)葛原岡に、露と消える我が身の、恨みが強く
この世に残るであろう

古来一句 無死無生 萬里雲尽 長江水清
【訳】古来に一句あり、死も無く生も無し、萬里(広い)空の雲が尽きるところ、長
江(揚子江)の水は清し

死を前にして、心に何の曇りもない、という状態を歌ったもの。
古来の一句とは、三国志と関係がある句のようだ。

二つの句は、相反する気持ちを歌っている。最初に、自分の偽らざる想いを歌い、そ
の後に潔く死ぬための詩をうたったのではないだろうか。

この葛原岡神社は、1887年(明治20)年の創建である。

鎌倉時代から、朝廷は南と北に別れていて、日野俊基が仕えていた後醍醐天皇は南朝であった。鎌倉時代以降は北朝が優位に立っていたが、明治維新後は、南朝が正統とされるようになったという。
それにより、南朝側の功労者である日野俊基を祀るために葛原岡神社が作られたそうだ。
 


神社内にも、日野俊基の供養の碑が建っている

 
そして、神社内には、日野俊基の供養碑のほかにも・・・
 


旧本殿に納められていた、願い事を叶えてくれるという「昇運の龍神」
 

お稲荷さん
 

魔が去るように盃を投げて願い事をするという「魔去(まさ)る石」
 

そしてなぜか、縁結び石祈願所もある!?
 

この場所に近づくとセンサーが働いて、おめでたい雰囲気の雅楽が流れる
 

男石と女石が縄で結ばれている

 
南朝の功労者として日野俊基を祀った神社なのに、なぜ縁結び祈願を行っているのだろうか?
 


とてもキニナったので神社の事務所で理由を聞いてみた

 
すると、この神社には大黒様も祀っていて、大黒様は縁結びの神様なので、「来てくださる皆様にも良いご縁がありますように!」と、3年前から始めたとのこと。



取材を終えて



“中世の刑場跡”と言うと、ちょっと怖い感じがする。
しかし、実際に訪れた現在の葛原岡は・・・
 


美しい自然に溢れていた

 
そして葛原岡神社には面白い趣向もあって、楽しめる場所であった。
 


神社の手前には、富士山が見えるスポットもある!


この地に祀られている日野俊基を偲び、そして豊かな自然を堪能してみてはいかがだろうか。


―終わり―
 

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  • 「修正した」というご連絡ありがとうございますですが、「幕府の領土」はそのままですね。「北条得宗家の領土(正しくは領地・任官地ですが)」というものはあっても、幕府の領土というのはありません。化粧坂は「鎌倉という領域」の境ですが、「鎌倉=鎌倉幕府」ではありませんし、領土という言葉の概念は辞書を引いて下さい。また「鎌倉時代から、朝廷は南と北に別れていて」というのもあり得ない記述です。このライターさん、文章自体は悪くないのですが、どうも「聞きかじった知識を独自解釈して、検証せずに記述する」クセがあるようです。独自の表現をするのは良いことですが、意味が変わってしまったら本末転倒です。「歴史に興味がない」から、そういうコトをすると推測できます。得意分野なら、こんな無粋なツッコミをされるような記事は書かないと思いますので、それは采配する編集部の問題なのではないですか?と考える次第です。

  • 「八万太郎義家」は誤植としてご愛嬌ってところだが、「幕府の領土」とか、日野俊基が武士だとか、なんですかそれは。まったく歴史に興味がないライターに、歴史の取材をさせた意図を知りたい。

  • 鎌倉時代の史跡や古戦場で真っ先に思い浮かぶのが、子供の頃は駐車場が無料だったからか?万騎が原大池公園となるのですが、よく親に連れられて遊んでいた場所がまさか古戦場だったとは…ここも当時からおどろおどろしい感じはまったくなく、自然豊かなバーベキュー&ピクニック公園でしたよね。時間が全てを洗い流すって子供心ながら実感した初めての場所。

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