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元バナナ倉庫がフードコートに? 天王町の住宅街の謎の建物の正体は?

ココがキニナル!

天王町から保土ケ谷に向かう道路沿い、もともと倉庫か冷蔵室かあったところにバーや寿司屋が、倉庫の中に店を構え営業しているそう。ちょっと変わったフードコート的な雰囲気もあり、気になっています(しげさん)

はまれぽ調査結果!

正体は「WAREHOUSE 161」。元倉庫で現在は株式会社ナイン・マンスの事務所でありシェアハウスでもあり飲食店でもあった。

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ライター:三輪 大輔

「WAREHOUSE 161」の飲食フロアとは?



1階の飲食フロアには、5区画に4つの飲食店が入っている。建物手前から「BURGERS N.Y(バーガーズニューヨーク)」と「Floivelu(フロワベール)」、「かんぎ」、「HACHI(ハチ)」だ。

入店するテナントを募集した際、多くの応募があったという。その中から、個人店で天王町周辺をベースにして運営している店などを中心に、テナントを選んでいったそうだ。
 


近所の方々も多く来店する飲食フロア


飲食フロアのコンセプトは「アジアのマーケット」。各店の前には、テーブル席が用意されており、客は4つの店の食べ物や飲み物を自由に楽しめるスタイルとなっている。近隣の方々はもちろん、平日の昼間は「横浜ビジネスパーク」からやってくる方も多い。

どのような店なのか、それぞれ個別に見ていくことにする。

1店目は、1階の入り口すぐになる「BURGERS N.Y」だ。同店で楽しめるのは。手作りにこだわった自家製バンズのハンバーガー。パティは100%ビーフで、毎朝手ごねで作っている。ちなみにハンバーガーで使用するトマトソースも、自家製なんだとか。
  


一番手前の看板の店が、「BURGERS N.Y」


赤堀智見(あかほり・ともみ)さんと赤堀未歩(あかほり・みほ)さん


どこかアメリカンな雰囲気がる店内
 

ニューヨークチーズバーガーセット(1000円)。オニオンフライが隠し味


続いては、「Floivelu」だ。スペイン語で「花鳥風月」を意味する同店では、季節の小皿料理と数々のグラスワインを楽しむことができる。

  


「2」と書かれた入口が「Floivelu」


店主の宮地健郎さん


店内は落ち着いた雰囲気で、一人飲みからグループまで対応可能
 
 

洒落た雰囲気で美味しいワインを楽しめるとあって、女性客を中心に人気を集めており、午後5時から翌午前1時までの営業時間中は、大変なにぎわいとなっている。
  


トマトとグリーンアスパラのアヒージョ(850円)が冷えたワインに合う
  

3店目は、「かんぎ」だ。もともと同店は、天王町の駅前で営業をしていたが、店主の方がご高齢となったことを理由に一度閉店。しかし、引退を惜しむ声が相次ぎ「WAREHOUSE 161」で復活をした寿司店である。
  


和を感じる暖簾とコンクリートとのコントラストもオシャレ


店主の五嶋利夫(ごとう・としお)さん


本格的な寿司店らしいカウンターが


店主の五嶋さんが握る寿司は、天王町にあったころのまま

 

特上握(2500円)に舌鼓を打つ 
  

同店は平日の午前11時45分から午後1時30分までの間、ランチ営業もしており、連日多くのファンが来店されている。ディナーは、午後5時半から午後9時半までの短めの営業なので、要注意。

そして、最後に紹介するのは、「HACHI」だ。同店は焼酎ダイニングバーで、40種類以上の厳選された焼酎はもちろん、美味しい料理も楽しむことができる。
  


店主の伊與田まさみ(いよだ・まさみ)さん


バーのような店内で、女性も入りやすい


ちなみに同店は、相模鉄道「二俣川駅」で営業をしていたが、再開発のため入居していた建物が取り壊されて、一旦閉店。しかし「WAREHOUSE 161」のオープンとともに見事再営業を開始することができたそうだ。
  


ゴーヤーチャンプルーはハーフから提供(400円)。焼酎「夢鏡(500円)」は端麗な味わい
 

ジャンルが重複することなく、個性豊かな店が集っている1階の飲食フロア。焼酎を飲みながら寿司を食べたり、ワインと一緒にハンバーガーを食べたり、いろいろな楽しみ方ができるのも魅力的だ。

ちなみにクリスマスシーズンなどに4店舗が合同で、イベントを行うこともあるという。「WAREHOUSE 161」ならではの楽しみ方が、たくさん詰まっているのが、1階の飲食フロアなのだ。 

  

一階の一番奥には、共用のお手洗いと憩いのスペースがある




取材を終えて

取材中、三橋さんが、このような話をしていた。

「今後、古いものを壊して新しく建て替えるのではなく、リユースするのが社会的に主流となるでしょう。アイデアやモチベーション次第で、楽しく生まれ変わるのがリノベーションです。当社も自社のリソースを活用して、これからも付加価値のあるリノベーション建物をどんどんと提供していきたいと考えています」

「WAREHOUSE 161」は、さまざまな表情が調和をして、唯一無二の存在感を放つ建物であった。設計・不動産の2つの事業を手掛ける「横浜空間/株式会社ナイン・マンス」だからこそ実現できたと言えるだろう。同社が、次にどのような建物をプロデュースしてくれるのか、今から楽しみである。
 


横浜空間/株式会社ナイン・マンスのみなさん、ありがとうございました!
 

―終わり―

  

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  • 実家の近所なので幼い頃はバナナの出荷を面白く見ていました。いつの間にか飲食店が入っていたので驚いたのですが、このような事情だったのですね。昭和45年築ということは旧耐震の建物なのだけど耐震性は大丈夫なのかな?

  • バナナ倉庫時代 不定期で バナナなどの果物を販売していました 建物の前横に胸像があったけどどうなったんだろう?!

  • 取材ありがとうございます。バナナ倉庫だったとは知りませんでした。行ってみたいと思います。

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