サクラの見頃が終わったら、次に楽しみな花はサツキとフジ。そこで、駅名に「藤」が入った田園都市線の藤が丘を今回のはま旅にチョイス。
　

藤が丘駅前のイチョウ並木

ゆったりした空気が漂う田園都市線・藤が丘駅周辺は、お洒落なショップも多いけれど、少し離れたら畑もあって、とれたて野菜も手に入る。そこで、今日のテーマは「ヘルシー＆スロー」に決定。

坂が多い街だからちょっと気合を入れて、日曜日の午後に藤が丘散策へ出発！
　

ノンビリした藤が丘駅前の様子とぬくぬくの陽射しがまぶしい

駅前のフジはもうすぐ見頃！

藤が丘という地名は、昭和41年に新しく決まったもの。昔はいたるところに野生のフジが群生していたことと、近くにあった冨士塚にちなんでつけられた。

そこで、駅前で絶対フジを見つけるぞと意気込んで見渡すとやっぱりあった！　駅前ロータリーにある噴水の手前につぼみをぎっしりつけたフジ。　
　

棚に仕立てられていないフジの木はちょっと珍しい

つぼみは小さなアルマジロのよう。これがあの優雅な花に変わるとは、なんだか不思議だ。
　

つぼみは少しほころびかけていて、見頃はもうすぐ

噴水の向こうには藤棚もあって、そちらも枝先に花芽が出ていた。
　

駅前にあるパスタ屋さんの前に藤棚

どちらのフジも花芽の密度がとても高く、満開時にはかなり見ごたえがありそう。

ふと横をみると、駅前の公園には斜面を利用したバラの花壇。「プリンセスミチコ」などさまざまな品種のバラが植えられていて、こちらも来月再来月あたりに楽しめそうだ。
　

駅前公園の歩道脇にあるバラの花壇

そして、イチョウの街路樹は新芽がいっせいに出始めていて、木の枝が黄緑色の靄（もや）に包まれているように見える。
　

芽吹いたばかりの葉もちゃんとイチョウの形

春本番を迎え、藤が丘の植物たちが勢いよく成長をはじめている。ということは、このあたりで採れた旬の野菜もどこかにあるはず。

食べ頃で収穫した採れたて野菜がいっぱい

線路沿いに東名高速道路入口近くまで歩くと、細長いせせらぎ公園の隣にJA横浜中里支店。ここには地元で採れた野菜を中心にした「ハマっ子」という直売所がある。
　

直売所は広い駐車場の奥
　

日曜日のお昼過ぎで、もう売り切れているものも多い

収穫してすぐ並ぶ野菜たちは瑞々しくて新鮮そのもの。
　

パツパツに張ったカブ。ピンとしたルッコラ
　

この季節だけのお楽しみ、菜の花。おひたしは春の味
　

横浜のブランド豚「ハマポーク」も売られていた

JA横浜・中里支店の岩澤健二さんによると、ここ数日でぐっと気温が上がってきて、いろいろな野菜がどっと出回り始めているとのこと。
　

朝7時に掘られたばかりのタケノコを手にした岩澤さん

今のオススメはタケノコ。タケノコは鮮度が落ちるとアクが増える。こちらのタケノコは朝掘りなのでアクが少なく、香りがいいらしい。

そして、これから夏に向けておいしくなる野菜はトマト。畑で完熟したトマトのおいしさは格別だ。
　

レジの上には生産者の写真展示。顔の見える安心食材
　

横浜市内で作られたお米まである！　その名も「さとじまん」

普段着でこの爽快感!!　バッティングセンター

ヘルシーな生活は、いい食材と適度な運動から。でも、ジムやボーリングではなんだかありきたりだしと思っていると、藤が丘にバッティングセンターがあるのを発見！

これだったら普段着で気軽にできるし、バットの芯に当てた時の爽快感はちょっと他では味わえない。
　

20年以上の歴史を持つ、新藤が丘バッティングセンター

駅から東急ストアのある方の坂を上った所にある「新藤が丘バッティングセンター」は、球速70キロ～135キロという幅広さが人気。
　

試合前の調整をここでという選手が多く、本格的な雰囲気

野球経験のあるメンバーを集めたチーム『YOKOHAMA Searex』を立ち上げたばかりの小林さんも、これから大和市で行われる試合前の最終調整を行っていた。そのかいあってか、Searexはこの日の試合で見事勝利を決めたらしい。
　

背が高く、足が速そうな小林さんは、外野を守り、打順は一番にして主将！

日焼けしたナイスガイのオーナー（残念ながら写真NG）によると、「70キロくらいだったら、初心者の女性でもじゅうぶん楽しめますよ」とのこと。女性一人でやってきて、100球くらい打っていくお客様もけっこういるらしい。
　

シンプルで渋めの打席に立つと気持ちが引き締まる

ここで汗を流してお腹が空いたら、目の前にあるパンの有名店「石窯館　もあ」でモッチモチのお惣菜パンを買い食い……。と思ったけれど、せっかく消費したカロリーが一瞬で吹っ飛んでしまいそうなのでここはガマン。
　

今日はヘルシーがテーマなので泣く泣く素通り