川崎の下野毛、どんな経緯でこの地名になったの?
ココがキニナル!
川崎の地名、下野毛、かなり恥ずかしい(てか、知り合いが「あそこには住みたくない」って言ってました)。なぜこんな地名になったのか調査して欲しいです。(せったーさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
野毛は崖を意味する語。昔、下野毛は世田谷区の野毛、上野毛と同じ村でした。それが別れて「下野毛」となって現在も地名として残っています。
ライター:吉田 忍
地名のいろいろ
「下野毛」=「しものげ」であるが、地名の読み方というのは難しい。
はまれぽ読者の皆さんをはじめ、東京や神奈川のほとんどの方々には「しものげ」と正しく読めると思うが、中には濁点をつけずに「しものけ」と読んでしまう方もいらっしゃるかもしれない。「下」を「した」なんて読んじゃうと、さらに大変なコトに。
下野毛は、多摩川沿い第三京浜の南側
何をバカなことを書いているのだ? と思われるかもしれないが、滋賀県守山市には「浮気町」という地名がある。
浮気町、どう読みますか? 正解は「ふけちょう」。
「ふけちょう出身です」と言葉で言うと、なんだか頭の「フケ」や「老け」を連想させるし、書類の住所欄に、浮気町と書くのは何か恥ずかしい・・・。
ここに結婚式場は絶対に似合わない。キャバクラはいいけれど。
長崎市女の都、これも実在の地名。「めのと」と読む。ここには「女の都病院」や「女の都小学校」だってある。女の都小学校はもちろん女子校…ではなく、普通の小学校。
「女の都病院」・・・なかなか快適な入院生活を過ごせそうではないですか。
そして、下野毛。一般的に地名のついた店というのはよくあるけれど、美容院などはここの地名をつけにくいでしょうね。「下野毛美容室」「下野毛理髪店」・・・。昔風に「パーマ下野毛」なんてのは、ものすごい店名になっちゃう。あ、元から天然パーマか。
なんだか、よけいにバカ話になってしまった。反省。
閑話休題、とにかく行ってみるべしと下野毛を散策してきたのでご報告。
下野毛散策
下野毛の最寄駅は、JR南武線「武蔵新城」駅で、徒歩20分ほど。東急田園都市線「高津」駅や東急東横線「武蔵小杉」駅からバスに乗れば「下野毛」というバス停がある。
下野毛バス停
下野毛にはクノール食品の川崎工場や、日本通運の倉庫、そしてキヤノンの玉川事業所など、大きな工場や倉庫があり、そして数多くの町工場と民家が混在する町。
広大なクノール食品川崎工場
日本通運の大きな倉庫
多摩川沿いにあるキヤノン玉川事業所。ちなみにキヤノンの「ヤ」は大きいのが正解
裏道を歩くと町工場と民家が混在している
準工業地帯として発展してきた地域。このような看板が数多くある
さて、下野毛に住んでいる方はその地名をどう感じているのだろう?
唯一見つけたコンビニでお話をうかがった