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【横浜の名建築】横浜開港資料館旧館(旧英国総領事館)

ココがキニナル!

横浜にある数多くの名建築を詳しくレポートするこのシリーズ。第19回は、英国総領事館だった『横浜開港資料館旧館』は威信あふれた外観と質実剛健な室内という本格的な英国建築だった。

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ライター:吉澤 由美子

威厳に満ちた外観から一転、落ち着いた室内 (続き)

かなりの高さまでタイルが貼られ、その上は白壁だが、一番上のタイルには模様が彫り込まれていてアクセントになっている。


模様の彫られたタイルで帯状に飾られている


タイルは横浜都市発展記念館にもあったように、角の部分は曲げて焼いたものを使っていて、角に目地がこないようになっている。


曲げて焼いたタイルで角をカバー


正面玄関の両脇には、守衛などの係員が詰めていたと思われる小部屋があって、その片方は現在、電話室として使われている。


電話室にあるダイヤル式の電話が見学の小学生に大人気


玄関から入った先には、記念ホール(旧待合室)。


出窓風に張り出した部屋なので、窓が多く明るい


ここの床や天井、そしてシーリングファン(天井扇風機)は総領事館時代のもの。ファンは今も現役で動く。

この部屋まではいつでも見学可能。そろそろ紅葉もはじまって、庭や内部にも人がひっきりなしに訪れていた。



毎年6月に公開される記念室(旧総領事の執務室)

普段は公開されていないが、開港記念日に合わせて限定公開されるのが記念室。

総領事が執務を行った部屋で、狭くてシンプルなところにストイックな英国紳士らしさを感じる。

暖炉やシーリングファンは総領事館時代のものだが、置かれている家具は当時の時代背景に合わせて揃えたもの。


質実剛健な雰囲気が漂う執務室


部屋の隅には、幕末から明治時代にかけて活躍したイギリス人外交官アーネスト・メイソン・サトウ(Sir Ernest Mason Satow)の使っていたトランクが飾られていた。

そして壁には、表のドア上部から外された英国王室エンブレムがある。


圧倒的な存在感を放っている




横浜の歴史を見守ってきた、たまくすの木

中庭に植えられたたまくすの木は、江戸時代からこの地に生えていたもの。


中庭にあるたまくすの木


ペリー来航時に随行していた画家が描いた「横浜上陸」の右端の大きな木がこのたまくすだと伝わっている。


木のまわりに配された横浜の歴史を解説する説明プレート。これは「横浜上陸」の絵


大火や関東大震災などで大きな被害を受けながら、たまくすの木は根から新しい芽を吹き、再びこのような大木となった。


中庭には、日本最初の近代水道「獅子頭共用栓」の複製と、昔の道路側溝であるブラフ溝もある


たまくすの木は今も中庭で大きく高く葉を茂らせ、横浜を見守り続けている。



取材を終えて

横浜開港資料館旧館は、奥まった場所にある小ぶりの建物だが、じっくり見ていくと大英帝国の威信や質実剛健を旨とした英国紳士のイメージがそのまま形になって表れているように見えてきた。
 


赤く染まりはじめたツタ。日本大通のイチョウが色づきはじめているのも奥に見える


ただ、エンブレムを飾るためにデザインされた意匠の数々が、それをなくして沈んでいるように見えた。正面玄関に英国王室エンブレムを戻したところをいつか見てみたいと思った。
 

 
※記念室などは、特別な許可をいただいて撮影しております。


― 終わり―


横浜開港資料館 公式サイト
http://www.kaikou.city.yokohama.jp/index.htm

お問い合わせ先
横浜開港資料館
〒231-0021 横浜市中区日本大通3
TEL. 045(201)2100

開館時間:午前9時30分~午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始、資料整理日
入館料:大人200円、小中学生100円  団体(20名以上)大人150円、小中学生80円
※毎週土曜日は高校生以下無料

現在開催している企画展
港都横浜 近代日本のナビゲーター
2012年1月29日(日)
近代化に果たした横浜の先導的な役割を豊富な資料で紹介
11/23、12/11、1/14には展示解説
 

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  • 建築のことは、まるで知らない素人の人が書いた文章。子どもの遠足の後の作文みたいですね。もう少し勉強してから、取材に行ってはどうですか。

  • この建築レポートでいつも思うのですが、もう少し読んで建築の知識や蘊蓄になるきちんとした情報が欲しいです。

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