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横浜「1000ぶら」商店街探訪vol.45 猛暑の中「アツい物」を探して三ツ境南口商店街の老舗店を汗だく取材!

ココがキニナル!

「角よし」でアツいカレー南蛮うどん。「大番」でアツ燗をいただく。三ツ境南口商店街は、イベントに力を入れているアツい方たちの集まりだった。

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ライター:山崎 島

次は坂の下、中央通り商店街へ


 


坂の下の中央通り商店街へ。残金は390円
 

あつい・・・
 

けどなんか気持ちいい・・・


中央通り商店街は、営業している商店が少なかった。この日は水曜日。ほかの商店街でも水曜日は休みのお店が多い気がする。
 


そんな中暑さにもマケズご商売されている、八百屋のこばやしへ


こちらのお店、なんと70年近くもここでご商売されているのだそう。この日お会いできたご店主の小林さんは青果店一筋約50年目なんだとか。

最近の商店街の様子はいかがか尋ねると「ここら辺はねえ、本当にスーパーが多いんだよ。昔はにぎわってた時代もあったけどね、今はなかなかね。2015(平成27)年3月にすぐ向かいの肉屋さんも閉店しちゃったし。年中無休でやっている涼しいスーパーがあるから、わざわざ八百屋に来る人は少ないよ」とのこと。
 


宇都宮はどこにいるでしょう


同店に並ぶ青果の数々は、小林さんご自身で仕入れているため、どれも質の良いものばかり。同店自家製の漬物も並ぶこともある。自分で選んだ良いものが並ぶお店が、末永く元気でいてくれるといいなあ。

小林さんありがとうございました。
 


次に伺ったのは三ツ境商工会副会長さんのお店「山沢衣料店」
 

昔ながらの趣のある衣料店
 

こちらが山沢さん


突然伺ったにもかかわらず、とても親切にご対応くださった。

こちらの衣料店は約60年前から営業されている。

「ここの商工会ができたのは1951(昭和26)年です。最初に坂の上の駅前商店街ができてから、ここができました、坂の上から下へ、という感じです。こっちの商店街は生鮮三品の店が多く、八百屋・魚屋・肉屋・なんでも売っている生協がありました。全部で12店舗ほどあったかな」とのこと。
 


こちらでは地域の中学・高校の制服を取り扱っている


ちなみに、どうして坂の上と下で商店街が分かれているのか伺うと「詳しくは分かりませんが、上の世代はあまり仲が良くなかったようで・・・狭い地域の中での、人間関係のいざこざから分裂騒動があったようです」なのだとか。

現在は上も下も関係なく、「三ツ境南口商店街」として手を取り合ってイベントをやっている。
 


今年の夏祭りの様子


2015(平成27)8月1、2日に行われた夏祭りでは、3つものお神輿と山車がわっしょいされたそう。各商店が露店をだし、たくさんの方が商店街に集まった。
 


とても良い担ぎっぷり
 

こちらは昼間の様子
 

手作り感のあるアトラクションにほっとする
 

子供さんも安心して遊べるね
 

1日目にはサンバのイベントもあったそう。いい腹筋といい脇!!


このほかにも、7月の七夕祭りでは、子供たちが絵を描いた灯篭を、坂の上からずららっと長屋門公園まで並べる催しもあるそうで、一年通して楽しめる行事が盛りだくさんだ。

商店街を盛り上げるべく、ご活動されている山沢さんおすすめの商品はこちら
 


夏でもちょっと寒い時に羽織れるカーディガン(3900円)


残金は390円。これがなんかの拍子に10倍になってくれたら・・・とても便利そうなカーディガンだったが、お金全然足りないし「アツいもの」ではないので、断念。すみません山沢さん。大変貴重なお話、ありがとうございました。
 


それから近くの文房具屋「きたむら」(60年前からの営業)で
 

アツい物を探すが
 

なかなかない
 

最近出て来た夏のお年玉・お盆玉袋を購入し


編集長・吉田にアツみ(厚み)をつけて返してもらうかあ、とも思ったけど、バックレられそうなので断念。
 


もうそろそろ体力の限界だし、諦めてビール飲んじゃおうよ!!


と思い始めたところで・・・
 


お邪魔したのがこちら
 

居酒屋大番


外観からロマンスがあふれてそうなこちらの居酒屋さんで、冷たいビール
 


ではなく
 

アツ燗を飲ませてもらおう


ということになりました・・・
 


店内は映画に出てきそうな味わい深さ


この大変暑い日に、妙なメガネ二人が突然「390円で熱燗を飲ませてください」と汗まみれで来たにも関わらず、ご店主さん(お写真NG)は快く迎えてくれた。
 


京都の名誉冠の熱燗・小(350円)


一口だけください、という宇都宮にも一献・・・
 


うぎゃー


こ、これはなんか乙な感じがする。冷えたビールのようにスキッとはいかないが、じんわりと体中に染みていく。が、顔や体からまんべんなく汗が沸いてきます。でも美味しい。

熱燗を少しずついただきながら、大番についてのお話を伺った。

同店は1967(昭和42)年ごろ、ご店主のお父様が駅前の焼き鳥屋台から始められた。
 


お札でちょっと隠れているけど、屋台だった頃の写真


そして21年前の1994(平成6)年ごろに現在のご店主と代替わりしたそう。現在はご店主とお母様、従業員の方2名で営業している。
 


カウンターの上にずらりと並んだメニューが渋い
 

ご店主おススメは炭火でじっくり焼く焼き鳥だが、そのほかのメニューも豊富


ちなみに、旭区希望が丘にご店主のお兄様のお店があるそうで、そちらもかっこいいのではなかろうかと、キニナっています。

体が心地よくほぐれたところで、350円を支払い外へ。暑い日のアツ燗、おいしゅうございました。ありがとうございました。

で、残り40円を持って、暑さ残る夕方の商店街を徘徊したが、40円で購入できるアツいものは見つからず・・・
 


最後は駅前商店街の裏にある白姫(しらひめ)神社にお参りして


1000ぶら終了。人の汗染みをいちいち指摘してくる宇都宮と相鉄線に乗って帰りました。

色々な問題を抱えつつも、「商店街にしか出せない良さ」を大切に、自分たちの工夫で地域を盛り上げている、三ツ境駅前商店会と商工会。商店の方々の前向きなアツい姿勢にハッとさせられた。
 


またきます


ありがとうございました。



取材を終えて



ほんとうに暑い取材でびっくりした。途中暑すぎてうっかりハイになったりした。この日は帰ってクーラーつけました。


―終わり―
 

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  • 先日偶然お祭りに出くわしました。サンバはどういう関係かわかりませんでしたが盛り上がっていましたよ。そういえば銭湯もあるんですよね。ここもアツいところでしたね。

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