浅間町の一体何屋なのかわからない食堂に突撃!
ココがキニナル!
皆楽亭という食堂が常連のお客さんが煮物だとか魚の煮付けだとかたのんでておでんの鍋もありおよそラーメン屋という感じなし。一体何屋なのか気になる(しげさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
13年前に中華メインのラーメン屋から「中華メインの総合型食堂」にスタイルを変えた「皆楽亭」。家族経営のアットホームな雰囲気と絶妙な味に至福
ライター:クドー・シュンサク
ラーメン屋におでん鍋。確かに違和感と不自然。「怪獣山岸」に「ベーグルサンド」くらい痛恨の違和感と不自然である。
「なあ、そう思うよな」と怪獣に尋ねると「サーモンとぉ~クリームチーズのサンドォ、好きですけどぉ~。よく食べますよぉ~。ぺろ~」とほざいた。
拳銃あったら撃つよ。
創業47年西横浜「皆楽亭」
相鉄線西横浜駅から歩いて7~8分。ステーキ大作戦からは徒歩5分ほど。浅間町車庫の交差点に位置するなんともメニューに違和感があるという中華料理店「皆楽亭」。
発見
近づいて
なるほど
オーソドックスな中華メニューや定食、カレーなどがあるのはわかった。ただ、外のメニューを見る限り、煮魚やおでんは見当たらない。中へ入って確かめることに。
では
おっとぉ
週末の昼時を過ぎた時間帯ではあるが、お客さんの入りがある。店に入った瞬間、後ろからまた新規の客が2組も。店主らしき方が「お兄さん、取材の人ね。ここのカウンターの端に座って少し待ってて」とご丁寧に招いてくれた。
少々、座って待つことに。ちょっと店内を見渡してみた。
あった
焼き魚にコロッケ
もつ煮込みもある
「これは・・・中華の店で、定食はいろいろやってる、というかんじでいいんですかね」と店主の方に尋ねた。回答は「そうですね。(笑)そのまんまです。中華メインの総合型食堂です(笑)」。総合型食堂。総合格闘技みたいでいい言葉。
中華メインで
中華(立ち技)と和定食(寝技)が並ぶ
町の定食屋でラーメンやチャーハンがあるところは知っているが、本格的な中華な店に焼き魚や煮物があるのは初めての出会い。
しばしお店が落ち着くのを待っていると「お昼食べてきました? ウチの味噌ラーメン、よかったらどうですか?」と厨房の優しい雰囲気の女性からのお言葉。いただくことにした。
カウンターには中華以外で13種類のおかずが並んでいる
居酒屋レベルだな
少し落ち着いた様子だったので、なぜこういうスタイルにしたのか店主の方に尋ねてみた。まず、「皆楽亭」は現在蒲田の梅屋敷とアメリカのカリフォルニア州と西横浜に計3店舗あるという。すべてご親族の経営。
以前、鶴見の産業道路の近くに店がもうひとつあり、そこの「皆楽亭」がドライバーの多い界わいの「しっかり食事を取りたい」客層に合わせ、中華のほかに和定食を提供してみたところそれが大当たり。それを参考に、13年前、ここの店を建て替えした際に和定食やおでんを提供するスタイルに変えてみたとのこと。
「皆楽亭」店主の館林正博(たてばやしまさひろ)さん
鶴見の店は20年前に始めて7年前に閉店。ここ、西横浜の「皆楽亭」は1967(昭和42)年の創業で47年間こだわりの味を作り続けている。店員はすべて館林さん家族。アットホームなやわらかい雰囲気も良い。
ここで、「皆楽亭」の看板メニュー、皆楽味噌ラーメン(800円)が運ばれてきた。
じゃーん
運ばれてきてテーブルに置かれた瞬間から漂う味噌と野菜とバターの香りが、すでに鬼のように美味そう。
いただきます。