横浜初で噂ゼロ? 横浜駅西口エリアにひっそりと存在する謎の「ハリネズミ専門店」でチクッと体験!?
ココがキニナル!
横浜に「はりねずみびれっじ」というお店が最近できたそうです!行きたいけど噂とかもなくて入りにくいです。良かったら調べてください。(れいちぇるさん)
はまれぽ調査結果!
「はりねずみびれっじ」では「見た目」も「性格」もさまざまなハリネズミ達と遊ぶことができる。その癒し効果は抜群だった!
ライター:関 和幸
ハリネズミに夢中の来店客にインタビュー
取材時には筆者と編集部ヒロセのほかに2組のお客さんがいた。
1組目のお客さんは横浜市内に住む木村博之(きむら・ひろゆき)さん(35歳)。カップルでの来店。ハリネズミと遊びたいと思ってネットで検索すると、こちらの店がヒットして来店したという。
感想は「針があるので、あまり触われないのかと思ったら意外と触れました。この子はキナコというオスで、自分から手を登ってきたり好奇心旺盛みたいです。かわいいっすね~」とのこと。
店内中央の砂場でハリネズミと遊んでいた木村さん
2組目のお客さんは友人同士で来店した崎原すみれ(さきはら・すみれ)さん(25歳)と髙橋奈々(たかはし・なな)さん(27歳)。
それぞれ横浜と東京在住で、やはりネットでこの店を発見。友達がハリネズミを飼っていることもあり、それで興味を持って来たそうだ。感想は「この子達、手の上で寝ちゃうんですよ。写真、いっぱい撮っちゃいました・・・めちゃくちゃ癒される~!」とのことだった。
ずーっと笑顔だった髙橋さん(左)と崎原さん
お店について・・・店名が「~~カフェ」じゃない意外な理由とは!?
たっぷりハリネズミと遊ばせてもらった後、いろいろと店長にお店のことを伺ってみた。まずはお店を作ったきっかけについて。
インタビューを受ける細江店長
もともと細江店長は自宅でハリネズミのほかにも、モモンガ、カメ、熱帯魚などさまざまな生き物を飼っていた。そしていつしか、生き物に関わる仕事をしたいと考えたそうだ。また繊細な生き物であるハリネズミがブームになり、安易に飼う人が増えたことも心配だった。
ハリネズミをよく知らずに飼うと、間違った飼い方をしてしまったり、「想像と違った」などといった理由で捨ててしまうこともあるからだ。
そこで飼う前のワンクッションとして、ハリネズミの生態について説明を受けながら触れ合える場所を作りたい・・・というのが開店の動機だったという。
店長の手の中にいるハリネズミは何だか安心しきっているようだ
もう一つユニークな理由として、生まれも育ちもハマっ子の細江店長には「東京にあるもの(=ハリネズミカフェ)が横浜に無いのは許せん!」という郷土愛もあった。そうして「横浜だけでなく神奈川県で最初のハリネズミ専門店・はりねずみびれっじ」は作られたのである。
店内受付の後ろにあるハリネズミ達の飼育ケース
各飼育ケースには、こんな表札が付いている
また、店の名前についても聞いてみた。
一般的に動物と触れ合える店は「犬カフェ」「猫カフェ」のように「動物名+カフェ」という名前が多い。しかしなぜか「はりねずみびれっじ」は「ハリネズミカフェ」を名乗っていない。
その理由は、なんと「ハリネズミカフェ」が商標登録されているためだそうだ。そのためにやむなく「ハリネズミ専門店」という名前にしているのだが、多くの人は「ハリネズミカフェ」でネット検索するため、認知度の点でかなり不利になっているという。
「ハリネズミ 横浜」なら検索トップに躍り出るが
現在、「ハリネズミカフェ 横浜」では同店のサイトはでてこない
そのほかの情報としては、店の営業時間はほぼ年中無休で平日と祝日は午前11時~午後10時まで。土日は午前10時~午後10時まで。料金は大人が30分850円、小学生以下が30分500円。ドリンク等は出ないが飲食物の持ち込みは自由。なおハリネズミは夜行性なので、18時以降はチョロチョロと激しく動くようになるそうだ。
飼育ケースの中から「こんにちは」(インスタ映えとはこういうことか)
取材を終えて
「ハリネズミ専門店・はりねずみびれっじ」は、まさに癒しの穴場と言える。ぜひ、ハードな仕事や精神的なストレスで疲れたときなどに立ち寄っていただきたい。ハリネズミ達の「つぶらな瞳」と「チクチクする針の刺激」に、きっと癒されることだろう。
また来てね
―終わり―
取材協力
ハリネズミ専門店・はりねずみびれっじ
住所/横浜市西区南幸2-19-2 第二土屋ビル3F
営業時間/(平日)11:00 - 22:00、(休祝日)10:00 - 22:00
定休日/不定休
https://harinezumivillage.jimdo.com/