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都筑区中川の老馬鍛冶山不動尊の下にある滝は何?

ココがキニナル!

都筑区中川3丁目14にある、老馬鍛冶山不動尊の下にある滝?の事を詳しく知りたいです。(たろーさんさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

古くからある湧き水で、不思議な力があるとして保護されてきた「霊泉」です

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ライター:川邉 絢一郎

中川の住宅地に滝がある?



都筑区中川といえば、港北ニュータウンの一角にある住宅地。
滝が流れるほどの秘境みたいな場所が存在するのだろうか? 

今回のキニナル投稿を受けて地図で事前調査をしてみたところ、「老馬鍛冶山不動尊(ろうばかじやまふどうそん)」という場所は存在するが、滝のことは書かれていない。これは現地に行ってみなければわからないだろう。そこでさっそく現地へ向かった。
 


これが問題の老馬鍛冶山不動尊だが、滝は見当たらない


老馬鍛冶山不動尊は、青葉区荏田と都筑区中川の区境に位置し、横浜市営地下鉄ブルーライン・中川駅から10分ほど歩いた住宅地にある。

投稿にあった写真と同じように竹管からは水が絶えることなく湧き出ており、その上には2体の像が見下ろすように立っている。しかし、どこからどう見ても滝とは思えない。


絶えることなく水が湧き出ている


周りに立てられた看板によると、この滝は「霊泉の滝」と呼ばれているらしく、「一度沸かしてから飲むように」との注意書きがある。
 


沸かして飲まなければいけないらしい
 

喘息などにも効果があるとされている




管理者にインタビュー



周辺住民への聞き込みによると、霊泉の滝に関しては老馬鍛冶山不動尊の管理者である大久保太市さんが一番詳しいとのこと。そこで早速、大久保氏に話を伺った。
 


管理人の大久保太市氏


同氏によれば、老馬鍛冶山不動尊は江戸時代から念仏講(地域の民間信仰)が行われてきたらしい。干ばつがあっても水が枯れず、また病気の治癒に効果があるとされているので霊泉とも呼ばれているそうだ。

滝の上にあった古い不動尊は滝不動尊と呼ばれ、明和(1764~1771年を指す元号)の文字が刻まれている。それが正しければ、今から200年以上前に作られたものだということになる。顔が削れているのは、風化の影響もあるが、関東大震災の時に滝壺に落下してしまったのが原因とのこと。
 


古い像は顔が削れてしまっている


また同氏は、港北ニュータウンの開発により不動尊の存続危機があったと語る。「公団(住宅・都市整備公団)に『人工の滝をこちらで作るから場所を動いてくれ』って言われたけどね、駄目だって言ってやったんだ」とのこと。

老馬鍛冶山不動尊は、現在も念仏講の講員によって管理されている。多いときには14、5人いたメンバーも、現在では大久保氏含めて3人のみ。昨今では、賽銭泥棒もいるようで不動尊の維持にも苦労しているようだ。



取材を終えて



老馬鍛冶山不動尊の下にある滝とは、古くから地元の人々に信仰されてきた由緒正しい湧き水のことだった。

一時は港北ニュータウンの土地開発により存続の危機があったようだが、霊験を信じている地元の人々により昔と変わらず現状を維持している。

いまの現代社会において、公団のように「水道を使った水でも変わりないだろう」と考えることが合理的なのかもしれない。しかし、古くから地元住民の手によって大切に守り続けられてきた、歴史あるものをそう安易に無くしてはならないのではないだろうか。今一度、民間の信仰や歴史などを考え直していくべきだ。


―終わり―
 

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  • いま初めてこの記事に気が付きました。都筑区内の「名所」の一つです。大久保太一さんがお元気な時の姿に接し、嬉しく思いまあした。長年にわたり滝を守ってくださりありがとうございました。

  • 近所に住んでおりますが、どこから流れてくる水なのか不思議です。どなたかご存じないですか?

  • 『人工の滝をこちらで作るから場所を動いてくれ』そんなことを言われても守られてきたのですね。すごい。学校教育に地元の歴史を、という話で歴史的にエライ人の話ばかりが盛り込まれた資料を読んだことがありますが、こうした「滝」の存在や、それを守っている人たちの存在、守る意味などをしっかりと教えてほしいと思った。と同時に、こうして大人が知れる機会をくれて、はまれぽさん、ありがとう。

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